『想い一枚ここにあり』第2回:引用

2019.04.12 Friday

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     こんにちは、BakaFireです。この攻略記事シリーズでは様々な大会で実績を残した名プレイヤーたちが思い入れのあるカード1枚を語ります。対象は初級者から中級者であり、カードのもう一歩先の使い方を身につけるにはうってつけと言えるでしょう。分量も少なめなので気楽に読めます。それでは、さっそくはじめましょう!

     


    著者紹介:あかさき
     シーズン1大規模優勝、シーズン2大規模ベスト4。第二幕から関東をはじめとした様々な地域で活躍しているふるよに全国勢。シンラを特に得意としており、彼女を宿させたら間違いなく最上位の実力者である。



    想い一枚ここにあり
    第2回:引用

    著:あかさき

     

     

     はじめまして。あかさきと申します。

     

     私はメガミの中でシンラ様を崇拝しているため、彼女を象徴するカード、引用について述べさせていただきます。紙面の都合上、今後はメガミを敬称略で記載する旨ご了承ください。

     

     シンラは、ジレンマのメガミです。計略をはじめとし、相手が「これをするとあーなるし、これをしないとこうされてしまう」と苦悩します。相手がそんな風に顔を歪めているのを見ながら愉悦に浸れるのが、彼女を宿していて最も楽しい時です。
     
     しかし、何もジレンマを一方的に押し付けるわけではないのが奥深いところで、彼女は宿すミコトに対して「相手の数手先を読んで、いま行動しなさい。そうすれば相手を術中に嵌めることができますよ」と投げかけてくるような、尖ったカードデザインをしています。
     
     一見すると、とてもパワーの高いカードでも、無策で使えばアドバンテージをドブに捨て、敗北一直線となってしまうのです。そのため、シンラを宿す際にはシンラというメガミの事だけでなく、相手のメガミ、そこから考えられる相手の戦略を逆算して、自分のデッキを構築し、桜花決闘に臨む必要があります。この点において、彼女を宿して勝つのは容易ではないとおわかりでしょう。

     引用はそのことを象徴するカードです。
     
     無策で使えば。自分には何の利得もありません。しかも、このゲームにおいて、相手は自分がシンラを宿している場合、引用をケアした動きが可能なわけです。相手が徹底的にケアしてくると、こちらにはゴミがデッキに入ることになってしまいます。

     

     では、このカードの役割とは果たしてなんでしょうか。
     私は3つの役割があると考えています。

     

     

    〜蠎蠅縫吋△靴森堝阿魘要する。

     

     引用は相手に攻撃札を抱えさせにくくします。


     詳細は割愛しますが、このゲームでは「攻撃を溜め込んで使う」ことが相手のライフにダメージを与えるコツです。しかし、引用をケアしようと思うと、そのターンで使えない攻撃札を抱えづらくなります。


     もし仮に攻撃札を基本行動などで伏せずにターンを返し、相手に引用で攻撃札を使用されてしまうとしましょう。そうすると、自分が使えたはずの攻撃を受けてしまうばかりか、その分で出来たはずの基本行動までできなくなってしまうのです。なので、出来れば引用は食らいたくないわけです。


     そのため、相手に使っても効果の薄い攻撃を散発的に『使わせる』ことができ、結果として自分のライフに不思議とダメージが通りづらくなります。

     


    ∩蠎蠅縫吋△靴森獣曚魘要する。

     

     引用は、相手の全力攻撃札を使用することができます。当然ですが、全力攻撃札は、それが強力であるが故に全力なのです。色々と相手にカードを使われたあとに引用で自分の全力攻撃札を使われると、それだけで状況が大きく傾くわけです。


     であれば、シンラに相対したミコトはこう考えるでしょう。「じゃあ全力攻撃札を入れないようにしよう」


     かくして、シンラを宿したミコト側だけが全力攻撃札を構築段階で入れ、それらを使用してアドバンテージを稼ぐ、というのは、わたしがよく取るゲームプランの一つです。

     


     ↓△竜’修果たせない場合、多くのアドバンテージを得る。

     

     当然ですが、引用は、当たれば最強です。 ↓△量魍笋魏未燭気覆ぞ豺隋∩蠎蠅亮蟷イ亙の山です。ぜひ公開情報から相手の手札を推察し、宝を掘り当てて相手の顔を歪めましょう。

     


     最後に、引用を使う上でのコツを一つ紹介します。それは「見せない引用にこそ価値がある」ということです。
     
     当然ですが、残念ながら山札一巡で引用を一つ使うことが出来るのは多くて一回です。山札が多く残った状態で引用を使うと、「再構成までは引用を使われないからしばらくはケアを切っていい」と考え、引用のケアを切った動きをするようになります。結果として、引用が持っていた,龍みを失ってしまいます。
     
     そのため、相手の手札が2枚あるからと闇雲に引用を打ってはいけません。上手いプレーヤーは、見えないものへのケアを万全にしがちです。その裏を突いて、いつまでも引用の幻影に怯えさせることを意識しましょう。
     
     「じゃあいつ使うのがいいんですか?」と聞かれると、こればっかりはパターンが多すぎて限られた紙面で説明するのは困難です。相手の捨て札、伏せ札から相手の手札を類推し、「ここだ!」と思うタイミングで使えるよう日々研鑽しましょう。

     


     シンラは、引用を代表とした、「相手をジレンマの中に閉じ込めて、手を歪ませることで、こちらが相対的に利得を得る」ことで勝利を手繰り寄せるメガミです。
     
     ぜひ相手に理不尽な択を押し付けて、楽しい引用ライフを送りましょう!!

     

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