『想い一枚ここにあり』第5回:スカーレットイマジン

2019.05.04 Saturday

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     こんにちは、BakaFireです。この攻略記事シリーズでは様々な大会で実績を残した名プレイヤーたちが思い入れのあるカード1枚を語ります。対象は初級者から中級者であり、カードのもう一歩先の使い方を身につけるにはうってつけと言えるでしょう。分量も少なめなので気楽に読めます。それでは、さっそくはじめましょう!

     


    著者紹介:カリン
     第一回全国大会優勝。本作は勿論、他のボードゲームでも高い実力を示す名プレイヤー。第一幕から本作を遊び続けて頂いている最古参の一人であり、全国屈指のヒミカ使いである。


     

    想い一枚ここにあり
    第5回:スカーレットイマジン

    著:カリン

     

    私の得意とするメガミであるヒミカのカードは、通常切り札ともに役割がはっきりしており使いやすいものが多いです。今回はその中でも状況により強さが変わる「スカーレットイマジン」の使い方について数字で見ていきたいと思います。

     

     

    1. 強いポイント

     

    一言でいうと「運の要素を減らせること」になります。

     

    3フレアを消費して結果的に手札が1枚増えるだけ、とカード自体の生み出すアドバンテージは少ないものです。3フレア消費の他の切り札、浦波嵐や雷螺風神爪は通常札よりも強く作られています。

     

    しかし、スカーレットイマジンを使用することで場面に適した通常札を使用できる確率は高く、手札を2枚残し+バックステップを使用することでデッキの7枚を全て引ききることが可能です。

     

    眼前構築の時点で準備しておいたコンボ、連続攻撃を行うことができる。これがスカーレットイマジンの強みです。

     

     

    2. 弱いポイント

     

    使う上で気を付けておきたい点としては、先に大技を決められて追い詰められ再構成が行えなくなると実質使用不可能になることです。

     

    他の切り札であれば追い詰められた状況ではその分増えたフレアから逆転の可能性がありますが、切り札が1枚死んでしまうと厳しいことは容易に想像がつくでしょう。そのため実質ライフが1少ないイメージでやるとちょうど良い場合が多いです。

     

     

    3.数字で見ていこう

     

    上記の強み弱みを改めて考えてみると、常にとどめをさせる状況だけで使えるカードではないことがわかると思います。

     

    • 捨て札に見えている強力な通常札を相手がケアしていない場合
    • 眼前構築で考えていたコンボが効果的な場合
    • このままでは先に追い詰められてしまい使用が出来なくなる場合

     

    など、山札が残っていても再構成を行って攻めていく場面は多々あります。

     

    ここからは「デッキ内の欲しいカードの枚数」「欲しいカードのうち引ける枚数」「再構成時の手札枚数」で場合分けし、それぞれの確率を見ていきたいと思います。

     

    また前提として以下の確率は

     

    • バックステップは必ずデッキに入っているものとする。
    • バックステップが引けるかどうかは考慮していない。

     

    の条件のものになります。

     

    デッキ内の欲しいカード:1枚

     

    ドローのみ

     

    手札枚数
    引く枚数 0枚 1枚 2枚
    1枚 33.3% 40% 50%

     

    スカーレットイマジン使用

     

    手札枚数
    引く枚数 0枚 1枚 2枚
    1枚 66.7% 80% 100%

     

    特定の1枚を引き込む確率は、通常ドローのみに比べて2倍になります。

     

    スカーレットイマジンを使用すると再構成を挟むことで2ターン連続して同じ通常札を使用することは比較的容易なことがわかります。

     

    捨て札に見えているためケアを怠った相手に痛い目を見せましょう。

     

    Ex.引用、刈取りなど

     

    デッキ内の欲しいカード:2枚

     

    ドローのみ

     

    手札枚数
    引く枚数 0枚 1枚 2枚
    1枚以上 60% 70% 83.3%
    2枚 6.7% 10% 16.7%

     

    スカーレットイマジン使用

     

    手札枚数
    引く枚数 0枚 1枚 2枚
    1枚以上 93.3% 100% 100%
    2枚 40% 60% 100%

     

    欲しいカード2枚の内どちらか1枚だけであれば通常の再構成でも十分に引ける可能性は高いですが、2枚とも揃えるのは手札2枚再構成のデッキ引ききりでなければ、手札1枚でも60%と切り札を使用してまで狙うには確率が低いです。

     

    そのため使い方としてはデッキに2枚あるカードのどちらかを引きたい場合など、手札0枚からでも再構成を行い通常ドローで引けなかった場合にスカーレットイマジンを使用するといったことが考えられます。

     

    Ex.相手のオーラが薄い状態でデッキに2枚あるライフダメージ2の攻撃カードが引きたい場合など。

     

    デッキ内の欲しいカード:3枚

     

    ドローのみ

     

    手札枚数
    引く枚数 0枚 1枚 2枚
    1枚以上 80% 90% 100%
    2枚以上 20% 30% 50%
    3枚 0% 0% 0%

     

    スカーレットイマジン使用

     

    手札枚数
    引く枚数 0枚 1枚 2枚
    1枚以上 100% 100% 100%
    2枚以上 80% 100% 100%
    3枚 20% 40% 100%

     

    当然ですが通常ドロー枚数は2枚なので3枚が通常ドローのみで揃う可能性は0%になります。

     

    スカーレットイマジンを使用してもやはり3枚すべて揃えることは難しく、デッキを引ききる場合のみと考えてよさそうです。

     

    3枚中2枚引ける確率を見るとスカーレットイマジンを使用することでほぼ達成することができます。

     

    そのため、使い方としては2枚中1枚の時と同様に、単体で今効果的なカードが欲しい場合になるでしょう。

     

    デッキ内の欲しいカード:4枚

     

    ドローのみ

     

    手札枚数
    引く枚数 0枚 1枚 2枚
    1枚以上 93.3% 100% 100%
    2枚以上 40% 60% 100%
    3枚以上 0% 0% 0%
    4枚以上 0% 0% 0%

     

    スカーレットイマジン使用

     

    手札枚数
    引く枚数 0枚 1枚 2枚
    1枚以上 100% 100% 100%
    2枚以上 100% 100% 100%
    3枚以上 60% 100% 100%
    4枚以上 0% 20% 100%

     

    初期手札0枚の場合スカーレットイマジンで伏せ札にするカードがないため0%としています。

     

    欲しいカードが4枚になった場合も2枚、3枚の場合と同じ傾向にあります。

     

    欲しいカードを4枚とも揃える確率はデッキを全て引ききらない限り低く、1枚引ける枚数さえ妥協すれば十分な確率で引くことが出来るでしょう。

     

     

    4. まとめ

     

    ここまで見てきたように、欲しいカード群のうち、1枚妥協出来れば十分な確率で引き込むことが出来ます。

     

    デッキを全て引ききってあらかじめ決めておいた連続攻撃をするのが基本にして効果的な使い方ではありますが、毎回思い通りには進みません。

     

    油断している相手へ意識の外から大きなリードを取っていきましょう。

     

    ※反撃には十分注意してください。

     

     

    5. おまけ

     

    デッキにバックステップを入れていない場合の確率も載せておきます。

     

    デッキ内の欲しいカード:1枚

     

    ドローのみ

     

    手札枚数
    引く枚数 0枚 1枚 2枚
    1枚 28.6% 33.3% 40%

     

    スカーレットイマジン使用

     

    手札枚数
    引く枚数 0枚 1枚 2枚
    1枚 57.1% 66.7% 80%

     

    デッキ内の欲しいカード:2枚

     

    ドローのみ

     

    手札枚数
    引く枚数 0枚 1枚 2枚
    1枚以上 52.4% 60% 70%
    2枚 4.6% 6.7% 10%

     

    スカーレットイマジン使用

     

    手札枚数
    引く枚数 0枚 1枚 2枚
    1枚以上 85.7% 93.3% 100%
    2枚 28.6% 40% 60%

     

    デッキ内の欲しいカード:3枚

     

    ドローのみ

     

    手札枚数
    引く枚数 0枚 1枚 2枚
    1枚以上 71.4% 80% 90%
    2枚以上 14.3% 20% 30%
    3枚 0% 0% 0%

     

    スカーレットイマジン使用

     

    手札枚数
    引く枚数 0枚 1枚 2枚
    1枚以上 97.1% 100% 100%
    2枚以上 62.9% 80% 100%
    3枚 11.4% 20% 40%

     

    デッキ内の欲しいカード:4枚

     

    ドローのみ

     

    手札枚数
    引く枚数 0枚 1枚 2枚
    1枚以上 85.7% 93.3% 100%
    2枚以上 28.6% 40% 60%
    3枚以上 0% 0% 0%
    4枚以上 0% 0% 0%

     

    スカーレットイマジン使用

     

    手札枚数
    引く枚数 0枚 1枚 2枚
    1枚以上 100% 100% 100%
    2枚以上 88.6% 100% 100%
    3枚以上 37.1% 60% 100%
    4枚以上 0% 6.7% 20%

     

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