楽しき代のためカード調整

2016.07.05 Tuesday

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    はじめに

     

     過去2回の大会を受け、現在の環境では楽しさと競技性を保つには問題があると分かりました。そこで改善のため、いくつかのカードに修正を行います。修正されたカードはpdfファイルを配布します。大会では透明でないカードスリーブを用い、これらのプロキシを使用することができます(もちろん、使用しなくても構いません)。さらに、修正されたカードは12月の拡張で必ず封入されます。

     

    修正カードpdfファイルはこちら

    修正されたカードリストのpdfファイルはこちら

     

    カード修正へのスタンス

     

     カードの修正について、私どもはゲームを良くするためならば行うべきだと考えています。既に発売しているという理由でカードを修正しないよりも、そうしたほうがご購入いただいた皆様に楽しんで頂けると確信しているからです。

     もちろん、実際に印字された内容と、ゲームでの処理が異なってしまうため、修正には混乱が伴います。ゆえに修正は必要最低限の回数、分量で抑えるべきとも考えています。ご不便をおかけして誠に申し訳ございませんが、なにとぞご理解、ご容赦頂ければ幸いです。

     

    修正するカードについて

     

     どのカードをどのように修正するかは私どもの草案をもとに、大会で上位に入賞した方のご意見を踏まえ、検討を重ねて決定しました。こちらにて変更内容を紹介し、理由を説明いたします。

     

    月影落

     

     「月影落」の消費は5から6になります。

     ユリナは扱いやすさゆえに強すぎると思われがちですが、その強さは適性より僅かに上という程度で収まっています。ゆえに、採用率が高いカードから1枚のみを調整すれば十分と判断しました。

     また私どもの失敗として、ライフへのダメージが3以上の切札をやや過小評価していました。それらのカードは一撃でゲームを決定づけてしまい、さらに切札なので手札管理の必要もありません。相手の僅かな隙を見つけ、放てばよいので非常に手軽でした。今後は、それらのカードの中で大きな欠点のないものは、消費の大きさという欠点を強調していくこととなります。

     

    しこみび/ねこだまし

     

     「しこみび/ねこだまし」の「その後、このカードを手札に戻す。」という能力はなくなります。

     ユキヒのカードには多くの問題がありますが、このカードは特に問題が大きいものです。まずは単純に強力すぎます。0距離で相手のオーラを確実に削りつつ、「かさまわし」でそれを回収し続ける動きは許容されるものではありません。「はらりゆき」と「くるりみ」を合わせた連撃はそれ自体は許容範囲内ですが、それにも使えるという汎用性は問題です。この修正により、どちらのコンボも弱体化することとなります。

     

     さらに大きな問題は、このカードはユキヒと「かさまわし」のコンセプトを破壊していることです。「かさまわし」もまた調整の候補となったカードでした。

     「かさまわし」はユキヒをより楽しいメガミにするために作られています。傘は自分の戦略に合わせ、開閉を固定したほうが安定します。しかし「かさまわし」が開閉に報酬を与えることで、開閉してオーラを得た方が良いのかというジレンマが生まれるのです。

     しかし、「しこみび/ねこだまし」を使用し、その上で終了フェイズに開閉すれば、傘の状態を維持した上で報酬だけを(しかも2倍!)得ることができます。そしてこれまではその両方が手札に残るため、「かさまわし」の欠点は完全に失われていました。

     この修正により、「かさまわし」は本来の欠点を取り戻します。これによる結果的な弱体化と、ユキヒ自身の楽しさを保つという目的のため、「かさまわし」には修正を行いません。

     

    ふりまわし/つきさし

     

     「ふりまわし/つきさし」のうち、「つきさし」のダメージは-/2から-/1になります。

     間合0はひとたび入ってしまえば、固定させやすい間合です。それゆえに「つきさし」の与えるプレッシャーは不当な水準に至っていました。ガードのできない2ダメージは看過できません。ゆえに対戦相手は、間合を0から離すためにオーラを払い続ける必要があったのです。

     この修正により、プレイヤーには判断の余地が生まれます。1ダメージなら敢えて受けて流れを掴むという道もあるでしょう。

     

    ゆらりび

     

     「ゆらりび」の消費は5から7となります。

     方針は「月影落」と同様です。ではなぜ「月影落」の消費は6なのに、「ゆらりび」は7まで上がるのでしょうか。それはユキヒは「かさまわし」を用いることでオーラを供給できるため、フレアもまた貯めやすいメガミだからです。この修正により「はらりゆき」などとの安易な両立はできなくなりました。ユキヒはより丁寧に、フレアの運用プランを組み立てなくてはなりません。

     

    どろりうら

     

     「どろりうら」は《全力》を持つ付与札を破壊できなくなります。

     これは強すぎるカードを抑えるのではなく、他の可能性を開くための調整です。付与札を破壊するカードの存在は、環境を監視するために重要です。しかし現状ではそれが窮屈に働き、いくつかのデッキが死滅してしまっていました。この修正により、様々な可能性が花開くことを期待しています。

     

    むすびに

     

     カード調整については以上となります。ここまでお読みいただきありがとうございました。これらの調整は2016/7/5以降の公式大会、公認大会の全てで適用されます。新たな環境をお楽しみください!