仲春の大決闘祭レポート
2022.05.04 Wednesday
皆様こんにちは、競技イベントディレクターのローヴェレです。ゲームマーケットも終わり、無事に第七拡張も発売することができました。皆様お手に取っていただけましたでしょうか。
さて、『第六拡張:失楽飛翔』の発売により始まったシーズン7ですが、皆様のご協力もあり去る2022年3月13日にシーズン7を締めくくる「仲春の大決闘祭」が無事成功裏に終了いたしました。本日は大交流祭のレポートをお届けしたいと思います。
感染症対策の都合により、普段より参加者の数を制限した形ではありましたが、無事59名のミコトの皆様にご参加いただきました。社会情勢から練習を行うのが難しいシーズンでありましたが、特に決勝トーナメントでは非常にレベルの高い応酬が披露され大いに会場を沸かせました。本作に関わる者の一人として、遊んでいただいた皆様に深く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
私、ローヴェレが私生活の都合により時間が取れず、レポートをお届けするのが遅くなってしまいまして、誠に恐縮でございます。そのような中、大交流祭を成功させることができたのは、運営をお手伝い頂いたスタッフの皆様ならびに、参加者の皆様のご協力があってこそでした。この場を借りて、改めてお礼申し上げます。
会場モニター側。メガミたちが舞台を見守ります。
試合中の様子。お顔にはぼかしを入れております。
会場脇には有志の方が作成したちびメガミフィギュアが展示されました。スゴイ!
メタゲームレポート
シーズン7の環境は、禁止改定を経てもなお新拡張のメガミの中で特に強力であったカムヰを中心として構成されていました。ベスト4のインタビューや、会場で決勝トーナメントの解説を務めていただいた巫鏡杯優勝者・カリンさんの解説からも、このことが強く意識されていたことが伺われました。
一方で、カムヰも無敵ではなく、特にトコヨやシンラのような強力なコントロール力を持つ相手に対して禁忌ゲージによる特殊敗北を起こしてしまう弱点があり、環境は「カムヰを宿す」「カムヰを倒す」の二つの戦略に大きく分かれていたといえます。
一方で、本記事の最後に示すメタゲームレポートの通り、それぞれの戦略内での個別のメガミの選択は大きく割れ、実に多様な環境でした。
予選ラウンドで3勝した17人で見ても15種類の組み合わせが選択されており、僅かにヒミカ/トコヨ/カムヰとサリヤ/カナヱ/カムヰがそれぞれ2名ずつで重複が見られたのみでした。
全体で約61%に採用されたカムヰを含む組み合わせは、予選ラウンド3勝ラインに約70%を送り出し、環境を定義したメガミの力を見せつけました。一方で、全勝者4名中2名は剣を含まない組み合わせとなり、「カムヰを倒す」戦略の中でも成功を収めた組み合わせは順調に勝ち進んでいたこととなります。
全メガミ使用率
ユリナ | 9 | 15.25% |
Aユリナ | 5 | 8.47% |
サイネ | 5 | 8.47% |
Aサイネ | 1 | 1.69% |
徒神サイネ | 0 | 0.00% |
ヒミカ | 17 | 28.81% |
Aヒミカ | 2 | 3.39% |
トコヨ | 15 | 25.42% |
Aトコヨ | 0 | 0.00% |
徒神トコヨ | 2 | 3.39% |
オボロ | 0 | 0.00% |
Aオボロ | 0 | 0.00% |
ユキヒ | 9 | 15.25% |
Aユキヒ | 0 | 0.00% |
シンラ | 7 | 11.86% |
Aシンラ | 1 | 1.69% |
ハガネ | 1 | 1.69% |
Aハガネ | 1 | 1.69% |
チカゲ | 2 | 3.39% |
Aチカゲ | 3 | 5.08% |
クルル | 1 | 1.69% |
Aクルル | 1 | 1.69% |
徒神クルル | 0 | 0.00% |
サリヤ | 5 | 8.47% |
Aサリヤ | 0 | 0.00% |
ライラ | 0 | 0.00% |
Aライラ | 3 | 5.08% |
ウツロ | 11 | 18.64% |
Aウツロ | 0 | 0.00% |
ホノカ | 1 | 1.69% |
Aホノカ | 3 | 5.08% |
コルヌ | 1 | 1.69% |
ヤツハ | 5 | 8.47% |
Aヤツハ | 0 | 0.00% |
ハツミ | 1 | 1.69% |
徒神ハツミ | 1 | 1.69% |
ミズキ | 3 | 5.08% |
メグミ | 1 | 1.69% |
カナヱ | 21 | 35.59% |
カムヰ | 36 | 61.02% |
レンリ | 3 | 5.08% |
宿された全組み合わせリスト
ユリナ/サイネ/カムヰ | 1 |
ユリナ/トコヨ/ユキヒ | 1 |
ユリナ/トコヨ/カムヰ | 1 |
ユリナ/トコヨ/レンリ | 1 |
ユリナ/Aチカゲ/カムヰ | 2 |
ユリナ/サリヤ/カムヰ | 1 |
ユリナ/ウツロ/カムヰ | 1 |
ユリナ/Aホノカ/カナヱ | 1 |
Aユリナ/ユキヒ/シンラ | 2 |
Aユリナ/シンラ/カナヱ | 1 |
Aユリナ/クルル/ミズキ | 1 |
Aユリナ/カナヱ/カムヰ | 1 |
サイネ/トコヨ/カナヱ | 3 |
サイネ/シンラ/ミズキ | 1 |
Aサイネ/Aヒミカ/カムヰ | 1 |
ヒミカ/トコヨ/カムヰ | 2 |
ヒミカ/Aハガネ/カムヰ | 1 |
ヒミカ/サリヤ/カナヱ | 1 |
ヒミカ/ウツロ/カムヰ | 7 |
ヒミカ/ウツロ/コルヌ | 1 |
ヒミカ/ウツロ/ハツミ | 1 |
ヒミカ/ヤツハ/カムヰ | 3 |
ヒミカ/カナヱ/カムヰ | 1 |
Aヒミカ/ユキヒ/Aライラ | 1 |
トコヨ/シンラ/Aライラ | 1 |
トコヨ/Aチカゲ/カナヱ | 1 |
トコヨ/カナヱ/カムヰ | 5 |
徒神トコヨ/ユキヒ/シンラ | 1 |
徒神トコヨ/ユキヒ/ハガネ | 1 |
ユキヒ/ホノカ/レンリ | 1 |
ユキヒ/カナヱ/カムヰ | 2 |
シンラ/徒神ハツミ/メグミ | 1 |
Aシンラ/Aクルル/レンリ | 1 |
チカゲ/サリヤ/カムヰ | 1 |
チカゲ/ウツロ/カムヰ | 1 |
サリヤ/カナヱ/カムヰ | 2 |
Aライラ/ミズキ/カナヱ | 1 |
Aホノカ/ヤツハ/カムヰ | 1 |
Aホノカ/カナヱ/カムヰ | 1 |
ヤツハ/カナヱ/カムヰ | 1 |
3勝以上の組み合わせリスト
ユリナ/Aチカゲ/カムヰ | 1 |
ユリナ/サリヤ/カムヰ | 1 |
ユリナ/ウツロ/カムヰ | 1 |
サイネ/トコヨ/カナヱ | 1 |
ヒミカ/トコヨ/カムヰ | 2 |
ヒミカ/サリヤ/カナヱ | 1 |
ヒミカ/ウツロ/カムヰ | 1 |
ヒミカ/ウツロ/ハツミ | 1 |
ヒミカ/カナヱ/カムヰ | 1 |
トコヨ/シンラ/Aライラ | 1 |
トコヨ/カナヱ/カムヰ | 1 |
ユキヒ/カナヱ/カムヰ | 1 |
シンラ/徒神ハツミ/メグミ | 1 |
チカゲ/ウツロ/カムヰ | 1 |
サリヤ/カナヱ/カムヰ | 2 |
準決勝(FT)、決勝レポート
フィーチャーテーブルとして実況を行った準決勝と決勝のレポートをお伝えします。
激闘が繰り広げられた予選ラウンドにて見事4戦全勝を納め、決勝ラウンドに進出したのはキリカさん(トコヨ/シンラ/Aライラ)、akua244さん(シンラ/徒神ハツミ/メグミ)、ホークさん(サリヤ/カナヱ/カムヰ)、しゃぺろんさん(ユリナ/ウツロ/カムヰ)の4名。
準決勝第一試合と決勝は会場のモニターにて上映され、実況と解説が行われました。
試合を行う別室では深き読み合いが渦巻きます。
準決勝はakua244さん対ホークさん、キリカさん対しゃぺろんさんのマッチアップとなり、どちらも「カムヰを宿す」側と「カムヰを倒す」側の戦いとなりました。
準決勝・第一試合 akua244 VS ホーク
三捨一拾、眼前構築時ともにakua244さんが時間を残して決定を終える中、ホークさんはどちらも最後まで悩まし気な様子。「カムヰを倒す」側であったakua244さんにとって想定範囲内のマッチアップであったのに対し、ホークさんにとっては想定外のマッチアップであったことが伺えました。
桜花決闘が開始し、先手を取ったのはakua244さん。手札2枚で宿しを2回行い、「ワダナカ航路」の使用からゲームが始まります。
通常は使用した次の自分のターンに破棄される「ワダナカ航路」ですが、先手1ターン目で使うことで後手1ターン目に開始フェイズが無く付与上の桜花結晶が落ちないことから、破棄は後手2ターン目となります。
結果として、逆風であるとダメージが発生しない「ワダナカ航路」ですが、破棄直前の先手2ターン目に相手に攻撃されていなければよく、つまり対応で攻撃を受けなければ確実にダメージを与えることができます。akua244さんはこのテクニックで素早くホークさんにダメージを与え、禁忌ゲージを伸ばしていくことを狙う作戦に出ました。
一方のホークさんは後手1ターン目に「Stunt」を使用してターンを返します。フレアをブーストするカードの使用から、合計10フレアを使用する「灯」を採用している可能性が高まりました。
ゲームが動いたのは3ターン目。akua244さんはスタートしたターンに間合7で「立論」「潜雷」を使用し、さらにホークさんのライフを奪っていく姿勢を見せます。返すターンにホークさんは「ワダナカ航路」のダメージや「Stunt」使用で空いていたオーラを生かした前進、「棘縫い」「Burning Steam」で、「潜雷」による「潜水後退」や対応「煽動」の妨害を突破し間合4へ到達します。
ここで「散華刃」に加え、「Stunt」により生まれていた潤沢なフレアを生かし、「Alpha-Edge」「阡」を叩き込むことに成功。「潜雷」を隙で割りつつ一挙にライフ5点を奪うことに成功しました。
再構成も含めてライフが4まで落ち込んだakua244さんですが、増えたフレアを使用して「完全論破」を使用。ホークさんの「棘縫い」を封印しつつ、さらに「カラハリ灯台」も使用して間合を離していきます。
これでakua244さんの切札に「森羅判証」がないことが確定し、以降はレンジロックによりホークさんの禁忌ゲージによる敗北を目指す姿勢が明確となりました。
ホークさんは残るakua244さんのライフを奪うべく前進を続けますが、「棘縫い」を封印されているため思うように前に進めず、禁忌ゲージが刻一刻と増えていきます。ホークさんが前進し、akua244さんが間合を離す展開が続いたところで、ホークさんは「灯」を使用、「暁」という強力な勝ち手段を加えました。
ここで「Omega-Burst」や「Julia’s BlackBox」といった燃料回復手段が無いデッキであることが判明。「阡」と「灯」の両立を目指す珍しい構築です。
akua244さんもこの構築は予想していなかったのか、デッキに対応は「煽動」しか採用しておらず、「暁」を放たれてしまえば「煽動」と5オーラ全てを失う以外に選択肢はない状況に追い込まれました。
返すターンを間合5で始めたakua244選手は「詭弁」を使用、ホーク選手のライフを削り禁忌ゲージの上昇を早めることに活路を見出します。ここでホーク選手のライフは5を割り込み、ターン開始時に禁忌が2上昇するようになります。
ホーク選手のターン開始フェイズの上昇を経て禁忌は9、前進でターンを終え、残されたターンは2ターンとなりました。
akua244さんは「暁」をオーラで受けざるを得ない以上、他の攻撃を食らうことは避ける必要があるため「潜雷」による「潜水後退」のセットを合わせて懸命に間合を遠ざけていきます。
しかし、「潜水後退」の効果を合わせて間合6で来た次のターンにホークさんは温存していた燃料を使って「Burning Steam」から間合を近づけ「散華刃」を使用、オーラで受けられないakua244さんは両方ライフで受けざるを得ません。ここでライフ1まで落ち込んだ相手にとどめの「Alpha-Edge」、これにたまらず「煽動」を使用したakua244選手には「暁」に対する回答は残されておらず、ホークさんが見事勝利しました。
【試合を終えて】
大会終了後のインタビューで、akua244さんは先手3ターン目の「潜雷」使用を悔やんでいました。「潜雷」にダストから2つ桜花結晶を納めたことでダストがなくなってしまい、オーラが用意できなかったところに「阡」が当てられてしまい敗因となったとのことです。
対するホークさんは、Stantの採用により「Alpha-Edge」2回、「阡」、「灯」、「暁」の合計15フレアをねん出し、見事に勝ち切りました。初見のマッチアップに対し、限られた双掌繚乱・眼前構築時間で見事に勝ち筋を見出したホークさんの見事な戦略眼が光りました。
決勝 キリカ vs ホーク
決勝はキリカさん(トコヨ/シンラ/Aライラ)とホークさん(サリヤ/カナヱ/カムヰ)の決闘となりました。まさに「カムヰを宿す」者と「カムヰを倒す」者の闘いとなりました。
ホークさんにとっては決勝戦と同じく、想定外のマッチアップ。手際よく通常札・切札を選んでいくキリカさんに対し、ホークさんはゆっくりカードを最後まで吟味する様子を見せました。
桜花決闘が開始し、先手を得たのはホークさん。準決勝と同じく「Stunt」からスタートし、準決勝と同じく「灯」の存在を感じさせます。対するキリカさんも「大嵐」で風雷ゲージを3つ上昇させて今後の布石とします。
先手2ターン目を前進のみで終えたホークさんに対し、後手2ターン目にキリカさんは「引用」を使用し「四剣乱刃」を伏せ札とさせます。間合4で使用可能な攻撃札を失ったホーク選手は先手3ターン目の攻撃を見送り、キリカさんのライラの攻撃カードによるダメージを抑えるために前進を最小限とし、宿しも織り交ぜてターンを終えます。
ここでキリカさんはオーラ3でターンを終了したホークさんの隙を見逃しませんでした。山札が0枚のホークさんにまず「立論」を使用し2オーラを破壊、さらに「反論」で「1/-」ダメージの後の1枚ドローで焦燥を与え、ホークさんに1ダメージを与えることに成功します。
ホークさんも返すターンで前進しつつ「Burning Steam」「Alpha-Edge」「散華刃」を使用、キリカ選手のライフを奪い、「灯」を使用して必殺の「暁」を入手。さらに手札の「四剣乱刃」を使用するか迷いますが、次のターンに全力化で使用することも視野に入れ手札に残したままターンを終了しました。
キリカ選手はデッキ7枚で再構成を行いますが、「引用」をデッキトップ。ホークさんが残した手札の「四剣乱刃」を抜き取りつつ使用してゲームのペースを握りました。
その後、キリカ選手はさらに「暴風」をホークさんのライフを奪い、「紅刃」を「反論」するなど要所を対応。対するホークさんも対応しきれない飽和攻撃を同一ターンに仕掛けることで着実にライフを詰めていきます。
迎えたゲーム終盤のキリカさんのターン。お互いのライフは4と互角ですが、ホークさんには「暁」が残っており、フレアも4と使用に現実味を帯びてきました。
キリカさんは「煽動」「反論」を擁し、切札に「円環輪廻旋」の可能性を残しているとはいえ、「暁」をライフ受けできないとなると容易に守り切るのは難しい盤面。一方のホークさんも禁忌ゲージが8となり、あと1つでも禁忌ゲージを使用すれば残り2ターンでキリカさんを倒さなければならない制約を抱えていました。
ここでキリカさんは「森羅判証」「壮語」を展開。これにより「森羅判証」でライフを6まで伸ばしつつ「壮語」で3ダメージが確定し、切札に「円環輪廻旋」があれば残り4のホークさんのライフを削り切れるとの主張を突きつけます。さらに「陣風祭天儀」も使用し、デッキかほぼシンラのカードであったキリカさんが持つ風10、雷4のゲージでホークさんの行動の妨害を見据えました。
ホークさんのターン。再構成によりフレアが5に到達し、いつでも「暁」が打てる形となったところで、ホークさんも反撃に出ます。「Waving Edge」「血飛沫」「Burning Steam」を一気に使用、オーラ受けをすると「暁」をライフに通されてしまうキリカさんは対応で「円環輪廻旋」を使用しつつ、すべてライフ受けを選択。一気にキリカさんのライフは2まで落ち込みました。
ターンが回ったキリカさんは嵐の力で2/2とした「暴風」でホークさんのオーラを削りつつ風1消費で間合1に潜り込み、「円環輪廻旋」の効果と合わせてホークさんが攻撃し難い盤面を構築してターンを返します。
ここでホークさんがターンを得ますが、残るライフは1。次の開始フェイズに「森羅判証」による確実な死が待ち受けています。ドローを確認したホークさんはしばし考えますが、もはや攻撃にしか活路はありません。移動にリソースをつぎ込み、間合3で「紅刃」をゲージ消費で使用、残りライフ2のキリカさんはこれを「煽動」で躱します。
手札・集中をすべて使い切ったホークさんは最後に残された「暁」の使用を宣言。キリカさんの対応にゆだねます。対するキリカさんは手札の「大嵐」を確認すると投了を告げ、ホークさんの優勝が決まりました。
【試合を終えて】
大会終了後のインタビューで、キリカさんは最終ターンの応酬を悔やんでいました。「円環輪廻旋」が展開されていたため、間合3で使用された「紅刃」を「煽動」するのではなくオーラで受け「円環輪廻旋」で間合2に戻していれば、リソースのないホークさんに「暁」の間合である間合3に戻る余力は残されていませんでした。
決勝までの6戦を戦った疲労と、近づいた大規模大会優勝のプレッシャーから誤った選択に向かってしまったとのことでした。
一方のホークさんも、途中でいくつかプレイミスが出てしまい不利な盤面に持ち込まれてしまったこと、特に「森羅万象」を前に1ターン早く再構成してしまったことでキリカさんが「森羅万象」の【破棄時】効果で敗北する目がなくなってしまい形勢を損なったことを反省点として挙げていました。
優勝してもなお、このゲームは難しくあと一歩で負けていた試合が多かったこと、まだまだ上達の余地があると語っていたのが印象的でした。
大会全体の雑感
シーズン7はカムヰがその実力で環境を圧倒するところに始まり、禁止改定を経て「カムヰを倒す」者と「カムヰを使う」者同士の戦いへ変化してきました。結果として、大会全体を通してみてもそれぞれの戦略が拮抗し、上位4名でも選出が割れる混沌としたメタゲームとなりました。
これはカムヰが今までにないほど組み合わせられるメガミが多かったこと、それに相対する側も様々な視点からカムヰの弱点を突こうとしたことが要因であったと考えられます。最終的に今大会の環境が掘りつくしがたいほど探求しがいがあり、多様な戦略が存在できた、競技面では大成功を収めたシーズンとなりました。
カムヰのパワーレベルが想定より大きく逸脱しており、禁止改定を経てもなおカムヰは一柱のメガミが環境に及ぼすべき影響をはるかに凌駕した影響を環境に与えていました。この問題は第七拡張にて解決が計られ、新アナザーの追加と他のパワーレベルが不足しているメガミの強化と併せて、シーズン7-2がスタートいたします。
シーズン7-2でもミコトの皆様に良好な競技環境を提供すべく、競技イベントディレクターとして活動していく予定です。それではまた、次回の大規模大会にてミコトの皆様とお会いできることを楽しみにしております。
仲春の大決闘祭
優勝
ホーク
サリヤ/カナヱ/カムヰ
準優勝
キリカ
トコヨ/シンラ/Aライラ
ベスト4
akua244
シンラ/徒神ハツミ/メグミ
しゃぺろん
ユリナ/ウツロ/カムヰ
ベスト4の皆様で記念撮影。顔出しNGの方がいらっしゃるため、お顔にはぼかしを入れております。