『桜降る代の神語り』第40話:滲む平穏

2017.11.03 Friday

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     こうして闇は蠢き、世界は塗り変わった。
     気づいた者もいる。気づかなかった者もいる。多くは後者であり、天音揺波もその一人だ。
     目の前で倒れたハガネこそが、彼女にとってその時一番重要だったんだからね。

     

     幸いにしてハガネは数刻のうちに回復し、問題なく歩けるようにはなった。
     それでもこの現象は二人にとって謎でしかなく、解を求めるのは必然と言えよう。
     ハガネはそれを、知己の賢人であるオボロに求めた。図らずとも天音揺波の歩みは、確かに忍の里への帰路と相成ったわけだ。
     そして同日、近くの町へ辿り着いた彼女の一幕を語ることにしよう。

     

     


    「ゆりりん……」
    「……はい?」
    「そっちのお団子一個ちょうだい!」

     

     揺波の味噌餡団子に好奇の目を輝かせていたのは、けろっとした様子のハガネだった。
     御冬の里の手前に位置するこの町は、雪景色が日常となる地域に向かう最後の宿場である。宿場と言っても北行きの人間はそう多くないため、中心街に旅籠がいくらか並んでいるだけで、少し外れたところへ目を向ければ、川を挟んで南北に別れただけの普通の農村である。
     宿のあてをつけた揺波は、茶屋の軒先で、この町おすすめの団子をハガネに振る舞っていたのであった。

     

    「じゃあハガネさんの草団子と交換っこしましょう」
    「やった! じゃあ……はい」

     

     

     三つのうち一つ食べてしまった草団子を揺波に差し出すハガネ。彼女の装いは、揺波と決闘した際のそれではなく、揺波と並んで違和感のない程度に着崩した、どこにでもいるような村娘の格好である。巨大な鉄槌もなければ、左手の篭手もない。
     揺波はちょっと迷ってからがぶりと食らうと、白い生地の中に味噌餡の包まれた団子を、同じようにハガネへ差し出した。ハガネは、中途半端に噛んだせいで垂れた餡を手で受け止めつつ、最後まで頬張る。

     

    「うーん……初めて食べたけどなかなかだね」
    「ですよね! みたらしとは違った甘じょっぱさがまた癖になるんですよ。このあたり、いっぱい田んぼがあったので、きっといいお米で作ってるんでしょうねぇ」
    「そうだねー。ぱっと見ても良さそうな土地だし、美味しいのも納得!」

     

     からからと笑うハガネにつられ、揺波も顔を綻ばせる。
     そんな中、串に一つだけ残った揺波の団子に、桜色が差した。

     

    「あれ、ぽわぽわちゃんも食べたいんですか?」

     

     問う揺波をよそに、光は団子の様子を窺うように行ったり来たり。表へ裏へ覗き、そっと近づいて触れたと思えば、輪郭を大小させていた。
     どうも食事はできなさそうなそれに苦笑しながら残りの団子を口に運んだ揺波に対し、ハガネはその忙しない光球を温かい眼差しで見つめていた。

     

    「ぽわぽわちゃん……って言うの? その子」
    「そう……ですね。わたしが勝手に呼んでるだけなんですけど。この子のこともよく分かんなくて、オボロさんに聞いてみようと思ってるんですよね。ハガネさんは、この子のことどう思います?」

     

     それにハガネは、んー、と指を口元に当てて考えてから、

     

    「ずるい」
    「……決闘のときは、その、ごめんなさい」


    「あはは、冗談だよ。でも、悪い気は全然しないなあ、ぽわぽわちゃん。むしろ……なんていうか、親近感を覚えるんだよね。近くにいると安心するっていうか……そうだねー、メガミっぽい? じゃないかな」
    「随分とあやふやですね……」
    「まあ、仮にメガミの力だったとしても、知らないメガミのだろうしねー」

     

     最後の一つを歯でこそぎとるように収めたハガネは、串を弄びながら続ける。

     

    「あたしの一撃を打ち消したあの力、知ってる誰のとも違ったし。――どっちにしろ、今のあたしに分かるのは、その子がいい子ってことだけかな。桜の根で寝てるときみたいな暖かさがする。そんな子が悪い子なわけないよね」
    「おぉ……よかったですね、ぽわぽわちゃん! ハガネさんのお墨付きをもらいました!」

     

     喜ぶ揺波の頬に、当の本人は団子を容赦なく食った恨みとばかりに体当たりを繰り返していた。綺麗に食べ終わった団子の串で応戦の構えを取る揺波にも、果敢に攻め入る。えいやえいや、と振るわれる串の剣を機敏な動きで避けていく。
     遠目に見ている分には、ひらひら舞う小鳥と微笑ましくちゃんばらごっこをしているようになんとか見えなくもない光景。ただ、通り沿いでそれをする揺波は、弱った姿で騒ぎになってはまずいから、とハガネが変装したことなどとうの昔に忘れているようである。

     

     と、

     

    「ミコトが逃げただぁ?」
    「……?」

     

     呆れた男の声が、揺波の耳に入った。店内からである。

     

    「じゃあ今年はどう水引くか、どうやって決めたんだ? 代役もおらんだろうに」
    「そりゃあ、戦わずして勝った我ら北が優先よ。んだから、うちらとしては悪い気にはならんのだけども、祭は白けちまってなあ。皆早々に帰っちまってよ。本当だったら今頃宴会の支度さ忙しいはずだのに、こうしてオレも湿気た面、店に並べとるわけ」

     

     答えるもう一方の男の声は、ここの店主のものであった。彼は、先の男とは違い、その声音には呆れではなく、怪訝を多分に含んでいた。
     北の地は南ほど決闘文化の衰退は見られず、村々の争いの解決に決闘が用いられることはまだ多い。それが伝統として根強く残っている地域も存在しており、行事の一つとしてお祭り騒ぎになることも珍しくない。

     

     もちろん、揺波にとって決闘から逃げるなど言語道断である。彼女にしてみれば、天音のために戦っていた時期に、その役目を放り出して逃げるようなもの。憤りもそうだが、何よりもったいないという意識も先に出る。
     ただ、そうやって心の中で憤慨していると、

     

    「あいつ、今朝まであんだけ調子良いこと言ってたのに、いざ、ってぇときに急に逃げやがって、いっそ気味悪ぃよ。二年連続でうちのを負かした勢いはどこ行っちまったってんだ」

     

     からん、からり、と。
     それは、ハガネの手から、串が椅子へ、そして地面へ落ちた音だった。

     

    「落ちましたよ?」

     

     拾い、皿に戻した揺波は、ハガネからなんの反応もないことを、ややあってから悟った。

     

    「ハガネさん……?」

     

     そして、訝しがりながら顔色を窺う。
     その眼差しの先にあったのは、確かにハガネではあった。でもそれは、快活さを溢れさせた童女の姿ではなかった。
     目を開いたまま、定まらない焦点で地面を見続けるハガネは、談笑していたのが嘘のように無表情が張り付いていた。だがそれも、内から湧き出る感情を圧し殺しているように力んでいて、事実、溢れた何かは強張った肩に否応なく現れていた。

     

    「あの、大丈夫ですか……?」
    「ぁ――う、うん、大丈夫!」

     

     肩を揺すろうとした揺波の手が届くより早く、ハガネは元の笑顔を見せる。
     これでもハガネは一応病人のような立場である。揺波はそれが分かっているから、また倒れるんじゃあないかと心中穏やかではなかったが、太陽のような笑顔を見せられては不安も晴れるというものであった。
     だが、その太陽の陰、腿の上で握られていた小さな拳の微かな震えを目にすることは、揺波にはできなかった。

     

    「お団子食べれば元気いっぱいですからね! でも、そろそろ日が落ちて寒くなってきましたし、お宿に戻りましょうか。病み上がりなんですから、今夜は暖かくして寝ないとですね」
    「うん……」

     

     気のない返事を待たず歩き出す揺波の後ろを、ぎこちない笑顔のハガネが続く。

     

    「まあ、ぽわぽわちゃんのことはオボロさん頼りということにしちゃいましょう。寄り道しなかったらそんなにかかりませんから、あれこれ考えるより歩くほうが先です。――あっ、そうだ。ぽわぽわちゃん、一緒に寝るとほのかに暖かくていいんですよ! 今晩貸してあげます!」
    「あり、がと……」

     

     応えるハガネの意識は、もう揺波に向いていなかった。いや、向けようとして、どうしても頭から離れない想像に遮られていた。
    自分の首を大斧で分かたれるような、そんな悪寒。
     そして、それが比喩にしては気持ち悪いほどに的を射ているかもしれないという、予感。
     大地を見つめながら揺波を追うハガネには、その背中を呼び止めて、自分を襲う嫌な想像を聞いてもらうことなんてできなかった。

     

     地面に転がった石へ手のひらを翳したところで、今の彼女には満足に動かせない。じとり、と滲んだ脂汗が冷えるだけで、数刻前に地面を耕していたのが嘘のよう。
     微かな力を与えられて震える小石は、まるで今の無力な彼女そのものだった。
     大いなる大地の力で様々な些事を振り払ってきたハガネは今、見た目通りの童女でしかないのだ。

     

    「…………」

     

     けれど、小さく下唇を噛むハガネは、自身でそれを分かっている。分かっていて、そうであって欲しくないという矛盾した想いもまた、抱えていた。
     今、自分は、メガミは――いや世界は、前代未聞の事態に見舞われているのではないかと。
     この矮小な顕現体を捨てて帰ることに恐ろしさを感じるほどの何かが、起きてしまっているのではないかと。

     

     いずれにせよ選択肢を持たないハガネは、いつの間にか開いていた揺波との距離を、小走りに詰める以外にできることはなかった。
     駆け出すその一歩が、小さな身体に、とても重く感じられた。

     

     


     彼女らの旅は、表面上では穏やかで楽しげなものである。
     しかし、轟く影は静かに忍び寄り、彼女らの足元をじわじわと腐らせている。
     目指すは再び忍の里。そこで得られるのは、安堵か、平穏か、それとも……?

     

    語り:カナヱ
    『桜降代之戦絵巻 第四巻』より
    作:五十嵐月夜  原案:BakaFire 挿絵:TOKIAME

     

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    錦秋の大交流祭レポート

    2017.11.03 Friday

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       こんにちは、BakaFireです! 時が流れるのは早く、もうじき『第弐拡張』環境にも終わりが近づきつつあります。『第参拡張』がやってくるのです。とはいえ、それについてのニュースはゲーム関連記事の方に任せることにして、こちらでは別の話をしましょう。
       
       『第弐拡張』環境の終わりが近づくならば、決算が必要です。そう、過ぎたる2017年10月29日。名古屋で『第弐拡張』環境の総決算にあたる大規模大会が開催されました。本日はそちらについてのレポートを書かせて頂きます。

       

      会場全景、多数のご参加に感謝!

       

      上位賞のアクリルフィギュアも大発生中だ!

       

      当日サプライズ! TOKIAME先生がイラストペーパーを描いてくださいました!

       

       当大会は定員64名という大規模なイベントであり、本作では初めての試みとなりました。ありがたいことに予約も満員御礼となり、いつも応援を頂いている皆様には感謝以外ありません。残念ながら当日は台風の影響もあり、何名かお越しになるのが難しくなってしまいましたが、それでも59名(1名は大会不参加)の方にご参加いただきました。改めて、お礼申し上げます。
       
       それでは早速、レポートを始めましょう!

       


      開幕から激戦と混沌の連続!

       

       後ほどのメタレポートでも詳しく述べさせて頂きますが、今大会はこれまでと比べて最良と呼ぶにふさわしく、多彩な構築がひしめき合う激戦の場でした。特に、こと三拾一捨を用いた環境となると相性に関する問題も緩和されるため、全てのメガミに勝利の機会が存在します。ゆえに大半の試合で圧倒的な有利不利が存在せず、1回戦から激戦の連続となりました。
       

      1回戦開始! 熱い戦いの始まりです!

       
       ゲームとしての熱い盛り上がりだけではありません。すべての皆様の試合以外での活動もイベントを大いに盛り上げてくださいました。申し訳ないながら、私が目撃した範囲となってしまいますが、魅力的な写真たちも紹介しましょう!

       

      全国大会決勝でも使われた。月見里さん作の光る桜花結晶最新版! 次の大規模大会では完全体になるのか!?

       

      光る桜花結晶を利用してリアルミコトが誕生したぞ!

       

      歯車入り造花結晶、これは美しい!

       

      これもかなりいい感じ! こういうグッズ作りたいですね。どう思いますかにじよめちゃん。

       

      ゲゲェーーッ!何だこいつらはァーーーッ!?

      (大会はこのような方向性の方々ばかりではありません。初めての方も安心してご参加ください)

       

      いつも素敵なアイテムを自作される旭辻さん。今回は毒の登場です。しかしこれが……

       

      現地、名古屋のとんでもない毒使いとコラボしてしまったァーーーッ!!

       

      準決勝は独特のゲーム展開に

       

       そして戦いは進み、4回戦。ここまでで全勝なのはキリカさん、赤 傘くるるーん☆ひらきましたっ!さん(以下、読みづらいので赤さんとさせて頂きます)、ひいらさん、エンデさん、あかさきさん、そねさん、まやんさんの7名となりました。そして激闘の末、準決勝へと歩を進めたのはそねさん、赤さん、まやんさん、エンデさんの4人です。
       
       準決勝第一試合はそねさんと赤さんの対戦です。そねさんはヒミカ/オボロ/サイネ、赤さんはユリナ/オボロ/ユキヒで、三拾一捨の結果ヒミカ/オボロとオボロ/ユキヒでの対戦となりました。
       
       ここでそねさんが構築したのはヒミカ/オボロが隠し持つ強力な勝利ルートである遠距離ロックデッキでした。「壬蔓」と「ヴァーミリオンフィールド」のコンボで間合を離し続け、その間に「レッドバレット」を「生体活性」してダメージを稼ぎます。
       
       オーラが少なくなりがちで、油断をすると逆転を許してしまう繊細なロックデッキですが、そねさんはみごとに橋を渡り切りました。ロックを維持し、そねさんの勝利となります。

       

      間合は5を維持し、逆転の攻撃を許しませんでした。
       


       準決勝第二試合はまやんさんとエンデさんの対戦です。まやんさんはユリナ/ユキヒ/サリヤ、エンデさんはトコヨ/ユキヒ/サイネで、三拾一捨の結果ユリナ/ユキヒとユキヒ/サイネでの対戦となりました。
       
       まずはお互い中距離戦を選び、そこから近距離戦へと転じていきます。エンデさんの「薙斬り」「八方振り」をまやんさんは「しこみばり」「斬」で返してライフレース。
       
       まやんさんのライフ5、エンデさんのライフ4のタイミングでまやんさんが傘を開き、近距離戦への移行を強く主張。そこで返しのエンデさんはオーラを削りながら一気に後退。圏域で場を支配しにかかります。まやんさんのオーラは0なので、これは足が止まる――
       
       そう誰もが思うような痺れるような強手。しかしこれは私を含む全員の予想を裏切り、悪手に働きます。まやんさんはそこから3ライフを失いながら前進を強行。そのまま「ゆらりび」を打ち込み、エンデさんのライフを全て削り切りました。
       
       オーラが3で、まやんさんが「たぐりよせ」でなく「もぐりこみ」を引いたため「音無砕氷」で止められず、「ひきあし」は捨て札。全ての条件が整った絶好の機会でした。大胆にして繊細なリーサルルートを見事に見抜き、まやんさんの勝利です。

       

      突然の死。想定外の角度から、刹那の決着が訪れます。

       

      決勝、全てをぶつけ合う大熱戦!

       

       そしていよいよ決戦の時です。決勝はそねさんVSまやんさん! そねさんは関西からの遠征で、まやんさんは地元名古屋のプレイヤーです。三拾一捨の結果、そねさんはヒミカ/サイネを、まやんさんはユキヒ/サリヤを宿すことになりました。
       

      決勝戦、開始!


       戦いは静かに始まります。お互い中遠距離から打点が入りうる組み合わせゆえに、致命傷とならないよう両者警戒しつつ歩を進めます。全体の流れとしてはそねさんが「薙斬り」「八方振り」「シュート」で攻めるのに対し、まやんさんが「Turbo Switch」「もぐりこみ」などで守る展開となります。
       
       勝負が進むにつれ、互いのデッキの概要が見えてきました。そねさんはヒミカというよりはサイネを中心としたビートダウンデッキ。それをまやんさんの0間合近くを狙うコントロールデッキが迎え撃ちます。
       
       そねさんは定期的にライフにダメージを通しますが、多くの攻撃を防がれ、さらにカードを引いている分再構成が速いためにライフレースは互角です。そんな中でコントロールを成立させつつあったまやんさんが「たぐりよせ」をライフに当て、ライフでも有利を取ります。間合も0から2を的確に動かし、まやんさんが場を支配しつつありました。
       
       そこでそねさんが動きます。長考の末、再構成を選択。そして「スカーレットイマジン」「バックドラフト」から「響鳴共振」! まやんさんはオーラを4にしてケアしていましたがものともしません。守りを崩すとともに間合を戻し、攻撃の大チャンスを生み出しました。
       
       その1ターンは歴史的と言えます。「バックステップ」で山札を引き切ったそねさんは「薙斬り」「八方振り」「シュート」「律動弧戟」で攻め、まやんさんは「もぐりこみ」「Turbo Switch」で応戦します。そねさんの攻撃は見事すぎるほどに正確ですが、対するまやんさんの防御も堅牢。結果として、そねさんは残り1ライフを削りきることができませんでした。この精密で高度な撃ち合いを、最善手で渡り切ったお二人には拍手以外有りえません。
       
       ライフはそねさん3に対してまやんさんは1。しかしそねさんは全てのリソースを使い切っています。まやんさんが前進しつつコントロールをやり直し、素撃ち「Omega-Burst」から「Waving Edge」「Alpha-Edge」でライフを削り1対1へ。
       
       そして最後の激突です。そねさんは「足運び」「薙斬り」でオーラ有利を取りますが、まやんさんが返しのターンで「もぐりこみ」「Turbo Switch」そして「ゆらりび」がそねさんのオーラを全て削り取り、焦燥をライフへと通します。決着!!
       

      ライフ1を巡る大熱戦の末、最後に立っていたのはまやんさんです!


      革命の時代、地方の躍進

       

       こうして戦いは終わり、見事にまやんさんの優勝で幕を下ろしました。おめでとうございます! まやんさんには現在存在する全てのPRメガミタロット、PR集中力カード、そしてTOKIAME先生描きおろしの色紙が贈られました。さらに、4勝1敗以上の全員にアクリルフィギュアと、PR集中力(シンラ)が贈られました。
       
       

      上位全員で記念撮影!

       

      錦秋の大交流祭

       

      優勝
      まやん
      ユリナ/ユキヒ/サリヤ

       

      準優勝
      そね
      ヒミカ/オボロ/サイネ

       

      上位賞(4-1)
      エンデ
      トコヨ/ユキヒ/サイネ

       

      赤 傘くるるーん☆ひらきましたっ!
      ユリナ/オボロ/ユキヒ

       

      tot
      ユリナ/オボロ/サイネ

       


      トコヨ/シンラ/クルル

       

      つきのみち
      ユリナ/トコヨ/オボロ

       

      マーサ
      ヒミカ/サイネ/サリヤ

       

      抜け忍@この戦いをチカゲに捧ぐ
      サイネ/チカゲ/サリヤ

       

      ふぇりる
      ユリナ/サイネ/サリヤ

       

      kyo
      トコヨ/サイネ/サリヤ

       

       今大会は地方の躍進と、戦乱の幕開けを感じられます。思い返せば7月の全国大会。準決勝こそ関東と関西の対決となりましたが勝利したのは共に関東で、決勝は関東同士となりました。さらに言うならば名古屋からの本戦進出者は数えるほどしかいなかったのです。
       
       それに対して今回のベスト4は関東1、関西2、名古屋1、そして決勝は関西と名古屋になり、名古屋が優勝となりました。試合を観戦していても、関西や名古屋のプレイヤーは明確のレベルが上がっており、もはや関東が頂点である時代は終わったと感じられました。
       
       しかし関東からの上位入賞者も十分に存在し、関東が抜かれたと断じるのは短慮に過ぎます。むしろこれは、戦乱時代の幕開けなのかもしれません。これからも各地で交流しつつ腕を磨き、そして次の全国大会でこそ、本当の決着をつける時がくるのかもしれない。そんな予感を感じさせる決着となりました。

       

      メタレポートの時間ざんすよ

       

       最初にお伝えした通り、今大会はこれまでで最も多様な構築が見られ、こと三拾一捨の環境としては最善の形を大きく更新したと言えるでしょう。データとしてメガミの使用状況と、上位率(4-1以上)をご覧いただきましょう。

       

      使用メガミ一覧

       

      ユリナ/ヒミカ/サリヤ    1
      ユリナ/トコヨ/オボロ    1
      ユリナ/トコヨ/シンラ    5
      ユリナ/トコヨ/ハガネ    1
      ユリナ/トコヨ/チカゲ    1
      ユリナ/オボロ/ユキヒ    1
      ユリナ/オボロ/サイネ    5
      ユリナ/オボロ/ハガネ    2
      ユリナ/オボロ/チカゲ    1
      ユリナ/オボロ/クルル    1
      ユリナ/オボロ/サリヤ    1
      ユリナ/ユキヒ/サイネ    1
      ユリナ/ユキヒ/チカゲ    1
      ユリナ/ユキヒ/サリヤ    3
      ユリナ/シンラ/サイネ    2
      ユリナ/サイネ/サリヤ    2
      ヒミカ/オボロ/シンラ    1
      ヒミカ/オボロ/サイネ    1
      ヒミカ/オボロ/ハガネ    1
      ヒミカ/オボロ/クルル    1
      ヒミカ/ユキヒ/サイネ    1
      ヒミカ/ユキヒ/ハガネ    1
      ヒミカ/サイネ/サリヤ    2
      ヒミカ/チカゲ/サリヤ    1
      トコヨ/オボロ/サイネ    1
      トコヨ/ユキヒ/サイネ    1
      トコヨ/ユキヒ/ハガネ    1
      トコヨ/シンラ/クルル    1
      トコヨ/サイネ/クルル    3
      トコヨ/サイネ/サリヤ    1
      オボロ/サイネ/ハガネ    1
      オボロ/サイネ/チカゲ    1
      オボロ/サイネ/クルル    2
      オボロ/サイネ/サリヤ    1
      ユキヒ/シンラ/サリヤ    1
      ユキヒ/ハガネ/クルル    1
      ユキヒ/ハガネ/サリヤ    1
      シンラ/サイネ/サリヤ    1
      シンラ/チカゲ/クルル    1
      サイネ/チカゲ/サリヤ    1
      サイネ/クルル/サリヤ    1

       

      メガミ使用率・上位率

       

      使用人数 使用率 上位人数 上位率
      ユリナ 29 50% 5 17%
      ヒミカ 10 17% 2 20%
      トコヨ 16 28% 4 25%
      オボロ 22 38% 4 18%
      ユキヒ 13 22% 3 23%
      シンラ 12 21% 1 8%
      サイネ 28 48% 6 21%
      ハガネ 9 16% 0 0%
      チカゲ 7 12% 1 14%
      クルル 11 19% 1 9%
      サリヤ 17 29% 5 29%

      上位率=上位人数÷使用人数×100(小数点以下四捨五入)

       

       今大会での最大勢力はユリナ/トコヨ/シンラとユリナ/オボロ/サイネとなりました。ユリナの安定性は依然として衰えておらず、最大の使用率を保ち続けています。しかし、上位率はもはや高くはなく、最善の選択かどうかは疑問が残ります。
       
       これら2つの組み合わせは同じユリナ軸のように見えて、全く異なります。前者はコントロール&コンボとしていずれも機能し、後者は何が何でもビートダウンを仕掛けるという強い意志が感じられる構築です。しかし前者は上位に残らず、後者も上位1名と、これまた正しい選択だったかは疑問です。
       
       使用率としてはオボロの躍進は特筆すべきでしょう。これまでは負け組に甘んじ続けていましたが「忍歩」に大きな上方修正を受け、今大会ではメタの一角を担うに至りました。下方修正を受けたトコヨもまた、高いコントロール能力で存在感を示し続けており、断定にはまだ早いものの、これらの調整は正しく働いていると感じられます。
       
       上位率をみると、サリヤの再評価が最大の注目点です。プレイヤーが慣れるにつれて評価を下げていったメガミでしたが、多くのメガミとかみ合う柔軟性は三拾一捨では追い風に働きます。また、カードパワーの高さも見逃すべきではなく、今大会を踏まえて再評価すべきメガミと言えるでしょう。
       
       そのほかにも見るべき点はありそうですが、長くなりすぎるためこのあたりにしておきます。あとは、皆様の評価にお任せすることにしましょう。

       

       

       これにて今回の大規模大会も終わりとなり、『第弐拡張』環境もひと段落となります。しかし本作そのものはまだまだ続きます。勿論来年にはさらなる大規模大会を予定しておりますよ! それでは、次の大規模大会でお会いしましょう!

      新たなメガミと原点に回帰

      2017.11.03 Friday

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         こんにちは、BakaFireです!

        時は流れ、ゲームマーケットまで1か月となりました。ええ、お察しの通りです。いよいよその時が参りました。

        先週末、10月29日に『第弐拡張』環境の総決算とも呼べる大規模大会が開催されました(もちろん、そちらに関するレポートも本日掲載されておりますので、宜しければいかがでしょうか)。そしてひとつの環境は終わりに近づき、次の環境が近づいてきます。ええ、今こそ『第参拡張』の話を始めましょう!

         


        原点を総べて塵へと還せ

         

         そして当然、本日は新たなメガミを紹介いたします! このやりとりも飽きてきたかもしれませんが、例の如く彼女の活躍はストーリーですでに描かれていますもちろん、他のプレビューカードもありますとも!

        公式ストーリー『桜降る代の神語り』は無事に第二章が完結し、ひとつの因縁とふたつの旅が決着となりました。しかしその先にはまだ見ぬ世界、第三章が広がっているのです。丁度よい機会ですので、完結している第二章をまとめ読みしてはいかがでしょう。最初から読むのであればこちらを、第二章の最初から読むならばこちらをクリックしてください。

        すでにお読みになったか、残念ながら時間がないならばこのままお進みください。
         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         


        さあ、回帰の時間です。塵を象徴するメガミ・ウツロを畏れよ!




        ウツロは桜花結晶の塵化という、この世界の根幹をなす法則そのものを権能としています。そう、彼女は極めて偉大で強大な、魔王とも呼べる存在なのです。

        ゆえに彼女は桜花決闘のシステムそのもの、即ち桜花結晶の循環へと強く結び付けられています。そしてもちろん、塵と化した桜花結晶の還る場所――ダストの扱いを最も得意とします。彼女はダストが増えれば増えるほど、その強大な力を発揮するのです。

        さあ、彼女の力の一端をお見せしましょう。「円月」をご覧あれ!



        もう一枚お見せしましょう。彼女は強大な力にて、相手に何かしらの選択を迫ることを得意とします。魔王はただ悠然とカードを出し、問いかければよいのです。「どうするかね?」と。「遺灰呪」に震えよ!



        ダストはこれまで当たり前にあり続けていました。そんな存在に新たな光を投げかける、新しい感覚をお楽しみくださいませ。

         


        最後に至る原点回帰

        もう少し、彼女や拡張全体のコンセプトについてお話ししましょう。

        以前の記事でお伝えした通り、『第参拡張』は『第二幕』としては最後の拡張になります。これまで起たる『第二幕』が基礎を作り、承たる『第壱拡張』はそれを順当に広げ、転たる『第弐拡張』では異常事態を起こしました。

        『第参拡張』は当然「結」を担います。では、それはいかにしてなされるのか。私どもは2つのやり方を用意しました。そのうちのひとつが彼女です。これまでで世界を広げ、見識を深め、そして全てを包含して原点へと帰り、ゲームの基礎を新しい角度から眺め直すのです。

        これこそが、収束の結末です。そう、『第壱拡張』『第弐拡張』では少なからず特殊なルールやコンポーネントで世界を広げてきましたが、彼女にそういったものは全くありません。それは複雑性への解答でもあります。『第弐拡張』では複雑な方向へとゲームを広げたので、『第参拡張』ではその乱動を包み込めるように複雑さを抑えたのです。

         


        プレリリースももちろん開催!

        ウツロが収録された『第参拡張』は12月9日(土)発売となります。さらに12月2日(土)と3日(日)ゲームマーケット2017秋でも先行頒布されます。

        しかしさらにすばらしいニュースがあります! 本日紹介したウツロは、ゲームマーケットまで待たずとも使用して遊べるチャンスがあるのです!

        11月25日(土)と26日(日)をプレリリース期間とし、全国のイベントにてウツロが使用可能な大会が開催されます。前回よりも地方を拡大し、東京、大阪、北海道、名古屋、福岡、新潟の6地方でお楽しみいただけます。

        東京は秋葉原の「霜秋の交流祭」、大阪の「プレリリース大会@大阪DDT」と「プレリリース大会@ひがっち」、北海道の「第参拡張プレリリース大会」、名古屋の「第三拡張プレリリース大会@愛知地区」、福岡の「福岡プレリリース大会」、新潟の「第参拡張プレリリース大会」をそれぞれチェックしてみてください。

        東京のイベントは私どものイベントページのフォームより、他地方のイベントはイベントページにそれぞれ書かれたやり方でご予約いただけます。


        今週はここまでとなります。来週はいよいよ、ある素敵なイベントについてお伝えする時が来ました。ご期待くださいませ!

        テレビに出ることになりました

        2017.10.31 Tuesday

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           こんにちは、BakaFireです。

           

           例外的なタイミングではありますが、急ぎのニュースということでひとつ宣伝のための記事を上げることにいたしました。ええ、急ぐくらいですから驚くべきことであり、実際のところ知ってからは数週間立っているにもかかわらず、私自身もまだ驚きが抜けきっていないのです。
           
           それでは告知させて頂きます。私、BakaFireはおそらく明日11/1(水)に、テレビに出演させていただくことになりました(おそらくというのは先方からの連絡で11/1と伺いましたが、予定が伸びる可能性もゼロではないためです)。
           
           それだけでも恐れ多いですが、さらに恐ろしいことにいわゆるサブカルチャー系の番組ですらありません。もしサブカルチャーの番組ならば心から光栄で恐れ多いと感じるものの、幾ばくかの納得はあります。しかしそうですらないのです。
           
           では何に出るのか。お伝えしましょう。テレビ東京様の『ワールドビジネスサテライト』です。
           
           意味が分からないと感じた方もいらっしゃるかもしれません。ご安心下さい。私自身も意味が分かりません。お話を頂いた際は正直なところ、何かの間違いではないかとか、誰かと間違えていないかとまず考えました。何よりびびりました。
           
           説明させて頂くと、当該番組でボードゲームを特集されるとのことで、その上で私を「個人でボードゲームを作成している人物」の枠で選んで頂けたとのことなのです。大変に光栄であるとともに恐れ多いことでございますが、深く感謝いたします。
           
           番組では2017年今現在における、私自身のボードゲーム製作に関するスタンスや心持ちを話させて頂きました。また経済番組であるため、私個人の経済状況や、ボードゲームを個人で作るうえでの経済的な側面についても触れることとなります(このお話を頂いたのも、イエローサブマリン様での販売状況という経済的側面が大きな一因となっております)。僭越なことを申し上げているかもしれませんが、なにとぞ寛容に見て頂けるとありがたいかぎりです。
           
           告知はこんなところでしょうか。私は話した内容のうちのどこが放送されるのかどうかや、何かをやらかしていないかどうかへの心配などで、今から緊張が止まらない状況です。ぜひとも、ご期待の上で当該番組をお楽しみいただければ幸いです。

          桜降る代のゆるい午後2:第1回

          2017.10.27 Friday

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            ゆるい午後シーズン2は、デジタルゲーム版のメガミ紹介も兼ねているぞ!

            デジタルゲーム版も併せてよろしくよろしく。

             

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