『想い一枚ここにあり』第21回:鳶影

2019.11.21 Thursday

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     こんにちは、BakaFireです。この攻略記事シリーズでは様々な大会で実績を残した名プレイヤーたちが思い入れのあるカード1枚を語ります。対象は初級者から中級者であり、カードのもう一歩先の使い方を身につけるにはうってつけと言えるでしょう。分量も少なめなので気楽に読めます。
     
     著者の決め方を新しいルールで進めています。そして第14回にてシーズン3までの5勝0敗達成者全員への依頼が終わりましたので、第15回からは大規模イベントで4勝1敗を達成した方々に無作為な順で依頼を進めております。
     
     それでは、今回の著者を紹介いたしましょう!

     


    著者紹介:とりすたん

    シーズン1大規模4勝1敗。関西の強豪で、トコヨ/オボロを得意とする。

    親子で本作を遊んでいただけている点も、私個人としてとてもうれしく思っております。


     

    想い一枚ここにあり
    第21回:鳶影

    著:とりすたん

     

     

    皆様こんにちは。親子でふるよにを楽しんでおります、とりすたんと申します。
    今回は思い入れのあるカードのことで、個人的に良くも悪くも記憶に焼き付いているこの1枚、
    オボロ様の「鳶影」を紹介させていただきます。

     


    【はじめに】


    鳶影は切札ではあるものの、その効果で使用出来るのは伏せている全力でない「通常札」であり、フレア消費量の割には「熊介」などの一撃で勝負を決めることの出来る強力な切札と比較して地味に見えます。しかし以下のような特徴を理解することにより、時には選択するに値する魅力的でお洒落なカードだと考えております。

     


    【鳶影の特徴】

     

    1)対応しているものと扱う


    本来自分のターンでしか使用出来ない、全力でない「通常札」が対応として使用出来るようになるのはもちろんですが、特筆すべきは相手の《攻撃》に対応で使用すれば、「相手から対応されない(=実質対応不可)」という点です。※


    例えば(かなり極端な例ですが)対戦相手が対応札の豊富な八相コントロールを使用している場合、ライフダメージが大きくても本来避けられるはずの「飛苦無」や「鋼糸」等が、対応鳶影を介せば実質必中となるため相手にとって終盤ではかなりの脅威となります。


    対応で使用された《攻撃》には対応出来ない。鳶影はこのルールを効果的に利用出来る切札であると考えます。


    ただし対応鳶影の使用にあたり、 嵌方振り」の【攻撃後】の2/1追加攻撃、◆崘κ癲廚筺屬△せらー」の行動札経由で使用した攻撃…などは、対応によって使用された《攻撃》ではないため相手に対応されてしまいますのでご注意下さい。

     

    ※余談ではありますが、第二幕の鳶影は「対応しているものと扱う」という文言がありません。当時の筆者は愚かにもこのテキストを理解しておらず、全国大会の場で痛恨のプレイミスをしてしまうことに。
    詳細は公式ブログ記事「第二回全国大会『第二幕大決戦』レポート」の中頃の「5回戦! 決勝進出者がついに決定!」辺りからお読みいただけますと幸いです。


    対応「鳶影」の使用例を以下に記載致します。

     

        大型攻撃切札の回避


    「月影落」や「ゆらりび」、「熊介」などのリーサル級攻撃札に、対応「鳶影」で間合を変えることの出来る行動札(「跳ね兎」や「足捌き」等)や付与札(「風舞台」や「引力場」)を使用し間合をずらすことによりリーサル回避が期待出来ます。※

     

    ※鳶影使用時にフレア→ダストへ4つ結晶が供給されるため、ダスト枯れ時に使いづらい後退行動札や付与札がアクティブになるのも嬉しいですね。

     

        特殊条件下での《攻撃》の回避


    こちらは適正間合に合わせる必要があるのでいわゆる「協力プレイ」が条件となりますが、相手が間合2で振ってきた《攻撃》に対応鳶影「影菱」で相手のキーカード(「乱打」など)を抜いたり、対応「引用」で相手の追撃用の攻撃札を使用または伏せ札にすることにより、致命傷を避けることが出来る場合があります。


    また、「ふりはらい/たぐりよせ」 や「Waving Edge」などの攻撃後に間合変化出来る攻撃札を相手の《攻撃》に対応鳶影で使用することで相手の攻撃間合をずらしたり、「雅打ち」で打消したりも出来ます。更に特殊な例としては、相手の2回目の《攻撃》に対応鳶影「りふれくた」で打消しをするなど。(大道芸レベルですが盛り上がること必至!)

     

    ※余談ですが、「もじゅるー」展開時に「鳶影」を介して行動札を使用すると、虚空から2つもリソースが湧いてきてお得感を味わえそうですね。

     


    2)手札の一時的獲得


    《全力》でない伏せ札1枚と「鳶影」、そして4フレアがあれば、疑似的ではありますが「《全力でない》手札を予備で1枚持っている」ようなものです。これにより相手のターン時に手札を「最大3枚」、自分のターン時には「最大5枚」を構えることが出来るため、防御的なデッキ※は更に堅固になり、攻撃的なデッキは瞬間最大火力のアップに繋がります。


    またこれは特殊な例ですが、Aユリナ/オボロ(orAオボロ)vsオボロ/Xのマッチにおいて、決死直前に相手の影菱を喰らって「乱打」を伏せさせられたとしても、切札に「鳶影」があれば「不完全浦波嵐」からの「誘導」などで相手オーラを剥がした後に、伏せられて使用出来ないはずの「乱打」を召喚(?)してリーサルを決めることが出来たりする場合があります。

     

    ※個人的思い入れで恐縮ですが、防御的なデッキの中でもトコヨオボロ(扇忍)は、鳶影用の伏せ札で1纏いし守りを固めながら「予備手札」を構えられるため、鳶影と相性が良い組合せの一つだと考えています。

     


    3)伏せ札がないと使用出来ない


    「鳶影」採用時における最大の注意点です。このため自分のターン終了後に出来るだけ1枚は伏せ札を作るよう心掛けたいところです。特に相手からのリーサルが見える終盤での再構成直後のタイミングは注意が必要で、もし伏せ札なしでターンを返した場合、相手は鳶影ケアを切って良いためそのままリーサルされ敗北・・・というケースも度々あります。


    普通なら再構成するべき山札枚数の時でも、次ターンに相手からリーサルが来るのが明らか、かつ「鳶影」の「予備手札」でリーサルを回避出来る盤面であれば、再構成せず待機することも一案です。

     


    【見せる?見せない?】


    「鳶影」で使用する通常札について、奇襲性を高める意味では使用時まで「見せない」のがオーソドックスな使用方法ですが、時にはあえて「見せる」こともテクニックの一つと考えております。


    例えばトコヨ/オボロvsサイネ/Xの試合で、当方が早々に「風舞台」を見せたとします。すると仮に相手が「響鳴共振」「律動弧戟」などを絡めた4間合のリーサルプランであれば、当方が全ての切札を見せない限り「リーサル回避用に鳶影を入れている」可能性を消すことが出来ず、当方の伏せ札の有無を確認しながら立ち回る必要があるため行動を制限することが出来ます。
    (当方が切札に鳶影を入れていなくても、です!)


    鳶影対象にする(かもしれない)通常札を序盤〜終盤まで活躍させつつ相手に鳶影の圧を出すことが出来るため、個人的には好みの運用方法です。

     


    【おわりに】


    鳶影は冒頭記述の通り一撃必殺のような派手さはないですが、相手の構築プランに合わせて通常札の中から対抗手段を選択出来る柔軟性およびポテンシャルのある切札です。


    巷ではその残忍な特性で鬼〇メガネと呼ばれたりすることもあるオボロ様ですが、時には鳶影の
    ようなスタイリッシュかつエレガントなカードで対戦相手をあっと言わせたりギャラリーの
    方々を盛り上げてみたりしてみませんか…?
     

     

     


     

     そんなわけで改めてBakaFireでございます。本シリーズをお楽しみ頂けていればありがたい限りです。

     

     来週よりしばらくはシーズンの節目であるため、公式サイトの様々な更新が必要となり、同時にプレイヤーの皆様もシーズンの変化に慣れるまで攻略を行いづらい状況になります。そこで本日よりおよそ1か月にかけて、このシリーズはお休みをいただきます。

     

     第22回は12月下旬に再開となります。それではその頃に、またお会いしましょう。

     

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