『想い一枚ここにあり』第37回:ミオビキ航路

2020.07.24 Friday

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     こんにちは、BakaFireです。この攻略記事シリーズでは様々な大会で実績を残した名プレイヤーたちが思い入れのあるカード1枚を語ります。対象は初級者から中級者であり、カードのもう一歩先の使い方を身につけるにはうってつけと言えるでしょう。分量も少なめなので気楽に読めます。
     
     著者の決め方はこれまで同様、大規模イベントで4勝1敗を達成した方々に無作為な順で依頼を進めます。それでは、今回の著者を紹介いたしましょう!

     


    著者紹介:さんろ
     シーズン1大規模イベント4勝1敗、シーズン2大規模イベント4勝1敗、第三回全国大会「天音杯」4勝1敗。関西の強豪。第二幕から本作を楽しむ古強者であり、多くの大会で高い戦績を残す。


     

    想い一枚ここにあり
    第37回:ミオビキ航路

    著:さんろ

     

     

     はじめまして、さんろです。


     二幕時代からふるよにを楽しんできて数多のメガミを大会で宿してきたため、想いを一枚と言われるとなかなか決めあぐねます。そこで今回は僕が今一番楽しんでいる一枚を推していこうと思います。令和屈指のパワーカードである「ミオビキ航路」です。

     

     シーズン5の新メガミ「ハツミ」は焦点が近距離に寄っていた今までと違って中距離を主体とした戦いを支える叶えてくれる素晴らしいメガミでした。宙を舞い、空を飛ぶ。そんな戦いを支える「ミオビキ航路」についてお話ししましょう。

     

     

    1.ミオビキ航路の強み


     「ミオビキ航路」は2フレアという消費に対して序盤から効果を発揮し、桜花決闘中は次の4点の対価が得られます。

     

    〜蠎蠅了1巡火力の減少、再構成ライフダメージの増加

     

     逆風時に相手の山札の一番上が攻撃札の場合、それが捨て札となるため山1巡の総火力が減少します。またそれにより山札の偶奇がずれて単純に枚数が減るため再構成の頻度が上がり、再構成の差でライフの差が生まれ、ライフレースを有利に進められます。

     

    行動の予測性の向上


     山札の一番上のカードが攻撃札でない場合は次のターンに相手の手札に加わるため、相手の手札の一枚が公開情報となり行動が予期しやすくなります。桜花決闘とは相手の一挙手一投足から手札と山札を推定し、また同程度の利得が予測される場面における相手の選択から逆算して相手の手札等を推定していくことで優位に立ちまわることができます。


     このように情報戦において「ミオビキ航路」は決闘を照らす道標となるのです。情報という観点から考えると、採用されている蓋然性が高く、決闘の序中盤で使用されることの多い攻撃札よりも、しばしば伏せ札として使われることのある非攻撃札が公開される方が利得が大きいと言えます。他方で攻撃札であれば先に述べた利得が生じるのです。


    A蠎蠅離螢宗璽垢慮詐と攻撃の抑止


     逆風時には必ず相手は畏縮をします。「ミオビキ航路」は逆風にする行為、すなわち攻撃することに大きな負荷を与えます。そのため相手は散発的な攻撃を控えて効率的な攻撃をせざるを得ないのです。従って全力攻撃札を用いたり、攻撃札を手札にためて1ターンにまとめて使ったりするようになるために攻撃タイミングが単調化し、予測しやすくなるのです。


    そ盤の相手の行動プランの妨害


     「ミオビキ航路」は序盤の折衝で余剰の 3 リソースを『宿し』、「ミオビキ航路」の使用、『纏い』『纏い』とすることで、間合を変化させることもオーラを薄くすることもリソースを溢れさせて損することもなく手番を返すことができます。これによって相手は思うように攻撃できず、こちらは「ミオビキ航路」の後ろ盾もあって相手の反撃を厭わず思う存分攻撃が出来て序盤戦を優位に立ち回れるのです。

     

     

    2.空を飛ぶ


     このように「ミオビキ航路」によって相手の攻撃頻度を低下させ、相手の眼前構築を知ることで狙いがわかりゲーム全体の見通しが立ちます。順風と逆風をコントロールしハツミの通常札、切札を駆使して中空間合を維持し打点を通すことが可能になるのです。死なないギリギリを見極めて間合を以て防御と為す。この点はヒミカに似ていますが、その違いは「ミオビキ航路」による情報にあるのです。


     飛ぶ極意を一文に縮約するならばハツミの通常札と切札の二面性の掌握です。「水雷球」、「水流」、「強酸」には大きな可能性が秘められています。「イサナ海域」は飛びながらも火力を内包した強力な切札です。かつ「ミオビキ航路」によって余りがちなフレアの効率の良い消費先となってくれるでしょう。

     

     

    3.ミオビキ航路の採用基準


     以上の理由より「ミオビキ航路」は基本的にいかなる対面においても採用されうる切札となっています。ただし、速度という観点から採用が見送られることがあります。例えばハツミ/Aライラvs Aライラ/XXX(いずれかのメガミの意)の場合、切札を「オヨギビ砲火」「イサナ海域」「雷螺風神爪」としてワンショットで相手より先に倒すというプランをとることがあります。

     

     またヤツハ相手の場合は相手のもう一柱のメガミ次第では非常に試合展開が早く、「ミオビキ航路」による情報優位性をゲーム展開に変換することが間に合わないからです。ヤツハは自ら畏縮するからミオビキ航路が刺さりにくいというのもあります。

     

     

    4.最後に


     ハツミを宿す理由の一つと言ってもいい「ミオビキ航路」はハツミ独自の間合と戦い方を実現する非常に楽しく力強いカードだと考えています。是非興味を持たれた方は使ってみて間合と相手を翻弄し空を飛びましょう!

     

     

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