2019年4月禁止改定

2019.04.01 Monday

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     私どもはバランス調整の宣言と、それに基づく理念に従い毎月第一月曜日にカードの禁止改訂を行います。この記事はその2019年4月のものです。禁止カードを出すことそのものについて疑問や不安を感じる方は、宣言あるいはそれを要約した理念をご一読いただければ幸いです。

     

    2019年4月禁止カード

     

    ハガネ/『終章』ウツロで禁止

    大重力アトラクト

     

    ※ これらの禁止はシーズン3の間、即ち2019年5月下旬まで継続し、『第参拡張』でのカード更新を通して解除されます。

    ※ この禁止は『終章』ウツロ固有のものです。通常のハガネ/ウツロでは「大重力アトラクト」は使用できます。

     

     こんにちは、BakaFireです。天音杯お疲れ様でした。予選、本戦、サイドイベントにご参加いただいた皆様、そしてニコニコ生放送にてご視聴いただいた皆様、スタッフの皆様などなど、本イベントに関わって頂いた全ての方に深くお礼申し上げます。ありがとうございました! こちらのレポートは今週末から来週末にかけてのどこかで掲載するスケジュールで進めておりますので、今しばらくお待ちいただければと思います。
     
     さて、シーズン3の総決算とも呼べるイベントが終わったこともあり、環境に対す公式的な見解も示しやすい状況となりました(※)。シーズン切り替わりのタイミングほどではありませんが、本日はここ数か月よりは長めにその辺りもお話しいたしましょう。
     
    ※ これまではこの場で見解を公表することが天音杯の環境に影響を及ぼしたり、戦略的な情報の流出が研究を進めているプレイヤーの皆様にとって喜ばしくない感情を引き起こす可能性がありました。

     

     まずは良い点からお伝えします。現在の環境はすばらしいものであり、本作のこれまでの中で最良といってよいでしょう。多くのメガミが輝ける環境であり、事前の研究と練習に十分な価値があり、大会は万全の実力と適度な運を兼ね備えたプレイヤーが勝利できる場となっています。
     
     天音杯は大成功と言え、本戦における三拾一捨の環境は実に魅力的でした。今回の更新で新たな禁止カードを出していない点からも分かる通り、天音杯を通して致命的な問題が発覚するということもありませんでした。

     

     他方で問題だと評価している点もお伝えするべきでしょう。小さく気になり、問題かどうかすら定かではない点はそれこそいくらでもありますが、今回は明確に問題視するべきアナザー版ウツロに対する見解だけを書かせて頂きます。事実、彼女は禁止カードの原因となっており、今の問題であることは間違いありません。
     
     天音杯を経て確信しましたが、彼女を環境の正解と呼ぶのは難しいと言えます。彼女(を用いた有力な組み合わせ)に対して有利に立ち回れるメガミは環境内に十分に存在します。天音杯でもベスト8に1名が勝ち残り、その方がベスト4まで歩みを進める程度にとどまりました。この点においてシーズン1のサリヤ、シーズン2のオボロよりも問題は小さく、同類の問題でもありません(※)。

     

    ※ 禁止カードについても、結果として禁止カードは不要だったというご意見をいくつか拝見しており、それについての理屈も理解できるものです。他方で禁止をしなかったらどうなったのかという可能性は計りきれず、禁止を解除すべきというほどでもありません。

     

     それでは彼女の問題はどのようなものでしょうか。現時点で私どもは2つの点を重く扱っております。
     
     第一には一定以上の耐性を持たないメガミへと蓋をする性能が高すぎる点です。アナザー版ウツロに対して不利なメガミ2柱の組み合わせは対面した時点で絶望的な状況になることが多く、そのうえで当のウツロが一線級の強さであるために環境に相当数は存在してしまうのです。
     
     結果としてアナザー版ウツロは環境を曲げ、一部のメガミを極端に勝ち辛い状況にしてしまっています。もちろんこれはあらゆるメガミ同士で相互作用的に起こることではありますが、彼女はその作用が際立って大きいのです。この問題は特に三拾一捨などのルールで抑止されない通常選択で大きなものとなります。彼女の存在は一部のメガミの持ち込みを否定的にしており、環境をやや狭苦しくしてしまっています。
     
     第二には「終焉、来タレ」が私どもの想定を超えて安定していたために、ゲームにもたらされる運の要素が大きくなりすぎてしまった点です。本作のようなカードゲームに運の要素は必要不可欠と考えてこそいますが、このカードの塩梅は本作の方向性から逸脱し過ぎています。
     
     ここまでがアナザー版ウツロの問題であり、彼女が次のカード更新で修正されるべきなのは明白でしょう。ではこの問題は禁止カードにより直さなければならないものでしょうか?
     
     私どもは今の時点ではそう考えていません。これを抜本的に解決するには「残響装置:枢式」の禁止しかなく、それはアナザー版ウツロそのものの禁止に等しいと言えます。しかしそれを強行的に行うほどにこの問題は大きくありません。彼女を楽しんでいるプレイヤーもまた存在し、それを否定してまで無理やり解決してもゲーム全体を魅力的にするとは思えないのです。
     
     さらに私どもは全体における禁止カードへのトリガーは重くしておくべきだと方針を定めており、ここで軽々しくそれを引くことは悪しき前例に繋がるとも考えています。
     
     本日は以上となります。次回の禁止改訂は5月6日(月)となります。シーズンの変更も近づきつつある時期ですので、この時点で禁止カードが出る可能性は低いと考えております。