錦秋の大交流祭レポート

2017.11.03 Friday

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     こんにちは、BakaFireです! 時が流れるのは早く、もうじき『第弐拡張』環境にも終わりが近づきつつあります。『第参拡張』がやってくるのです。とはいえ、それについてのニュースはゲーム関連記事の方に任せることにして、こちらでは別の話をしましょう。
     
     『第弐拡張』環境の終わりが近づくならば、決算が必要です。そう、過ぎたる2017年10月29日。名古屋で『第弐拡張』環境の総決算にあたる大規模大会が開催されました。本日はそちらについてのレポートを書かせて頂きます。

     

    会場全景、多数のご参加に感謝!

     

    上位賞のアクリルフィギュアも大発生中だ!

     

    当日サプライズ! TOKIAME先生がイラストペーパーを描いてくださいました!

     

     当大会は定員64名という大規模なイベントであり、本作では初めての試みとなりました。ありがたいことに予約も満員御礼となり、いつも応援を頂いている皆様には感謝以外ありません。残念ながら当日は台風の影響もあり、何名かお越しになるのが難しくなってしまいましたが、それでも59名(1名は大会不参加)の方にご参加いただきました。改めて、お礼申し上げます。
     
     それでは早速、レポートを始めましょう!

     


    開幕から激戦と混沌の連続!

     

     後ほどのメタレポートでも詳しく述べさせて頂きますが、今大会はこれまでと比べて最良と呼ぶにふさわしく、多彩な構築がひしめき合う激戦の場でした。特に、こと三拾一捨を用いた環境となると相性に関する問題も緩和されるため、全てのメガミに勝利の機会が存在します。ゆえに大半の試合で圧倒的な有利不利が存在せず、1回戦から激戦の連続となりました。
     

    1回戦開始! 熱い戦いの始まりです!

     
     ゲームとしての熱い盛り上がりだけではありません。すべての皆様の試合以外での活動もイベントを大いに盛り上げてくださいました。申し訳ないながら、私が目撃した範囲となってしまいますが、魅力的な写真たちも紹介しましょう!

     

    全国大会決勝でも使われた。月見里さん作の光る桜花結晶最新版! 次の大規模大会では完全体になるのか!?

     

    光る桜花結晶を利用してリアルミコトが誕生したぞ!

     

    歯車入り造花結晶、これは美しい!

     

    これもかなりいい感じ! こういうグッズ作りたいですね。どう思いますかにじよめちゃん。

     

    ゲゲェーーッ!何だこいつらはァーーーッ!?

    (大会はこのような方向性の方々ばかりではありません。初めての方も安心してご参加ください)

     

    いつも素敵なアイテムを自作される旭辻さん。今回は毒の登場です。しかしこれが……

     

    現地、名古屋のとんでもない毒使いとコラボしてしまったァーーーッ!!

     

    準決勝は独特のゲーム展開に

     

     そして戦いは進み、4回戦。ここまでで全勝なのはキリカさん、赤 傘くるるーん☆ひらきましたっ!さん(以下、読みづらいので赤さんとさせて頂きます)、ひいらさん、エンデさん、あかさきさん、そねさん、まやんさんの7名となりました。そして激闘の末、準決勝へと歩を進めたのはそねさん、赤さん、まやんさん、エンデさんの4人です。
     
     準決勝第一試合はそねさんと赤さんの対戦です。そねさんはヒミカ/オボロ/サイネ、赤さんはユリナ/オボロ/ユキヒで、三拾一捨の結果ヒミカ/オボロとオボロ/ユキヒでの対戦となりました。
     
     ここでそねさんが構築したのはヒミカ/オボロが隠し持つ強力な勝利ルートである遠距離ロックデッキでした。「壬蔓」と「ヴァーミリオンフィールド」のコンボで間合を離し続け、その間に「レッドバレット」を「生体活性」してダメージを稼ぎます。
     
     オーラが少なくなりがちで、油断をすると逆転を許してしまう繊細なロックデッキですが、そねさんはみごとに橋を渡り切りました。ロックを維持し、そねさんの勝利となります。

     

    間合は5を維持し、逆転の攻撃を許しませんでした。
     


     準決勝第二試合はまやんさんとエンデさんの対戦です。まやんさんはユリナ/ユキヒ/サリヤ、エンデさんはトコヨ/ユキヒ/サイネで、三拾一捨の結果ユリナ/ユキヒとユキヒ/サイネでの対戦となりました。
     
     まずはお互い中距離戦を選び、そこから近距離戦へと転じていきます。エンデさんの「薙斬り」「八方振り」をまやんさんは「しこみばり」「斬」で返してライフレース。
     
     まやんさんのライフ5、エンデさんのライフ4のタイミングでまやんさんが傘を開き、近距離戦への移行を強く主張。そこで返しのエンデさんはオーラを削りながら一気に後退。圏域で場を支配しにかかります。まやんさんのオーラは0なので、これは足が止まる――
     
     そう誰もが思うような痺れるような強手。しかしこれは私を含む全員の予想を裏切り、悪手に働きます。まやんさんはそこから3ライフを失いながら前進を強行。そのまま「ゆらりび」を打ち込み、エンデさんのライフを全て削り切りました。
     
     オーラが3で、まやんさんが「たぐりよせ」でなく「もぐりこみ」を引いたため「音無砕氷」で止められず、「ひきあし」は捨て札。全ての条件が整った絶好の機会でした。大胆にして繊細なリーサルルートを見事に見抜き、まやんさんの勝利です。

     

    突然の死。想定外の角度から、刹那の決着が訪れます。

     

    決勝、全てをぶつけ合う大熱戦!

     

     そしていよいよ決戦の時です。決勝はそねさんVSまやんさん! そねさんは関西からの遠征で、まやんさんは地元名古屋のプレイヤーです。三拾一捨の結果、そねさんはヒミカ/サイネを、まやんさんはユキヒ/サリヤを宿すことになりました。
     

    決勝戦、開始!


     戦いは静かに始まります。お互い中遠距離から打点が入りうる組み合わせゆえに、致命傷とならないよう両者警戒しつつ歩を進めます。全体の流れとしてはそねさんが「薙斬り」「八方振り」「シュート」で攻めるのに対し、まやんさんが「Turbo Switch」「もぐりこみ」などで守る展開となります。
     
     勝負が進むにつれ、互いのデッキの概要が見えてきました。そねさんはヒミカというよりはサイネを中心としたビートダウンデッキ。それをまやんさんの0間合近くを狙うコントロールデッキが迎え撃ちます。
     
     そねさんは定期的にライフにダメージを通しますが、多くの攻撃を防がれ、さらにカードを引いている分再構成が速いためにライフレースは互角です。そんな中でコントロールを成立させつつあったまやんさんが「たぐりよせ」をライフに当て、ライフでも有利を取ります。間合も0から2を的確に動かし、まやんさんが場を支配しつつありました。
     
     そこでそねさんが動きます。長考の末、再構成を選択。そして「スカーレットイマジン」「バックドラフト」から「響鳴共振」! まやんさんはオーラを4にしてケアしていましたがものともしません。守りを崩すとともに間合を戻し、攻撃の大チャンスを生み出しました。
     
     その1ターンは歴史的と言えます。「バックステップ」で山札を引き切ったそねさんは「薙斬り」「八方振り」「シュート」「律動弧戟」で攻め、まやんさんは「もぐりこみ」「Turbo Switch」で応戦します。そねさんの攻撃は見事すぎるほどに正確ですが、対するまやんさんの防御も堅牢。結果として、そねさんは残り1ライフを削りきることができませんでした。この精密で高度な撃ち合いを、最善手で渡り切ったお二人には拍手以外有りえません。
     
     ライフはそねさん3に対してまやんさんは1。しかしそねさんは全てのリソースを使い切っています。まやんさんが前進しつつコントロールをやり直し、素撃ち「Omega-Burst」から「Waving Edge」「Alpha-Edge」でライフを削り1対1へ。
     
     そして最後の激突です。そねさんは「足運び」「薙斬り」でオーラ有利を取りますが、まやんさんが返しのターンで「もぐりこみ」「Turbo Switch」そして「ゆらりび」がそねさんのオーラを全て削り取り、焦燥をライフへと通します。決着!!
     

    ライフ1を巡る大熱戦の末、最後に立っていたのはまやんさんです!


    革命の時代、地方の躍進

     

     こうして戦いは終わり、見事にまやんさんの優勝で幕を下ろしました。おめでとうございます! まやんさんには現在存在する全てのPRメガミタロット、PR集中力カード、そしてTOKIAME先生描きおろしの色紙が贈られました。さらに、4勝1敗以上の全員にアクリルフィギュアと、PR集中力(シンラ)が贈られました。
     
     

    上位全員で記念撮影!

     

    錦秋の大交流祭

     

    優勝
    まやん
    ユリナ/ユキヒ/サリヤ

     

    準優勝
    そね
    ヒミカ/オボロ/サイネ

     

    上位賞(4-1)
    エンデ
    トコヨ/ユキヒ/サイネ

     

    赤 傘くるるーん☆ひらきましたっ!
    ユリナ/オボロ/ユキヒ

     

    tot
    ユリナ/オボロ/サイネ

     


    トコヨ/シンラ/クルル

     

    つきのみち
    ユリナ/トコヨ/オボロ

     

    マーサ
    ヒミカ/サイネ/サリヤ

     

    抜け忍@この戦いをチカゲに捧ぐ
    サイネ/チカゲ/サリヤ

     

    ふぇりる
    ユリナ/サイネ/サリヤ

     

    kyo
    トコヨ/サイネ/サリヤ

     

     今大会は地方の躍進と、戦乱の幕開けを感じられます。思い返せば7月の全国大会。準決勝こそ関東と関西の対決となりましたが勝利したのは共に関東で、決勝は関東同士となりました。さらに言うならば名古屋からの本戦進出者は数えるほどしかいなかったのです。
     
     それに対して今回のベスト4は関東1、関西2、名古屋1、そして決勝は関西と名古屋になり、名古屋が優勝となりました。試合を観戦していても、関西や名古屋のプレイヤーは明確のレベルが上がっており、もはや関東が頂点である時代は終わったと感じられました。
     
     しかし関東からの上位入賞者も十分に存在し、関東が抜かれたと断じるのは短慮に過ぎます。むしろこれは、戦乱時代の幕開けなのかもしれません。これからも各地で交流しつつ腕を磨き、そして次の全国大会でこそ、本当の決着をつける時がくるのかもしれない。そんな予感を感じさせる決着となりました。

     

    メタレポートの時間ざんすよ

     

     最初にお伝えした通り、今大会はこれまでで最も多様な構築が見られ、こと三拾一捨の環境としては最善の形を大きく更新したと言えるでしょう。データとしてメガミの使用状況と、上位率(4-1以上)をご覧いただきましょう。

     

    使用メガミ一覧

     

    ユリナ/ヒミカ/サリヤ    1
    ユリナ/トコヨ/オボロ    1
    ユリナ/トコヨ/シンラ    5
    ユリナ/トコヨ/ハガネ    1
    ユリナ/トコヨ/チカゲ    1
    ユリナ/オボロ/ユキヒ    1
    ユリナ/オボロ/サイネ    5
    ユリナ/オボロ/ハガネ    2
    ユリナ/オボロ/チカゲ    1
    ユリナ/オボロ/クルル    1
    ユリナ/オボロ/サリヤ    1
    ユリナ/ユキヒ/サイネ    1
    ユリナ/ユキヒ/チカゲ    1
    ユリナ/ユキヒ/サリヤ    3
    ユリナ/シンラ/サイネ    2
    ユリナ/サイネ/サリヤ    2
    ヒミカ/オボロ/シンラ    1
    ヒミカ/オボロ/サイネ    1
    ヒミカ/オボロ/ハガネ    1
    ヒミカ/オボロ/クルル    1
    ヒミカ/ユキヒ/サイネ    1
    ヒミカ/ユキヒ/ハガネ    1
    ヒミカ/サイネ/サリヤ    2
    ヒミカ/チカゲ/サリヤ    1
    トコヨ/オボロ/サイネ    1
    トコヨ/ユキヒ/サイネ    1
    トコヨ/ユキヒ/ハガネ    1
    トコヨ/シンラ/クルル    1
    トコヨ/サイネ/クルル    3
    トコヨ/サイネ/サリヤ    1
    オボロ/サイネ/ハガネ    1
    オボロ/サイネ/チカゲ    1
    オボロ/サイネ/クルル    2
    オボロ/サイネ/サリヤ    1
    ユキヒ/シンラ/サリヤ    1
    ユキヒ/ハガネ/クルル    1
    ユキヒ/ハガネ/サリヤ    1
    シンラ/サイネ/サリヤ    1
    シンラ/チカゲ/クルル    1
    サイネ/チカゲ/サリヤ    1
    サイネ/クルル/サリヤ    1

     

    メガミ使用率・上位率

     

    使用人数 使用率 上位人数 上位率
    ユリナ 29 50% 5 17%
    ヒミカ 10 17% 2 20%
    トコヨ 16 28% 4 25%
    オボロ 22 38% 4 18%
    ユキヒ 13 22% 3 23%
    シンラ 12 21% 1 8%
    サイネ 28 48% 6 21%
    ハガネ 9 16% 0 0%
    チカゲ 7 12% 1 14%
    クルル 11 19% 1 9%
    サリヤ 17 29% 5 29%

    上位率=上位人数÷使用人数×100(小数点以下四捨五入)

     

     今大会での最大勢力はユリナ/トコヨ/シンラとユリナ/オボロ/サイネとなりました。ユリナの安定性は依然として衰えておらず、最大の使用率を保ち続けています。しかし、上位率はもはや高くはなく、最善の選択かどうかは疑問が残ります。
     
     これら2つの組み合わせは同じユリナ軸のように見えて、全く異なります。前者はコントロール&コンボとしていずれも機能し、後者は何が何でもビートダウンを仕掛けるという強い意志が感じられる構築です。しかし前者は上位に残らず、後者も上位1名と、これまた正しい選択だったかは疑問です。
     
     使用率としてはオボロの躍進は特筆すべきでしょう。これまでは負け組に甘んじ続けていましたが「忍歩」に大きな上方修正を受け、今大会ではメタの一角を担うに至りました。下方修正を受けたトコヨもまた、高いコントロール能力で存在感を示し続けており、断定にはまだ早いものの、これらの調整は正しく働いていると感じられます。
     
     上位率をみると、サリヤの再評価が最大の注目点です。プレイヤーが慣れるにつれて評価を下げていったメガミでしたが、多くのメガミとかみ合う柔軟性は三拾一捨では追い風に働きます。また、カードパワーの高さも見逃すべきではなく、今大会を踏まえて再評価すべきメガミと言えるでしょう。
     
     そのほかにも見るべき点はありそうですが、長くなりすぎるためこのあたりにしておきます。あとは、皆様の評価にお任せすることにしましょう。

     

     

     これにて今回の大規模大会も終わりとなり、『第弐拡張』環境もひと段落となります。しかし本作そのものはまだまだ続きます。勿論来年にはさらなる大規模大会を予定しておりますよ! それでは、次の大規模大会でお会いしましょう!