『想い一枚ここにあり』第3回:引力場

2019.04.19 Friday

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     こんにちは、BakaFireです。この攻略記事シリーズでは様々な大会で実績を残した名プレイヤーたちが思い入れのあるカード1枚を語ります。対象は初級者から中級者であり、カードのもう一歩先の使い方を身につけるにはうってつけと言えるでしょう。分量も少なめなので気楽に読めます。それでは、さっそくはじめましょう!

     


    著者紹介:ますたーH
     シーズン2大規模優勝。第二幕から関東で活躍しているプレイヤー。ハガネを用いた緻密にして大胆な戦い方と、クルルを用いたコンボデッキの構築には高い定評がある。



    想い一枚ここにあり
    第3回:引力場

    著:ますたーH

     


     初めまして、ますたーHと申します。今回一枚のカードについて述べていくという事ですが、前回までとは少し違う方向性でカードを紹介していこうと思います。

     

     今回のテーマはハガネの引力場です。当シリーズの過去二回の記事で紹介されたカードは、第一回の浦浪嵐、第二回の引用と強みが分かりやすいカードの話でした。

     

     では今回の引力場はどうでしょう。一見するとどういうカードなのか分かりにくいカードで、このカードの使い道が未だに分からないという人も少なくないのではないでしょうか。

     

     今回はこの引力場というカードのどこに強みがあるのかについて、順を追って説明していきたいと思います。

     


     間合1へ行く

     

     書いてある通りの事ですが、このカードの基本の一つであり重要な要素です。このカードを使用する事で、サリヤのShieldChargeなどの簡単には使用できない攻撃札を使用したり、居合などの全力攻撃や設置からの影菱など当たると危険な攻撃を未然に回避するのに使用出来ます。

     

     これらの攻撃札は一度当たるか当たらないかで戦況が大きく傾くカードですので、単純なこの効果にも非常に大きな意味があります。

     

     しかしながら、これらの動きは他の多くのメガミでも同じことが出来ます(サイネの見切りやライラの風走りなどの移動札)。これらの移動札は間合1に行く使い方以外にも様々な強みを持っており、往々にしてそれらの強みのほうが分かりやすいため、眼前構築時にそれらのカードのほうが優先的に採用されがちです。

     

     では引力場にはこうした強みが無いのかと言えばそんな事はありません。そしてこの強みを使いこなしてこそ、引力場の真の強さが見えてきます。

     


     相手を中距離に逃れられなくする

     

     引力場が展開された状態と言うのはかなり多くの攻撃札を使用しづらくします。例えば斬を使用しようとした時、現在の間合2だった場合1離脱するだけで自分のオーラを保ちながら斬を使うことが出来ます。

     

     一方、前のターンに引力場で間合1に行かれていた場合はどうでしょう。そもそも適正間合まで1距離遠くなったのに加え、間合2から3に行くためには後退が必要になります。つまりオーラを保ったまま斬を使用したい場合は、離脱→後退→纏いと3回分の基本行動が必要になるのです。ただ間合1に移動した場合と比較しても、そのパターンでは間合2から3への移動は離脱で良いため、実質基本行動一回分の利得を得られる結果となります。

     

     このように近距離でのリソースの奪い合いにおいて、このカードは他のカードには無い強みを発揮することが出来るのです。

     


        これらの効果が2ターン継続する

     

     例えば、相手の居合をケアするために見切りを使用して間合1に移動したとします。確かに次のターンの居合を回避する事には成功しました。しかし返しのターンに間合2に戻られたらどうなるでしょうか?他に間合1に移動できるカードを持っていなかった場合、再構成から再び見切りを引き直すか多大なリソースを支払って間合5より後ろに下がらなければ、居合が当たってしまいます(居合を振らせないための立ち回りは他にもありますがここでは割愛)。

     

     他にも、間合1で使いたい攻撃札と間合1に行くための移動札がデッキに入っていたとします。この攻撃札を使用したい場合、この攻撃札と移動札を同一ターンに使用しなければ攻撃を当てる事が出来ません。ですがもし移動札だけを先に引いてしまった場合、この移動札を手札に抱えておかなければ後から引いてくる攻撃札を使うことが出来ず、結果として手札を圧迫してしまいます。

     

     このように間合を詰めたい場面が1ターンに限らない場合、他の行動札では再構成して同じカードを引き直さない限り、同じように前に詰める事が出来ません。しかし引力場なら、一度展開してしまえば次のターンも間合1へと逃げることが出来ます。

     

     このように、近距離へと詰めていく動きを2ターンに渡って持続出来るのは、このカードの独自性であり、△虜醉僂塙腓錣擦討海離ードの強力な強みなのです。

     


     少し駆け足になってしまいましたが引力場の強さについて説明していきました。

     このカードはクリンチコントロールの戦術において、無類の強さを発揮します。
     もし今回の記事を読んで引力場の事が気になったという人は、是非実際に使ってみてその独特な強さを楽しんでください!
     

     

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