『桜降る代の神語り』第62話:サイネ新生

2018.08.17 Friday

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     動乱の末、氷雨細音を救出した闇昏千影たち。
     しかもそれだけじゃあない。目覚めた彼女はまさしく異様。その力は要注意とされていた赤面の男ーー五条綴を圧倒するほどだった。闇昏千影一行にとっては、それはある意味最高の誤算だっただろうね。


     そしてそれが計算外だったのは彼女らだけじゃあない。相対する彼女にとっても、同じだったのさ。

     


     メガミとは、人よりも格の高い存在ーー彼女たちの持つ強大な力を、この地の人々は見て、聞いて、触れて、あるいはその身に受け、あるいはその身に宿し、畏敬すべき存在としてメガミを認識する。
     どれだけそのメガミが友好的であろうとも、人々の心の底にその認識が広がっている以上、メガミと対等たろうと振る舞うには限界がある。

     

    「おー……。ーーおぉ……?」
    「…………」

     

     しかし細音は、突き破った隠し扉を挟んで、興味津々といった視線を向けてくるクルルに対して毅然と向かい合っていた。

     


     クルルが千影の持つ滅灯毒に向けていた興味は完全に失せたようで、粘つくような、身体の内側まで観察していそうな泥のような好奇心は、真っ直ぐ細音に注がれている。人差し指をぽかんと開けた口に当てながらという姿であっても、その粘度は以前細音が浴びせられたものよりもなお高い。

     

     間で挟まれている千影が、興味の対象から外れたことに喜んでいられない程度には、クルルの不気味な威圧感は沈黙と共に場に広がっている。
     だが、千影が小刀を握るので精一杯だった本当の理由は、反対側からーーつまり細音から、僅かにでも触れたら断ち切られそうな、そんな薄氷のような刃を思わせる異様な気配が漏れ広がっているからであった。

     

    「うむー……むー、やっぱりホントみたいですねえ。流石にこれを見間違えるほど、くるるんあいは節穴ではありません」

     

     クルルは、「ぱちぱちぱち」と口に出しながら手を叩くと、

     

    「おめでとーございます、にゅーふれんず。あなたはーーくるるんもこれ知りませんけどーーこの世で何番目かに誕生したメガミみたいなんで、とりあえずお名前訊いといてもいいですかね?」
    「め、メガミ……!?」

     

     驚愕し、細音へと振り向く千影。けれど、細音は眉を僅かにひそめながら、端的に己の名を返すのみであった。
     メガミは新たに生まれるものということは人々に知られているものの、その過程は謎に包まれている。しかし、もっともらしく伝承されている数少ない過程に、メガミ成りーーミコトがメガミに成るというものがある。子供でも知っているそれは、昔話の中に盛り込まれるほどの題材であり、常識として刷り込まれているものだ。

     

     けれど、あくまで昔話は昔話。人間だったメガミ本人も実在していこそすれ、実現を目指す者の語り口は夢物語を紡ぐそれと変わらない。何よりその条件も、ヲウカ様に認められるような大業を成す、という具体性に欠けたものしか語られることはない。
     だからこそ、見知るミコトがメガミであると、メガミたるクルルから告げられたことによる衝撃は大きい。

     

     それでも千影が否定の声を挙げられなかったのは、細音の気配に息を呑んだ事実があったからだ。
     ここにいるのは千影の知るミコト・氷雨細音ではなく、メガミ・サイネであるという現実が、千影の中にじわじわと浸透していった。

     

    「さいね、さいね……さいねん、さいねーん……。うん、ばっちりー! ですよ」
    「そうですか……」
    「とゆわけでですね。くるるんとしては、ちょろーっと……いや、がっつりー? メガミ成りした身体がどうなってるのか、調べるのに協力して欲しいのですよ」

     

     目を閉じるサイネに対して、クルルは、えっへっへー、とわざとらしく手を揉みながら、

     

    「もちろん、さいねんじゃないとダメな理由はありますよ? メガミ成りって言いましたけど……たぶんあなた、まだ座には着いてないですよね。神渉装置でふぃっしんしちゃったおかげなんですけど、きっと影響は出てると思うんです」
    「…………」
    「ただ顕現体を調べたいなら、それこそこのくるるんぼでーを使えばいいです。けど、不完全なメガミなんて初めてさんですからね。その差から、顕現体にはどんな感じに本質が詰まってるのか、分かることがあるはずなんですよぅ。だから……ね? くるるん一生のお・ね・が・い、ですから……!」

     

     両手を合わせ、顔の前でくねくねとくねらせながら懇願するクルル。その姿に覚えた気味の悪さの源泉は、他人のことを好奇心を満たす部品としてしか見ていなかったようなメガミが、対等の相手に願い出ているというその光景そのものだった。
     左右に首を振って反応を伺うクルルだったが、そこに小さくサイネが口を開く。

     

    「……ですか」
    「うい? 今なんと?」
    「馬鹿ですか、と訊いたんですッ!」

     

     光を映さない瞳は怒りを湛え、まごうことなくクルルに向けられていた。バキ、と木板の折れた音は、怒声だけでは表しきれない感情が、薙刀の石突に込められて床を破壊した音であった。
     彼女は薙刀の切っ先で、床に転がっている五条を指し示すと、

     

    「そこの男との決闘で私を実験台にしてくれたというのに、一体どの口でもう一度実験台になれと頼めるのですか!? 冗談にしても限度というものがありますよ……!」
    「冗談……? くるるんはいつだって本気も本気ですよ……?」
    「それが、なおさらたちが悪いというのが分からないのですか? 名前も知らないミコトたちを散々いいように使ってきた、あなたのその『本気』とやら……理解に苦しみます」

     

     あっけらかんと返されたサイネは、刃をクルルに向け直す。クルルはどうしてここまで反発されているのか理解に苦しんでいるようで、頬に指を当てながら首をひねっていた。
     今にも踏み切りそうなサイネの勢いに、千影は同じく構えることしかできない。サイネの存在によって生存率は上がったものの、生身の彼女にとってはメガミ同士の衝突などという爆心地に居続けることそのものが看過できない危機である。さりとてその威圧感に口を挟むこともできず、胸の内でひたすら保身の道を探り続けていた。

     

     刺すような敵意が、サイネから一方的に放たれる。
     一触即発の状況の中、入れ違うように隠し部屋に逃げ込もう……そう、千影が腹を決めたときだった。

     

     木板の割れる音が、今度は天井から響いた。

     

    「間に合ったか!?」

     

     天井から千影の隣に落ちてくるのは、クルルによって分断されていた藤峰だった。
     彼は着地する前に、握っていた神代枝を宙に放る。桜色の輝きが優しく千影と藤峰を包み込み、込められていた力は二人にメガミの権能を貸し与える礎となった。
     文字通り降って湧いた助けに、千影は急ぎユキノの傘を顕現させる。一方で藤峰は常用している苦無を構えるのみ。彼が宿すミズキからは力を得られず、僅かに引き出せるオボロの力を体術の助けにするだけで精一杯だった。

     

    「うーん……?」

     

     しかし、ここに人数差は生まれた。
     クルル一柱に対し、サイネ、千影、藤峰。ミコト二人は時間に限りがあるとはいえ、いかにメガミであっても障害と数えざるを得ない。それどころか、サイネという主力が居る以上、撃破も絵空事ではなくなった。あの千影の中ですら、だ。

     

     数の利を理解したサイネがじり、じり、と距離を詰め、壊れた隠し扉の手前までにじり寄ってくる。
     ただ……そんな三人に敵視されるクルルが、臨戦態勢になることはなかった。

     

    「……めんどーですぅ」

     

     唇を尖らせてそう呟くと、くるりと踵を返した。そのまま、相対していた空気を無視するかのようにとぼとぼと廊下を戻っていこうとする。その手のひらの上には、まるで手慰みのようになんらかの装置が組み上がりつつあった。
     一瞬、あっけにとられた三人だが、

     

    「待ちなさいッ!」
    「えぇー……」

     

     目にも留まらぬ速さで飛び出したサイネの薙刀が、嫌そうな顔で振り返るクルルを捉えた。その刃はクルルの背中を浅く裂き、返す刀で脚を断ち切ろうとするが、現れた部品の山に弾かれる。
     渋々といった様子でさらに間合いを離そうとするクルルには、千影と藤峰が放つ苦無が襲いかかる。一本は避けられたものの、もう一本は肩口に深々と突き刺さった。それを見て、千影は藤峰と目を合わせて頷き、前に出るべく脚に力を溜める。

     

    「氷雨、右手のものを……!」
    「はいっ!」

     

     行方を阻むがらくたを振り払うサイネへ、千影の指示が飛ぶ。サイネの耳にとってはがらくたと同じかもしれなくとも、クルルの手で組み上がりつつあるその寄木細工の小箱は、このような事態に陥る元凶たる転移の絡繰に他ならない。
     木と木が重なり合っていく音を頼りに、サイネは八相の構えからクルルの右腕を両断せんと刃を振り下ろす。
     だが、

     

    「……っ!?」

     

     刃は、クルルの存在する空間に侵入することを阻まれたかのように弾き返された。なにもないはずだった宙空では、六角形を敷き詰めた薄い緑の光の壁が、全うした役割を示すかのように存在を主張していた。
     絡繰をはたき落とした次の一太刀で首を狙おうとしていたサイネも、予想外の防御に体勢を崩してしまう。

     

     その間に完成した小箱が、クルルを包むように淡桃の煙を吐き出していく。周囲の空間が明らかにぐにゃりと歪んでいくのが、皮肉にもクルルの用意したであろう光の防壁ではっきりと見て取れる。

     

    「下がってくださいッ!」
    「ふー……ではまた来週〜」

     

     そんな適当な別れの言葉を残し、クルルは歪みの向こうへ消えていく。ある瞬間からその気配もぱったりとなくなり、やがて煙が晴れた廊下に彼女の姿を見つけることはできなかった。

     

     しん、と静寂を取り戻した廊下で、サイネはクルルのいた場所に薙刀を振り落とした。
     刃は、主を助け出した寄木細工の小箱を、真っ二つに断ち切っていた。
     狂気は去ったのだ。取り逃がした、という形で。

     

     

     

     


    「お、終わったー?」

     

     ぴりぴりとした空気が霧散していくその頃合いを見計らってか、隠し部屋の奥から楢橋が顔を出す。左腕を抑えながら脂汗を滲ませており、流血の度合いからしても傷が浅くはないことがありありと分かる。
     そんな彼の登場に、戦闘の余韻を全て吹き飛ばされた者がいる。

     

    「ほっ、ホロビ! ホロビはどこですかッ……!」
    「いたたたたた痛い痛い! 千影ちゃんやめて揺さぶらないで、目に入らないかもしんないけどめっちゃ怪我してるから!」
    「居たんでしょう!? 氷雨の隣に、ほろび……ホロビはっ……!」
    「ま、待って、落ち着いて……!」

     

     全ての障害を乗り越えたその反動のせいか、取り乱す千影。
     しかし、彼女は次の楢橋の一言で凍りついた。

     

    「ここにはいなかった……いなかったんだってば!」
    「え……」

     

     そんな、という言葉を作ろうとして、失敗した。楢橋の肩を掴んでいた手が、脱力したように離される。
     ちら、と幽鬼のように視線を隠し部屋の奥へと向ける千影だが、一歩を踏み出そうとしたところで、藤峰に肩に手を置かれてやんわりと止められた。
     彼は徒労感を追い出すように一つ、息を吐いてから、

     

    「こいつの言っていることはおそらく正しい。捨てられていた書の中に、ホロビ移送の指示書を見つけた。先日までここに捕らえられていたことは間違いないが……一足遅かったな。いや、言っても詮無いことか」
    「そう……ですか。ホロビは、どこに……」
    「瑞泉城内の研究施設だ。いくつかあるようだが、中でも桜に近い所だそうだ。研究員に吐かせた」
    「ふひ……ひひ……」

     

     俯いて笑う千影に、楢橋もどう声をかけたらいいものか分からない。
     だから彼から藤峰に投げかけられた疑問は、場を取り繕うものに他ならなかった。

     

    「と、ところでさ。細音サンは助けられたんだし、この研究所どうするの? ……えーと、ほら。あのヤバそうなメガミはどっか行っちゃったんでしょ? 動きやすくはなったと思うし、貰い物するにはちょうどよさそうだけど……」

     

     だが、それとなく奪取の提案をする楢橋に答えたのは、暗い笑みを浮かべた千影本人だった。

     

    「そんな暇、ありませんよ」
    「え……? あ、いや……」

     

     彼女の目が光を失っているということはなかった。

     

    「何度も言いましたよね? 千影は、ホロビを助けにここまで来たんです。それより優先されるものはありませんし、ホロビがここにいないのならまた探しに行くだけです。行き先も分かってるんですから」
    「そう、だけどさ……」

     

     予想外にしっかりとした返答に、楢橋は言葉に詰まる。
     千影はさらに、

     

    「一石二鳥じゃないですか。どうせ城では今頃天音や千鳥たちが戦ってるんです。最初から援護に向かう計画だったんですから、ついでにホロビへの道をこじ開ける手伝いもしてもらいましょう。ただ、さっさと援護に行かないと、それも叶わず全滅もありえますが」
    「あちらの戦況次第だが、早々にホロビ救出に人員を割く手もないわけではないな。メガミという戦力の追加という魅力は、やはり無視できるものではない」

     

     そう語る藤峰の目は、少し離れた位置で薙刀の感触を確かめていたサイネに向けられている。
     サイネはその気配を感じ取ったのか、

     

    「……どうもまだ面映いですね。これまでになく力が漲るこの感覚には、わりと納得しているのですが、理解はいまいち追いついていませんし……。目が覚めたらメガミになってるだなんて言われても、この通り普段と変わりない姿なものですから」
    「戸惑われている中、さらにこちらの都合に巻き込むようで大変申し訳ありません。ですが、何卒お力添えいただけないでしょうか」

     

     歩み寄るサイネへ、藤峰の頭が下げられる。
     そんな彼を援護するかのように、壁にもたれかかった楢橋が言葉を継ぐ。

     

    「細音サン、頼むよぉ。色々やばいみたいでさ。この平太クンの手も借りなきゃならないくらい、大変な戦いになってんのよー」
    「まあ……そうでしょうね。クルルと敵対しているくらいですから、大事の渦中であることは分かります。知らない間に事態は悪い方向に進んでいたようですね」
    「だからオレからもお願い……細音サンがいれば百人力だから……!」

     

     右手で力なく手刀を掲げたところで、サイネが形を捉えることはない。
     そして、

     

    「氷雨……い、いえ、サイネとお呼びしたほうがいいでしょうか」

     

     装備を再確認しながら、千影は極力サイネと目を合わせないようにそう切り出した。
     怯えはある。過去、危害を加えた相手が、強大なメガミとなって再び現れた以上、千影の生存本能はずっとくすぐられていた。出した言葉が相手を刺激しないか、気が気でないことは否定のしようもなかった。
     けれど、次の千影の言葉だけは、震えることなく真っ直ぐサイネに届く。

     

    「手を貸してください。ホロビを、助けるために」

     

     燃えるような意思ではない。昏い決意の底から、千影は目指す場所への最短経路に手を伸ばす。
     それから、僅かな沈黙があった。ただ、

     

    「ふふっ」
    「……なにか?」

     

     静寂をサイネの小さな笑いが破る。
     すみません、とサイネは謝罪を前置いてから、

     

    「あのときと同じ声なのに、雰囲気が別人みたいで……随分と変わられましたね」
    「そ、その言葉、そっくりそのままお返ししますよ。もう別存在じゃないですか」
    「ですね」

     

     零した苦笑いが、承諾の証だった。
     ほっとする千影は、次の瞬間には顔が引き締められている。瑞泉城という本拠地に移送された以上、ホロビへの道はこれが最後にして最大の困難である。現状の最善手を打てたところで、死地に赴かなければならない事実には変わらないのだ。

     

    「急ぎましょう。天音もいるのでしょう?」
    「はい。詳しい話は失礼ながら道中にて」

     

     藤峰の先導によって、四人はその場を後にした。
     メガミも加え、同じ方向を向いた彼女たちは、一路、最終決戦の地・瑞泉城へと走った。

     

     

     

     


     こうして、ホロビこそ発見できなかったものの、サイネを救出した闇昏千影たち。
     やはり作戦は順調。英雄たちの勝利は近い。


     ……そう思うかい? ああ、カナヱもここまでならそう思うよ。

     だが、君は忘れていないかい?


     敵はあまりにも強大で、そしてその本命は、未だ姿すら現していないということを。
     闇昏千影らが研究所を後にしたその時、同時刻ーー

     

     

     

     

     


    「はぁ……は、あぁっ……」

     

     そびえ立つ城、そして奥で咲き誇る神座桜。二つの威容に見下されながら、ヴィーナを駆るサリヤは、水気を失った荒い息に、喉を張り付かせていた。
     走行時は半ば抱きつくように乗る本来のヴィーナだが、今のサリヤの視界は高い。それは彼女が背を伸ばしているからではなく、ヴィーナの首元に操舵席が移動しているためだ。鎌首をもたげた蛇のように変形した黒い車体は、その両目にあたる部分を定期的に怪しく光らせている。

     

     しかし、だ。威圧的な姿となったヴィーナとは対照的に、騎手であるサリヤは歯を食いしばって姿勢を保つのが精一杯の、弱々しい有様だった。傷つき、体力は奪われ、もはや意地と意志だけが彼女を支えているようである。

     

    「サ、リヤぁ……」

     

     名を呼ぶジュリアの声が震える。従者への信頼までもが、怯えに削り取られているようだ。
     それでも、へたり込むジュリアはサリヤへ希望を抱き続ける他ない。
     倒れ伏して小さく呻くだけとなった千鳥。
     塀に背中から叩きつけられ、ぐったりとしている佐伯。
     この場で意志を燃やし続けることができているのは、サリヤただ一人だけだった。

     

    「…………」

     

     そんな彼女が相対するのは、たった一つの寡黙な影。灰色の髪の少女の形をしたその影は、同じく影を寄せ集めたような大きな不定形の鎌を携え、城内へ通じる最後の門の前で、たった一人、無感動に立っていた。

     

     否、たった一人、ではない。
     一柱。

     


     塵と化し、灰に帰した結晶を身に纏うそのメガミ・ウツロは、己の作り出した惨状の中でただ一柱、静かにサリヤの動きを待っていた。

     

     しかしーーウツロの目には、三人目であるサリヤ、そして怯える四人目のジュリアまでしか映っていない。
     天音揺波の姿は、どこにもなかった。

     

    語り:カナヱ
    『桜降代之戦絵巻 第五巻』より
    作:五十嵐月夜  原案:BakaFire  挿絵:TOKIAME

     

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