『想い一枚ここにあり』第29回:森羅判証

2020.03.06 Friday

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     こんにちは、BakaFireです。この攻略記事シリーズでは様々な大会で実績を残した名プレイヤーたちが思い入れのあるカード1枚を語ります。対象は初級者から中級者であり、カードのもう一歩先の使い方を身につけるにはうってつけと言えるでしょう。分量も少なめなので気楽に読めます。
     
     著者の決め方はこれまで同様、大規模イベントで4勝1敗を達成した方々に無作為な順で依頼を進めます。それでは、今回の著者を紹介いたしましょう!

     


     著者紹介:幽
     シーズン2大規模4勝1敗。関西を中心に活躍する強豪。シンラをはじめとして、手札やフレアなどのリソースを制御するコントロールを得意とする。


     

    想い一枚ここにあり
    第29回:森羅判証

    著:幽

     

     

    こんにちは、今回の記事を担当させていただきます幽と申します。

     

    私が紹介させていただくのは「森羅判証」。メガミ自身の名を冠することからわかる通り、まさにシンラの奥の手と言える一枚です。今回はその性質と、その基本的な使い方について紹介させていただきたいと思います。

     

     

    〇「森羅判証」というカードについて

     

    必要フレア6、納6と最大級の大きさを持つ付与札であり、特筆すべきは付与札を構成する3つの要素、展開時、展開中、破棄時の効果をすべて持つという点です。

     

    この記事を執筆するにあたって、新幕シーズン5のカードリストを確認しましたが付与札は数あれど、これらをすべてもつカードは「森羅判証」を除くと1枚しかありませんでした。(みなさんはどのカードかわかりますか?)

     

    実際にそれぞれの効果を見てみましょう。

     

     

    1.展開時にライフを2回復する

     

    このゲームは10点のライフを奪い合うことを基本としてデザインされています。そんな中、一方が2点多くライフを持てばどうなるかは想像に難くないでしょう。

     

    特に、中距離以遠を主たる間合いとして持つメガミや、10点以上のダメージを与えることが難しいメガミにとっては、リーサルラインが上がるため、越えがたい壁となって立ちはだかることになります。

     

     

    2.展開中他の付与札が破棄されたときにライフに1ダメージを与える

     

    婉曲的な攻撃手段ばかりのシンラが満を持して継続したダメージを与えることができるようになります。イラストも心なしか楽しげで何よりです。

     

    通常の攻撃と異なり、間合いを合わせることにリソースを使う必要がありません。また、オーラ受けや対応により無効にされる心配もなく、着実なダメージを与えられる点において優れています。

     

    反面、付与札を使用してから破棄されるまで待たなければならないため、即時性において劣ります。大体の付与札の納は2より大きいため相手にターンを渡さなければなりません。ゲーム終盤は相手のライフをいかに早く奪うかが勝負なので、遅効性のダメージは明確な欠点です。

     

     

    3.破棄時敗北する

     

    上記の効果を得た代償としてこのカードが抱えるデメリット効果です。もちろん歓迎される効果ではありませんが、魅力的なゲーム体験を演出するのに一役買っています。

     

    この敗北効果を恐れて、このカードの使用を避けてしまうミコトもおられると思いますがご安心ください。この効果で敗北することはまずありません。普通にダメージを受けて普通に敗けるからです。

     

    いずれの効果もこのゲームにおいて稀有な効果であり、付与札の代名詞的な一枚と言えるでしょう。惜しむらくはこのカードが弾丸になってくれないことでしょうか。悲しいですね。

     

     

    〇展開の大まかな基準はライフ5

     

    「壮語」3回に、その他の付与、攻撃、再構成によるダメージ等を合わせ、かつ「森羅判証」の納が落ち切らない間に与えられるダメージが大体それくらいです。

     

    シビアに計算すればもっとラインを引き上げたりできるのかもしれませんが、再構成をせず焦燥で受けられるとターンが足りないという事が起こりうるので注意が必要です。

     

    また、「煽動」や他の付与札のためにもダストは多い方がよいため、できるだけ宿しをせずに必要フレアを捻出したいため、自ライフも5程度であることが多くなります。大体デッキ2周目で準備を整え、3周目の頭で展開するのを狙いましょう。

     

     

    〇展開前の準備

     

    ・「壮語」を手札に持つ

     

    デッキ2周目の「壮語」を手放してしまうと3周目に山に沈んでしまったときに取り返しがつかなくなります。1周目が奇数再構成になり底に沈んでしまった場合は焦燥受けしてでも引きに行くことを検討しましょう。

     

    ・納の大きい付与を展開する

     

    納3以上の付与札をあらかじめ展開しておくことで、疑似的に手札が5枚の状態から「森羅判証」を展開することができます。

     

    特に「皆式理解」での再利用を考える場合はこの方法をとらなければ「森羅判証」が破棄される方が早いため注意が必要です。

    展開までの準備は大変ですがそれを過ぎればやることは単純です。今まで攻撃されたお返しとばかりに付与札を叩きつけましょう。なんだかんだで過剰な暴力に屈することも多々ありますがそれはそれです。

     

     

    「森羅判証」は準備に時間がかかり、わかりやすいカードではありません。しかし、これにより得られる体験は特別で、学ぶことも多いです。拙い記事ですがこれを読んでこのカードに興味を持ってくださるミコトがいれば幸いです。

     

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