始まる前の決闘録 第七回:騎兵

2019.12.19 Thursday

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     こんにちは、BakaFireです。『第四拡張』発売からいくらか落ち着き、こちらの連載が再開となります。小説シリーズ、『想い一枚ここにあり』シリーズも再開に向けて準備を進めておりますので、ご期待くださいませ。

     

    ※ 本来は隔週水曜日、つまり昨日の18日に掲載予定の記事でしたが、私に緊急の打ち合わせが入ってしまったために掲載を行えませんでした。こちらにてお詫び申し上げます。

     


     

     

    1.    人間わずか、ライフ10


     皆さんこんにちは、多段変形の魔力に取り付かれているローヴェレです。ついに発売となった第四拡張「大洋航路」、お楽しみいただけていますでしょうか。私は大変楽しんでおります。いやー、楽しいですね、サリヤアナザー。


     ディベロップ中からメインで触っていたのですが、実際に刷られてみるとイラストあり、TransFormカードありでテストプレイの何倍も楽しんでいます。TransFormを重ねるたびに自分の脇に強化がたまっていく感じがたまらないですね。

     

     脱線しました。失礼しました。今回は第四拡張の調整中の話をさせていただきましょう。

     

     この第四拡張ですが、ディベロップでコンボ拡張とのあだ名がつけられるぐらい相互作用が強烈なメガミがそろっています。当然、ディベロップ中に問題を起こしたものもそれはまぁ多かったものです。


     その中で今回ご紹介するのはミズキです。賢明な読者の皆様はタイトルですでにお気づきでしょう。彼女は「山城水城の鬨の声」やら、手札外から使用できる「兵員」やら、コンボデッキ、それも飛び切り凶悪なものを成立させる道具を多く持っていました。


     このゲームのミコトのライフはたったの10です。科学の驚異により囲んで棒で叩けば簡単に倒せてしまうんですよ。

     

     

    2.    三人寄れば文殊の知恵


     開発最初期のミズキは数の暴力が得意でした。何故かといえば、各兵員が最初は3枚ずつ存在したからです。「山城水城の鬨の声」を貼れば、「盾兵」3名が身を呈して相手を止め、返しに「槍兵」3名が突っ込んでいく姿は壮観でした。初めて作るメカニズムの強さなんてやってみないと分からないものです。


     枚数だけではありません、兵員の補充もとにかく簡単でした。

     

     

     ガンガン徴兵して、「山城水津城の鬨の声」を使い、返しを凌いだ後に一気に攻撃する。うん、壊れていそうです。実際壊れていたでしょう。しかし、栄えある第四拡張の初回テストプレイで試されたデッキはそんな生易しいものではありませんでした。


     何を隠そう、新幕のテストプレイ史上最大のリーサル打点を誇るデッキが持ち込まれたのです。
     キーカードはこの「騎兵」でした。
     

     

     

    3 三騎当千

     


    付与    壮語
    付与    論破
    攻撃    陣頭
    行動    行軍(※1)
    行動/対応 号令
    行動/対応 防壁(※2)
    行動/全力 軍備増強

    付与     森羅万象
    行動     大手楯無門(※3)
    付与/全力 山城水津城の鬨の声

     

    ※    「間合→ダスト:1、徴兵を1回行う」という行動カード
    ※    切札が打ち消せる効果だった。
    ※    2コストで兵員を使うと再起する効果だった。「闘神」は追加されない。



     

     「騎兵」の1ドロー効果を見てピンときた方も多いのではないでしょうか。そう! 「森羅万象」デッキです。


     動きは単純明快で、フレアを貯めてから「山城水津城の鬨の声」を展開、返しを豊富な対応で耐えて、「森羅万象」を展開し一気に削りきるものです。


     このデッキの真骨頂は付与札を即破棄した際の異常な打点にあります。「森羅万象」展開後にダスト/オーラを0にすることに成功すれば、「壮語」が即破棄されデッキトップへ戻り、「騎兵」ですぐに引き直すことができるのです。一度ループに入ってしまえば「壮語」から得られる集中力でダスト0の維持が容易であるのもポイントです。

     

     このため徴兵カードを疑似的な2点火力と見なせるようになり、凄まじいリーサル打点をたたき出すことが可能でした。まさに一騎当千といったとこでしょう。


     理論上の最大値は

     

    ・壮語(手札から)
    ・論破(手札から)
    ・騎兵×3×2(徴兵済から)
    ・号令(実質2点)
    ・陣頭(実質2点)
    ・反論+槍兵×3(なぜか2点取れる)

     

    以上の合計14点前後でした。補足すると、ミコトのライフは10です。


     この「理論上の最大値」、「大手盾無門」を活用すれば手札条件(「壮語」「論破」「号令」「陣頭」)を整えやすく、ダストさえ枯らせれば普通に決まってしまうのです。


     たとえ枯らせなかった場合でも、「論破」や「騎兵」をダスト枯らしに回すことでリーサルにすることができます。「論破」と「騎兵」2枚を使えば10ダスト拾え、その上で9点リーサルならば十分といったところでしょう。

     

     

    4 おわりに

     

     今回ご紹介したデッキはいかがでしたでしょうか。ミズキはこれ以外にもいろいろやらかしているのでまた登場してもらう機会がありそうです。


     「大洋航路」は今のところ大好評であると聞いており、私たちディベロップ・チームもひとまず安堵しています。次なる新拡張でもより良いものをお届けすべく努力していきます。

     

     始まる前の決闘録・第七回はここまで、また次回「増やしても強かったRoaring」の話をする時までお別れとさせていただきます。
     

     

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