大決戦のために問題解決

2018.02.03 Saturday

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     こんにちは、BakaFireです。こちらの記事ではカード1枚への修正と、そちらへの説明やお詫びを行わせて頂きます。

     

     この記事は元々は全国大会の特設ページと同日に、修正カードリストと合わせて公開する予定でした。しかし土曜日に公開してしまうと、日曜日に開催される大会での適用をどうするかどうかで混乱が生じてしまうため、日曜夜の公開とさせていただきました。ご容赦ください。

     

     この記事による修正は、2/5(月)より適用させて頂きます。

     

     修正したカードを印刷できるpdf修正カードリストは必要に応じて自由にご利用ください。

     

     

     先日の記事や、昨日更新した特設ページでもお伝えした通り、本作の『第二幕』シリーズにおける頂点を決めるため、大規模な全国大会イベントが開催されます。そしてそれに向けて、現在の環境への観察を続けてまいりました。先日の記事では、現在の環境は魅力的であり、大きな問題はないように見えていたが、問題のありうるデッキが1種類だけ観測されたとお伝えしました。

     

     それを踏まえ、そのデッキへの検討や、問題である場合の修正のやり方などをバランス調整チームと議論した結果、カード1種への修正が必要であると判断しました。それらへの最終的な結論がまとまりましたので、こちらにてご報告差し上げます。手順は、以下の形で進めさせて頂きます。

     

    • 具体的な問題内容の報告
    • カードの修正内容とその理由
    • カードの配布方法につきまして
    • お詫び

     

     ご不便をおかけしてしまい誠に申し訳ございませんが、ご一読いただければありがたい限りです。

     

     

    具体的な問題内容の報告

     

     今回の問題は極めてシンプルです。強さ、そして相性における理不尽さといったふたつの面で許容範囲を超えたデッキが1種類発見されてしまいました。

     

     用いる組み合わせはヒミカ/ホノカです。但し、ヒミカ、ホノカどちらについても、単独での強さにおいては問題は生じておらず、これらを組み合わせて生まれる標準的な戦い方にも問題はありません。ただ1種のデッキにのみ問題があるのです。

     

     そのデッキは「満開」を利用したワンターンキルデッキです。「バックステップ」「三分咲き」以外を攻撃カードにし、「満開」と「守護霊式」まで開花を進め、8フレアを用意すれば準備が完了します。「満開」を置き、手札の攻撃を全て撃ちこみ、「そして四季は廻る」「スカーレットイマジン」から引いた攻撃カードも全て撃ち、最後に「クリムゾンゼロ」を撃ちこみます。攻撃回数の多さやダメージの大きさから、一部の例外を除きこれを受けきれる組み合わせは存在しません。

     

     また、ヒミカ/ホノカは「胸に想いを」を利用した特殊勝利デッキも強力です。そのデッキ自体の強さは修正を要するほどではありません。しかし、件のデッキとは方向性が大きく異なるうえで、戦える水準であるために問題となっています。対戦相手が件のデッキを咎められるメガミを宿していたとしても、件のデッキだけを対策すればどうにかなるわけでもないのです。

     

     このタイミングでの修正について、首を傾げる方もいらっしゃるかもしれません。この問題とした組み合わせは今のところ大会で暴威を振るってはおらず、過剰に問題視されているようにも見えないためです。

     

     それも自然であり、まずこのデッキの発見そのものが困難です。特に「五分咲き」を山札1週目に、致命傷を受けないよう安全に、本来より少ない桜花結晶で破棄する立ち回りは不可能と考えていました。しかしヒミカならばそれが可能なのです。また、デッキの運用も簡単ではありません。2種の変換と8フレアの用意はそこまで楽ではなく、コンボ成立までの間の立ち回りを学び、相手の動きを把握しておく必要があります。そして弱点もあります。連続攻撃型の常としてサイネは苦手であり、コンボ成立を妨害できるシンラ、ウツロなどにもチャンスはあります。

     

     こうして書くと修正を要するのか疑問になります。しかしこのデッキは熟達したプレイヤーが使う場合に限り、耐性のないメガミに対してほぼ100%勝ててしまいます(そして、耐性のないメガミはかなり多いのです)。「満開」の継戦能力や「胸に想いを」サブルートにより、耐性のあるメガミが相手なら逆に100%負けるというわけでもありません。

     

     以上より、このデッキはまだ研究の普及が不十分なゆえに問題が明確化していませんが、遠くない未来、特に大規模大会において問題となると判断します。それゆえに、このタイミングでカード1種を修正することにしました。

     

     

    カードの修正内容とその理由

     

     経緯を踏まえると、この修正はヒミカやホノカを弱くすることが目的ではありません。彼女らの魅力を可能な限り損なわないように、問題となるデッキを弱めるよう行われるべきです。

     

     そこで、件のデッキが用いるカードを考察します。

     

    「シュート」「ラピッドファイア」「マグナムカノン」「クリムゾンゼロ」「精霊式」「守護霊式」「突撃霊式」「桜吹雪」

    これらのカードの強さは問題ではなく、さらにこれらを弱体化したところで解決になっていません。

     

    「バックステップ」「スカーレットイマジン」

    弱体化すれば解決しますが、これらのカードはヒミカの強みの根幹をなしています。もしこのカードを弱めてしまったら、あらゆるヒミカのデッキが成立しなくなってしまいます。

     

    「三分咲き」「五分咲き」「満開」

    これらのカードを修正するという方法はありえます。しかし、魅力を残しつつリスクを抑えた修正案を見つけることはできませんでした。

     

    「そして四季は廻る」

    弱体化すれば解決し、さらに妥当な調整案も発見できました。その結果、純粋な弱体化であるべきではないという結論になったため、上方修正も併せて行われます。

     

     以上より「そして四季は廻る」に修正を行うことにしました。すでに修正したカードを再び修正するという残念な事態に陥ってしまった点は大変申し訳なく、さらに私的にも遺憾ではあります。しかしゲームや大規模大会を楽しめるようにするという上位の目的のためには、やむを得ないと判断します。

     

     

     「そして四季は廻る」は以上の形に変更されます。

     

     「そして四季は廻る」はオボロとの組み合わせや、特殊勝利デッキでも採用されていましたが、それらでの強さは適正なものでした。従ってカード単独としての強さには問題ありません。

     

     しかし問題のデッキでは「カードを2枚引く」効果でダメージを2枚分上乗せし、「山札を再構成する」効果でコンボの始動タイミングを安定したものにしていました。さらにサブルートである特殊勝利デッキでの重要なパーツでもあります。

     

     そこで、「フェイズを終了する」効果を付けることで、1ターンで撃てる攻撃の水増しには使えないようにします。こうすれば多くのデッキはコンボによる連撃を耐えきれるようになり、逆転のチャンスが生まれます。また、どのような山札でもコンボが始動できるわけではなくなるため、ヒミカ/ホノカ側は山札の管理も求められるようになります。

     

     しかしこの変更はこれまでこのカードを使っていたオボロや特殊勝利デッキにとっても弱体化になり、このカードを使いどころのないものにしてしまいます。そこで、相手の山札を再構成しないようにして確実な1ライフの仕事をできるようにし、消費は3へと変更する形で上方修正も行います。

     

     

    カードの配布方法につきまして

     

     カードの配布は、『第参拡張』全体に修正を行った時と同じ方法で行います。具体的には以下の3種類です。

     

    1:公式大会、公認大会での配布

     これまでと同様のやり方です。各地の公式大会、公認大会にこれらのカードをお送りしますので、その会場へご来場(必ずしも大会に参加する必要はありません)頂いたら受け取ることができます。

     

    2:郵送

     お住まいの地域などの都合によりイベントにご参加いただけない方のために、郵送も行わせて頂きます。必要事項をフォームまでご記入いただければ、修正カードの印刷完了後から送付いたします。

     

    3:一部店舗での配布

     本作をお取り扱いいただいている一部店舗に許可とご協力を頂けたら、そちらにてイベント外の時間でもカードを配布できるようにいたします。

     

     このうち、2については以前のフォームをそのまま活用し、また以前ご連絡いただいた連絡先を再び使わせて頂きます。

     

     つまり、郵送にて前回の修正カードを送らせて頂いた皆様には、特に何も行わなくても修正カードが到着するように手配いたします。カードの完成と、送付をお待ちいただければと思います。カードの送付は3月頭頃となるだろうと予想しますが、申し訳ないながらまだ断言はできません。ご容赦ください。

     

    補足

     ゲームでの混乱を避けるため『第二幕』以降の全てのカード修正をまとめたシートを作成いたしました。こちらのシートはカードリストと同様に大会でご覧いただくことができます。

     

     

    お詫び

     

     最後に、この度は私の力不足によりゲームに不十分な点があり、このようなご不便をおかけすることとなってしまい誠に申し訳ございませんでした。

     

     バランス調整のためのチームが発足した後の出来事ではありますが、以前の『第参拡張』の調整の経緯でも説明しました通り、あの時の調整では数日しか時間がありませんでした。バランス調整チームからは様々な面で適切な評価を頂けましたが、このような難解なデッキを発見し、解析する時間はなかったのです。

     

     今回の問題は私の力不足に端を発しており、前回の調整での問題点と同じ原因によるものです。幸いなことに、前回に意思表示した改善の方法は大きな問題なく進みつつあります。まだ変化の途中であるため慌ただしく、明確に解決したとは言えませんが、流通、経理については私以外への仕事の譲渡がほぼ終わりました。

     

     そして、『供焚勝法戮筌妊献織襯押璽猗任砲いてはより安定したゲームを提供できるよう、尽力を重ねております。なにとぞご容赦いただければありがたい限りです。