全国大会レポート(後篇)

2017.07.23 Sunday

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     こんにちは、BakaFireです。本日は先週の続きとして、全国大会のレポートをお送りいたします。こちらの記事は前後篇の後篇です。前篇をまだお読みでない方は、こちらよりどうぞ。

    前篇では三拾一捨で行われた全国大会本戦についてレポートし、最終的にベスト8が決定いたしました。後篇では併催イベントや、決勝トーナメントについてレポートいたします。

    大発生大会も併催されたぞ!

     

     8階、イエローサブマリン秋葉原RPGショップで熱戦が繰り広げられる裏側、7階のマジッカーズ★ハイパーアリーナでは併催イベントである大発生大会が開催されていました。本戦中に1回、決勝戦中に3回が行われ、いずれも大いに盛り上がりました。

    大発生大会は特殊ルール「めがみ大発生!」によるカジュアルな大会です。こちらのルールは『祭札』に封入された特殊カードを使用します。どちらかのプレイヤーが山札を再構成したら特殊なカードがめくられ、そこに書かれたクレイジーなアクシデントが勃発するのです。例えば、お互いの切札から1枚をランダムに入れ替えるといったような! 

    もしそのルールで遊んでみたいならばすばらしいお知らせがあります。現在発売中の『祭札 通常版』をお求めいただければ、必要なカードは全て含まれていますよ!

    真剣に勝利を追求する全国大会本戦とはうって変わり、爆笑と熱狂の渦に包まれた大会となりました。「わちゃわちゃの波に乗った」などの名言も生まれた結果、前半の部ではちずなさんが優勝となりました。時間と人数の関係より8人3グループに分けた後半の部ではホリえもんさん、ルミニエラさん、totさんの3名が優勝となりました。おめでとうございます!

    現在私どもは、大会などのイベントがやや競技的な方向に傾きすぎていることを懸念しております。今後のイベントでは、このようなカジュアルな催しも増やしていけるよう検討しています。

     

    こちらでは体験卓も設置。多くの方にお楽しみいただけました!

     

    大発生大会、前半の部遠景、多くのご参加ありがとうございます!

     

    大発生大会の主役、大発生カード! さすがにこの数の祭札は用意できなかったのでプロキシです。

     

    ちびめがみたちを手なずけ、大発生の海を見事泳ぎ切ったちずなさん、お見事!

     

    ここで休憩、面白アイテムの紹介だ!

     

     全国のプレイヤーと交流できる機会だからでしょうか? 様々な魅力的なアイテムを手作りしてくださった方々もいらっしゃいました。せっかくですので、写真に残せた範囲でこちらにて紹介させて頂きます!

     

    関東でいつも魅力的なアイテムを自作して頂いている旭辻さん。今回は何と、輝くメガミタロットと共に登場です! ビューティフル!

     

    集中力カードでくたびれたアイドルが回転しております。集中できるのでしょうか……。

     

    関西で有名なハガネ使い、のんの……ハガネLove2000万パワーズさんの逸品です! ふるよに学園が始まってしまうのか!?

     

    こっちはふるよに関係なし! ……しかしそれにしてもなんたる圧か!

    オリジナルTシャツで参戦したプレイヤーも多数!

     

    決勝トーナメント開幕!

     

     さて、休憩はそろそろ十分でしょう。決勝トーナメントをレポートさせて頂こうじゃあないですか。しかしここで改めてお詫びがございます。前篇でもお伝えした通り、想定以上のご参加を頂いたため、決勝の流れも変更となりました。決勝トーナメントでは6柱を申請して頂き、うち2柱を準決勝で宿して決闘します。そして決勝戦では残った4柱を用いて、2本先取での神話大戦を行います。

    決勝に進出したのはカリンさん、ひいらさん、舞茸さん、トクPさんの4名でした。そして抽選の結果、カリンさんとトクPさん、ひいらさんと舞茸さんが準決勝でマッチングすることになりました。面白いことに、どちらも関東VS関西の戦いです!

     

    四強参上! ここから先はさらなる達人たちのステージだ!

     

    準決勝第一試合、カリンさんVSトクPさん

     

     

     前篇を覚えていらっしゃるでしょうか? そう、この二人は前篇での第4回戦、全勝を巡りすでに一度戦っていたのです。達人ゆえでいょうか、二人の因縁は強固なものでした。再び準決勝という舞台で、刃を交わすこととなったのです!

    カリンさんの宿したメガミはユリナ/トコヨ、トクPさんの宿したメガミはユリナ/ユキヒでした。お互いがユリナを宿すとなれば、接近戦となるのは必定。しかしここまで来た達人ともなると、それ故に安易な前進は行いません。どのみち接近戦になるならば、少しでも優位な形で接近戦を迎えるべきなのですから。

    最初の動きは間合4近傍。そう「梳流し」の間合です。序盤故にダストがないため傘を開き「もぐりこみ」を構えるトクPさん、しかしこれは「無窮の風」で落とされ「梳流し」がヒット。まずはカリンさんが一本です。

    返しでユリナ/ユキヒが得意な密接間合に持ち込むも、カリンさんは「審美眼」を展開し攻撃を抑止します。逆にカリンさんは「無窮の風」「跳ね兎」を駆使して攻撃を成功させ、カリンさんが優位で決闘は進みます。

    しかしその優位は薄氷の上に成り立っています。「無窮の風」「審美眼」を使うためにフレアを溜められず、対するトクPさんのフレアは潤沢。冷静に耐え、逆転の好機を探るトクPさん。ひりつくようなにらみ合いが続きます。

    そして時は来ました。多数の攻撃カードと「浦波嵐」を駆使し、トクPさんがカリンさんのオーラを0にします。オーラが0となると? 「詩舞」で間合をずらせなくなります。そう、「ゆらりび」の直撃です! オーラ0のライフ1! こうなるとカリンさんは再構成ができません。

    しかしここで痛恨のミス。カリンさんの山札はまだ2枚あったため、再構成までもう1ターンあったことを見間違えてしまいました。しかしトクPさんの判断が誤っていたかも微妙なところ。カリンさんにもう1ターンの時間を与えては「久遠ノ花」のためのフレアを溜められてしまっていたかもしれません。

    準決勝らしいシビアな接戦。軍配はカリンさんに上がりました。

     

    準決勝第二試合、ひいらさんVS舞茸さん

     

     

     ひいらさんの宿したメガミはヒミカ/サイネ、舞茸さんの宿したメガミはユリナ/トコヨです。サイネ/ヒミカは中遠距離において強力かつ攻撃的な組み合わせですが、トコヨの対応がサイネの攻撃へと刺さり易いため、相性が厳しいマッチアップです。

    しかし準決勝まで進んだとなれば、安易な勝利を許すわけがありません。無駄なリソースを使わず、攻撃は相手のオーラをダストへ送り、それを纏いや「足運び」で活用するために行います。そのようにして間合を保持し、一気に攻め入る機を探るのです。

    ですが舞茸さんもまた準決勝まで進んだ達人。そしてユリナとトコヨの組み合わせは舞茸さんが最も得意とする組み合わせです。「足捌き」「遠当て」を駆使し、中遠距離での楽をさせません。

    間合4から7を往復しながらにらみ合う両者。お互いにフレアを溜めていきます。動いたのは数ターン後、攻撃を一気に打ち込むひいらさん。舞茸さんはその被害を最小限に抑え、「常世ノ月」経由で一気に前進します。それをひいらさんが負けじと「スモーク」で返し、間合を再び離します。

    その次のターンでひいらさんが一気に動きます。「響鳴共振」でオーラを削りながら間合を開き、火力を叩き込みます。舞茸さんのライフも3まで削られ、3対3の同点となりました。しかしながらその先が続きません。的確に攻撃を重ね、舞茸さんの勝利となりました。

     

     振り返ってみると、ひいらさんは引きの面でも苦しい試合でした。間合を離しつつ、円滑に攻撃カードを集めるために「バックステップ」は極めて重要です。しかしこの試合ではそのカードが何度か山札の底へと沈んでしまったのです。しかし、不利なマッチアップに辛いドローとなったにも関わらず冷静に闘い、ここまでの熱戦を繰り広げたのは見事というほかないでしょう。


    決勝戦は動画でも配信予定!

     

     次はいよいよ決勝戦となりますが、決勝戦は今後、実況と解説を付けたうえで動画でも配信する予定です。動画作成には時間がかかりますので、2週間に1試合のペースとなりますがご容赦ください。

    よってこの先の内容はある意味、動画のネタバレともなります。もし約1か月強の間、気長にお待ちいただけるのでしたらこの先を読まないというのもひとつの手段です。動画が配信されたらTwitterで告知の上、こちらの記事にリンクを貼らせて頂きます。


    ここで驚愕! 輝く桜花結晶の登場です!

     

     決勝の第1回戦では有志の方にご作成頂いた、輝く桜花結晶で行われました。作成されたのは月見里さん。何とダスト以外の領域にある時は輝き、ダストにあると光らないという手の込みようです。ありがとうございます!

    残念ながら、映像化した時に僅かに視認性に問題があるという理由で第1回戦のみとなりましたが、素晴らしい出来であったことは間違いありません!

     

    ご覧ください。そう、輝いているのです!


    決勝! 舞茸さんVSカリンさん

     

     さあ、いよいよ決勝です。決勝のルールは4柱2本先取による神話大戦です。お互い準決勝で用いた2柱を除いた4柱を用い、その全てで勝利すれば優勝となります。舞茸さんの残るメガミはユキヒ、サイネ、ハガネ、チカゲ。カリンさんの残るメガミはヒミカ、オボロ、ユキヒ、チカゲです。

    ここでカリンさんが渋い表情。舞茸さんは意図的にヒミカへの耐性が高いメガミを用意してきていました。そう、じつはこの戦いにも因縁があったのです。舞茸さんとカリンさんは全国大会関東予選、その決勝でも戦っていたのです。その際にユリナ/トコヨを宿していた舞茸さんは、カリンさんによるヒミカ/チカゲに敗れていました。決勝トーナメントにカリンさんが残り、準決勝で当たらなかったことを把握した舞茸さんは、ヒミカを最も得意とするカリンさんへの対策まで含めて選出していたのです。なんたる策士!

    1戦目、毒毒対決!

    決勝開始! 決着に向け、運命の歯車が回り始めます。

     

     選出の結果、1戦目は舞茸さんはユキヒ/チカゲ、カリンさんはオボロ/チカゲとなりました。毒同士の対決となります。開幕から「毒霧」で毒を送り合いあいさつの時間。そしてお互い「流転の霞毒」でオーラを削り合います。この時点で互いに「生きる道」の形はないことがほぼ確定。殴り合いの展開が予想されます。

    先制したのは遠目の間合での3/1を持つ舞茸さん。「しこみばり」と「はらりゆき」でライフへのダメージを稼ぎます。しかしカリンさんはそれにより得たフレアで「滅灯の魂毒」を送り、舞茸さんの動きを大きく阻害します。オーラも纏い、強固な体勢を築いたかのように見えます。

    しかしここで舞茸さんの「ふりまわし」が炸裂! 固めたオーラが根こそぎ吹き飛ばされます。これは苦しい! 送った「滅灯毒」による「流転の霞毒」を使いまわせる優位を活かして立ち回るも攻めきれず、数ターンが経った後で再び「ふりまわし」がクリーンヒット! 合計で9ものオーラが失われるとなれば、これは致命傷のリソース差です。

    その後は大きな展開なく攻め合いますが、こうなればリソース差がものを言います。アドバンテージで圧殺し、初戦は舞茸さんの勝利です! さらに、ヒミカに対して総じて優位という評判のサイネを残しての勝利です。カリンさんは必ずサイネ相手にヒミカで勝たなくてはなりません。これはこのまま舞茸さんの優勝で決まりでしょうか……?


    2戦目、炎と氷

    決勝では片側の電気が落とされ、スクリーンで上映が行われました。普段と異なるイエローサブマリンに、緊迫した時間が流れます。

     

     2戦目の選出は、舞茸さんはサイネ/ハガネで確定。カリンさんはヒミカ/ユキヒとなります。ここでカリンさんは最も得意とするヒミカを選出してきました。

    ヒミカがいる以上、先制攻撃を仕掛けるのはカリンさん以外ありえません。まずは「シュート」そして次のターンには「フルバースト」! 当然の先制です。返す舞茸さんは空いたオーラを利用して間合を詰めて「砂風塵」で「ふりはらい」を捨て札にします。これは後退と攻撃を同時に行える貴重な一枚。舞茸さんの優位はさらに強まりました。このまま間合を詰めてしまえば銃による攻撃は機能しません。

    しかしここで、驚くべき展開が待っていました。カリンさんの打った手はなんと、前進です。銃使いが、自ら間合を詰めてきました。そして傘を、開きました。会場にざわりとした空気が漂います。遅れて理解し、どよめきに変わります。

    そう、カリンさんのゲームプランは遠距離の速攻ではありませんでした。それはサイネの「音無砕氷」への脆弱性があり、不利なのですから。「フルバースト」で1点のライフアドバンテージを取り、傘を開いて密接距離を狙っていたのです!

    ええもちろん、普通のサイネ/ハガネ相手ならば中途半端な密接戦略など自殺行為です! 「響鳴共振」「大地砕き」「超反発」「遠心撃」! 豊富な対策により粉砕されるのがオチでしょう。しかし相手はヒミカ使いのヒミカ。相方は中距離でも攻撃できるユキヒです。果たしてそのようなカードを眼前構築で入れられたのでしょうか……。

    その決断が極めて厳しいのはお判りでしょう。入れていませんでした。慌てて距離を離す舞茸さん。しかしここで「めぐりあい」が叩き付けられます。無情なる3歩前進。密着距離によるロックが成立しました。再構成のタイミングすらも計り合うにらみ合いが始まります。

    舞茸さんも機を見て「足運び」「薙斬り」で反撃します。しかし、密接対策0枚の中距離デッキではロックを破れません。最後は隙を的確に見抜き、「スカーレットイマジン」でパーツを集め、「ゆらりび」が決まりました! カリンさんの勝利です!!

    3戦目 最後の戦い

    最終戦、緊迫の戦いが続いています。

     

     決勝は3戦目へともつれ込み、舞茸さんはサイネ/ハガネ、カリンさんはオボロ/チカゲ。どちらも先の戦いでそれぞれ敗れた組み合わせです。

    まずは「毒霧」によるご挨拶。続くターンで「毒針」も重ねます。挨拶するたび友達を増やし、相手の手札に毒々しいフレンズを集合させました。そこに続くのは当然「流転の霞毒」です。

    「砂風塵」を狙って前進する舞茸さんですが、オボロ相手に間合3は危険かもしれません。返しの設置からカリンさんによる「鋼糸」「霞毒」「影菱」とコンボが決まり、ライフへのダメージを許します。

    ですが舞茸さんも負けていません。オーラを5にしたカリンさんの隙を射抜く「響鳴共振」! オーラ0からの「八方振り」でライフダメージを返します。オーラを纏う余力こそ不足していましたが、反撃は「音無砕氷」でしっかりケア。さらに「律動弧戟」でダメージを重ねます。

    カリンさんは苦しくなりますが、フレアが溜まれば「滅灯の魂毒」。紫色のフレンズも駆けつけ、舞茸さんの動きをさらに阻害します。「誘導」や「首切り」でオーラも削り取り、余裕を許しません。さらに機を見てコンボを決めていきます。

    競り合いが続きますが、このマッチアップでは間合2から4が主戦場です。そしてその間合ならばどこでも怖いのがオボロ! カリンさんが設置から「影菱」を決め、さらに引き直した「影菱」! 舞茸さんのオーラを削り取ってから後退し、フィニッシュは「流転の霞毒」です! 熱戦の末、カリンさんの逆転優勝となりました!

     

    決着! 思わずガッツポーズが出ました!

     
    戦い終わり、覇者に栄光を。

     

     こうして全ての戦いは終わり、優勝者が決定しました。見事に優勝されたのはカリンさんです! カリンさんと準優勝の舞茸さんには、TOKIAME先生描き下ろしの色紙が贈られました。おめでとうございます!!

    お二人には閉会式でインタビューも行われました。カリンさんはヒミカが格好良いからこのゲームを遊び、本戦の三拾一捨でもヒミカ/オボロ/チカゲと、ヒミカと特に相性の良い二柱を選んだとのことで、ヒミカとの強い絆が感じられました。自分の選んだメガミの力を、最大限に引き出したからこその勝利かもしれません。

     

    色紙とともに語るカリンさん。色紙へのリクエストは「格好いいヒミカ」でした。

     

    色紙を手に満面の笑顔の舞茸さん。色紙へのリクエストは「窓辺で気だるげなトコヨ」でした。

     

    優勝扇とカリンさん、栄光をこの手に!


    これにて本作初となる大規模大会は終わりを迎えました。しかし、これで本作が終わるということはありえません。次に向けてまた走り出しております。そして今回の成功を受け、今後も定期的にこのような大規模大会を開催していきたいと考えております。宜しければ、再びご参加いただけると嬉しい限りです。

    来週はいよいよ『第弐拡張』の頒布と電源版に関するニュースをお届けいたします。ご期待ください!