『想い一枚ここにあり』第36回:どれーんでびる

2020.07.11 Saturday

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     こんにちは、BakaFireです。この攻略記事シリーズでは様々な大会で実績を残した名プレイヤーたちが思い入れのあるカード1枚を語ります。対象は初級者から中級者であり、カードのもう一歩先の使い方を身につけるにはうってつけと言えるでしょう。分量も少なめなので気楽に読めます。
     
     著者の決め方はこれまで同様、大規模イベントで4勝1敗を達成した方々に無作為な順で依頼を進めます。それでは、今回の著者を紹介いたしましょう!

     


    著者紹介:えとせとら
     第三回全国大会「天音杯」4勝1敗。新幕から本作を始めて頭角を現した新潟の強豪。クルルによるワンショット戦略を得意とする。


     

    想い一枚ここにあり
    第36回:どれーんでびる

    著:えとせとら

     

     

     はじめまして、えとせとらと申します。

     

     みなさんはクルルといえばどのカードが思い浮かぶでしょうか。「びっぐごーれむ」や「神渉装置:枢式」は、ド派手な効果を持ちデッキの主軸となるカードですね。しかし、当然ながら主軸だけではカラクリは動きません。デッキを支える歯車も熟知してこその科学者でしょう。

     

     今回ご紹介するのは「どれーんでびる」です。このカードは、行動/対応で相手オーラを自分のオーラへと移動させるという比較的シンプルな効果を持ちます。他の切札が再起や即再起をしたときに無料で再使用できるというトリッキーな面はありますが、これ1枚でゲームを決めるということはないでしょう。しかしだからこそ、さまざまな種類のデッキで活躍することができるのです。

     

     

    機巧を満たす材料に

     

     「えれきてる」や「びっぐごーれむ」を採用したときの使い方です。「どれーんでびる」はクルルの貴重な対応札であり、切札のため再構成にも巻き込まれません。まさにうってつけのカードと言えるでしょう。機巧をそろえるために早い段階で使用済にしたいところですが、宿しを行いオーラが少ない状態でいると強烈な攻撃を食らいやすいので、「もじゅるー」を採用して基本動作の回数を増やすなど、工夫が必要です。

     

     

    再起札との組み合わせ

     

     再起や即再起を持つ切札と同時に採用する使い方です。この効果は“使用する”なので「もじゅるー」が展開中なら基本動作ができますし、帯電との相性も良いですね。攻撃切札とのコンボであれば、その攻撃のダメージに加え「どれーんでびる」によるオーラ奪取も行われるため、相手は失った分の補填に追われるでしょう。さらに、自分のオーラが増えるためフレアを捻出する助けにもなります。特殊なところでは、「ウパシトゥム」の再起によって相手オーラが空いたところにもう一度「ウパシトゥム」で凍結させる、という動きが可能です。

     

     クルル自身も「いんだすとりあ」を持つため、この2枚が同時に採用されることは多いです。また、「いんだすとりあ」の即再起条件は再構成直後、つまりメインフェイズ開始前なので、相手オーラが1つ減った状態で攻撃を始められます。「もじゅるー」を前のターンに展開していたなら、誘発した基本動作で間合を合わせることもできますね。

     

     

    守りを担う一端に

     

     上記2つが「でれーんでびる」の主な使い方であり、どちらも早く使用済にすることが前提になっています。しかし、もちろん相手の攻撃に合わせて対応で使用することもできます。1回だけの使用では物足りなく感じるかもしれませんが、対応タイミングでオーラを増やせる、つまり実質的なオーラ上限が6である、というのは意外と役に立つのです。

     

     大型攻撃切札を防ぐのはもちろん、2/2の攻撃を警戒して2/1の攻撃をライフで受けたいという場面でも、「どれーんでびる」の存在により思い切ってオーラで受けることが可能になります。ただし、もし相手オーラが0だった場合は自分のオーラを増やすことができないため、過信は禁物です。

     

     

    苛烈な攻めの第一手

     

     「どれーんでびる」は行動札のため、対応を許さずに相手オーラを減らすことができます。これを利用し、自分のターンに攻撃の起点として用いる使い方です。連撃や大型攻撃切札と合わせたり、「あくせらー」と全力攻撃を使用して大ダメージを与えましょう。攻撃札でなく遠心を阻害しないことから、「遠心撃」とのコンボも可能です。

     

     この説明だけだと、再起札との組み合わせの項で触れた「いんだすとりあ」の即再起でいいと思うかもしれません。しかしそちらは、切札枠を2つ使うこと、再構成が必要なために機巧の達成が難しいことなどの欠点があります。つまり、複数の切札を攻撃や防御に使用したいときや、「あくせらー」「りげいなー」なども絡めた連撃を行うときには、能動的に使用した方がいいのです。

     

     

    おわりに

     

     ここまで「どれーんでびる」の4つの使い方を紹介してきました。このうちのどれか、もしくは複数の役割を持たせて採用します。クルルを使う楽しさは、派手な効果のカードを使うことだけでなく、同じ2柱の中でも対面に合わせた様々な種類のデッキを使い分けられることだと思います。

     

     どのような勝ち筋のデッキで、どのようなカードを採用し、どのような役割で使用するのか、ということを判断するためには個々のカードの理解が欠かせません。この記事がその一助となれば幸いです。

     

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