『想い一枚ここにあり』第27回:神渉装置:枢式

2020.02.14 Friday

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     こんにちは、BakaFireです。この攻略記事シリーズでは様々な大会で実績を残した名プレイヤーたちが思い入れのあるカード1枚を語ります。対象は初級者から中級者であり、カードのもう一歩先の使い方を身につけるにはうってつけと言えるでしょう。分量も少なめなので気楽に読めます。
     
     著者の決め方はこれまで同様、大規模イベントで4勝1敗を達成した方々に無作為な順で依頼を進めます。それでは、今回の著者を紹介いたしましょう!

     


     著者紹介:まつかん
     シーズン4大規模4勝1敗。関東の強豪にしてクルル使い。「いんだすとりあ」で攻撃カードを量産するデッキを特に得意とする。


     

    想い一枚ここにあり
    第27回:神渉装置:枢式

    著:まつかん

     

     

     はじめまして、まつかんと申します。この度、このシリーズを執筆させていただくことになりまして非常に光栄です。


     今回私が紹介させていただくカードは『神渉装置:枢式』です。このカードのおかげで勝つことのできた試合も多く、個人的にとても思い入れのあるカードです。

     


    『神渉装置:枢式』(以下枢式)というカードについて


     まずは枢式がどういう札なのか確認してみましょう。

     

    • 相手の未使用の切札を確認して1枚使用済みにする
    • 相手の使用済みのカードを1枚使用してもよい
    • 使用後取り除かれる

     

     一番上の効果まで使用して、枢式の持つ最大パフォーマンスを発揮するためには機巧として攻撃札2枚、行動札3枚、付与札2枚が必要ですが、合計7枚の機巧を要求するにふさわしい非常にクレイジーな切札ですね。

     

     誤解されがちですが、枢式は使用するだけでは勝利することはできません(枢式をいかに速く開くかのみに焦点を当てて研究する怪しげな集団も存在するらしいですが)。デッキ10枚のうち1枚が枢式であることを考えれば、9枚のうち7枚を機巧として使用しなくてはならないため、明確な意図を持って戦略に組み込まなければただ構築が歪んでしまうだけとなり、枢式を採用しない方が強いデッキとなることも多々あります。

     

     では枢式はどのような時に使用するのが良いのでしょうか?個人的には枢式の効果的な使用方法には大きく分けて“守り”と“攻め”の2通りがあると思っています。順番に見ていきましょう。

     


    “守り”の枢式


     私が実戦で枢式を採用する際の採用理由として多くを占めるのがこの使い方です。えれきてるやびっぐごーれむなど、クルルは相手の対応を無視する行動札での定点クロックにより、一定ターン数を消費すれば勝利するようなデッキを作るのが得意ですが、これらの構築には弱点があります。継続的に相手にダメージ(=フレア)を与える一方、勝利までに一定の時間が必要であるため、相手の大技を絡めた猛攻で逆転されてしまいやすいのです。

     

     そこで枢式を使用して相手の切札から大技を抜いてしまい、こちらの安全を確保するという使い方が“守り”の枢式です。つまり、“こちらの負け筋を潰す”ための枢式という訳です。

     


    “攻め”の枢式


     対して“攻め”の枢式は少し応用的です。クルルは行動札により相手にダメージを与えられるためそちらに注目されがちですが、相方のビートダウンが得意なメガミのサポート役としても非常に優秀です。

     

     枢式をビートダウンやワンショットの補助として使い、相手の強力な切札対応を無力化するというのが“攻め”の枢式です。つまり、“こちらの勝ち筋を通す” ための枢式という訳です。相手の対応の有無を確認し、予め潰すことでこちらの攻撃を通して勝利する、という使い方ですね。

     

     また、最初から相手の切札打点を枢式で奪う前提で試合展開を組み立てるという使い方もありますが、相手への依存度が大きい上に枢式に必要な行動札や付与札を削って攻撃札を増やす(いんだすとりあで増やすという方法もありますね)等といった方法で打点を伸ばすことができることが少なくありません。この理由で枢式を採用しようとする際は、本当にデッキに必要なのか考え直してみてください。

     


    最後に


     以上、枢式について書かせていただきました。ここまでお読みいただきまして本当にありがとうございました。

     

     枢式は勝負を決定づけることも多いダイナミックなカードではありますが、どんなデッキにでも入れていい切札ではありません。明確な採用意図を持って相手のどの切札を抜くのか予めある程度決めておく必要がありますが、決まった時の気持ちよさはこのゲームでも屈指のものです。

     

     今回の記事ではどんな場合に必要か、いつ開けるのがいいのかなど、まだまだ話足りないことも多いですが、こちらはぜひ皆さんで研究していただければと思います。事前のデッキ研究もクルルを宿すミコトの醍醐味ですからね。

     

     今回の記事が皆様の楽しい機巧ライフの一助となれば幸いです。
     

     

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