始まる前の決闘録 第二回:調律

2019.09.25 Wednesday

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    1 早くもネタ切れの予感……?


     皆さんこんにちは、ローヴェレです。前回始まった「始まる前の決闘録」ですが、無事初回記事がご好評をいただいたようで、隔週水曜日の連載とさせていただけることとなりました。ありがとうございます。

     

     さて、連載となったのは大変ありがたいことですが、今後も継続してネタを発掘しなければならなくなったともいえます。しかし私が相対した中でもシーズン0のウツロは最強の存在であり、その中でもインパクトが強い「魔食」(ウツロ特集)と「影の翅」はすでに使ってしまいました。これでは先細りです。

     

     一方、虚魚に代表されるビートダウンのカードが非常に強力であったシーズン0において6キルを達成するコンボデッキは特に物珍しさもなく、記録にも残っていません。ビートダウンを使えば6キルが達成できるため、必要性がなかったのです。

     

     極めつきは前回ご紹介した前進撃デッキも最初のテストプレイで負けていることです。とんでもない世界だ。負けたデッキは記憶にも記録にもなかなか残らないもの、これではネタ探しにも苦労しそうです。どうやらこの連載は長くないかもしれません。

     

     

    2 ロックに生きよう

     

     とにかく強いグッドスタッフ(※)に勝つにはどうすればいいでしょうか。簡単です。さらに強いグッドスタッフをぶつけるか、相手が対処できないシナジーの渦で飲み込めばいいのです。


    ※シナジーより、単体のカードパワーを重視して組まれたデッキ。

     

     さて、ウツロと同時にディベロップ・チームには幾つかのアナザーメガミのカードも届いていました。その中にこんな一枚がありました。

     

     

     なんか悪そうなこと書いてあるな?????????

     

     生来のコンボデッキ好きである私はこのカードで何ができるかを考えることにしました。この時のトコヨアナザーは現在の「二重奏:吹弾陽明」とほぼ同じカードを持っており、「調律」と合わせて使うことで再構成を行うことなく「調律」+1枚を毎ターン使用し続けることができます。

     

     つまり「+1枚」をうまく選定して相手が何もできない状態を作れば、相手の再構成10回を待ってゲームに勝利できるということです。

     

     

    3 演奏会はいつまでも

     

     大暴れしたウツロですが、弱体化されたとはいえ今の感覚からすればまだまだ凄まじいカードが残っていました。

     

     

     エクストラウィン(※)から打って変わってテキストが与えられた「魔食」ですが、純粋に【使用済】効果が現在の魔食の上位互換で、加えて使用時に2侵食を放つすごいカードです。

     

     なお、当時のバランス的にはこんなもんとされており、使用時の2侵食が削除されるまで長い時間がかかりました。

     

    ウツロ特集参照

     

     そんなウツロのカードを使えば、常世に続く演奏会を行えるのです!

     


     

    メガミ Aトコヨ/ウツロ

     

    雅打ち 攻撃/対応

    跳ね兎 行動

    調律 行動

    塵の左手(※1) 攻撃

    重圧(※2) 行動

    影の壁 行動/対応

    遺灰呪(※2) 付与/全力

     

    二重奏:吹弾陽明 行動

    久遠の花 攻撃/対応

    魔食 行動

     

    ※1:「刈り取り」に変化するより前の段階です。概ね「蝕みの塵」のようなものという認識で見れば問題ございません。

    ※2:灰塵の達成条件が10でした。

     


     

     先ほどの「+1枚」、その最高の相棒が「重圧」でした。毎ターン「重圧」で1侵食+畏縮を付けることができれば対戦相手が得られるリソースを2つ奪うことが可能です。加えて、切り札から「魔食」を使用することでさらに毎ターン1リソース、合計3リソースを奪うことができます。

     

     おやおや? このゲームで毎ターン得られるリソースはカード2枚と集中による合計3です。集中は畏縮で得られないため、対戦相手はカード2枚で2纏いを行い続けない限りフレアかライフがダスト送りになる状況になります。


     つまり、離脱して「斬」を振る動きは2フレアかかる状態になります。当然、そこから「一閃」を続けると追加で1フレア必要です。

     

     対する扇A鎌側は毎ターンの集中力と「調律」の効果による1オーラの2リソースを得つつ、再構成をしないことで対戦相手が力尽きるまで演奏を続けることができます。


     「重圧」の灰燼条件は当時ダスト10個であり、「魔食」の使用ですぐさま7ダストを得ることができるため簡単に達成可能でした。

     

     当然のようにこのデッキは問題視され、「調律」に当たる枠は紆余曲折を経て「陽の音」へとなりました。

     

     

    4 おわりに


     今回ご紹介した3リソースロックデッキの話はいかがだったでしょうか。書いてみれば意外と記事が書けるものですね。

     

     なお、シーズン0は様々なロック・コンボデッキが跳梁跋扈した時代でした。本連載に乗せたいネタがまだ山積しておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

     

     始まる前の決闘録・第二回はここまで、また次回「闇昏千影の生きる道」にまつわる話をする時までお別れとさせていただきます。

     

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