記事目録

2020.01.27 Monday

0

    『桜降る代に決闘を』の公式サイトはこちら

     

     

    プロローグ:遥か果てでのひとつの目覚め

    エピソード1:彼女の旅路

    エピソード2:東の海を越えて

    エピソード3:西の海を越えて

    エピソード4−1:津津浦浦、滄桑之変

    エピソード4−2:不俱戴天、呉越同舟

     

     

     

     

    第0話:或る最果ての社にて

    序章:小さな地の小さな野望

    第一章:天音家の戦い

    第二章:ふたつの旅

    第三章:狭間の時代

    第四章:四人の英雄

    終章:桜降る代の幕開けへ

    エピローグ

     

    外伝1:夜天爆炎逃走劇

     

    『桜降る代の神語り』は書籍版もKADOKAWAのドラゴンノベルス様より発売中です。特典カードも付属しております。手に取っていただけると嬉しい限りです。

     

    『桜降る代の神語り』は完結しました。本作の物語に初めて触れる方は、まずはこちらをお楽しみいただくことをお勧めします。

    現在は新しい物語も始まっております。

     

     

    禁止改訂

    2018年6月禁止改訂

    2018年7月禁止改訂

    2018年8月禁止改訂

    2018年9月禁止改訂

    2018年10月禁止改訂

    2018年11月禁止改訂

    シーズン3禁止改訂

    2018年12月禁止改訂

    2019年1月禁止改訂

    2019年2月禁止改訂

    2019年3月禁止改訂

    2019年4月禁止改訂

    2019年5月禁止改訂

    2019年6月禁止改訂

    シーズン4禁止改訂

    2019年7月禁止改訂

    2019年8月禁止改定

    2019年9月禁止改定

    2019年10月禁止改定

    2019年11月禁止改定

    2019年12月禁止改定

    2020年1月禁止改定

     

    カード更新

    シーズン1→2カード更新

    シーズン2→3カード更新

    シーズン3→4カード更新

    シーズン4→5カード更新

     

    次回の禁止改訂は2月3日(月)となります。

     

     

    最新記事

    新潟の大交流祭でシーズン5の海原を制覇しよう!

     

    『始まる前の決闘録』(バランス調整チーム連載記事)

    第一回:影の翅

    第二回:調律

    第三回:Thallya's Masterpiece

    第四回:満天の花道で

    第五回:単純にすごく強いビート

    第六回:風魔天狗道

    第七回:騎兵

    第八回:Form:ASURA

    第九回:炎天・紅緋弥香

     

    過去の記事(上の記事ほど新しいです)

    今後の展望、2019冬

    『第四拡張:大洋航路』のカードリストにつきまして

    ゲームマーケット2019秋の全てをお知らせ

    新たなメガミと徴兵し連携

    バランス調整理念2.0

    新たなメガミと海原に出航

    第四拡張プレリリースで大海原に漕ぎ出そう!

    今後の展望、2019秋

    各地に来たれ、コラボイベント!

    よりよいカード更新のために(後篇)

    よりよいカード更新のために(前篇)

    デジタルゲームを含めた今後の展望

    終焉ノ宿命ニ禊ノ刻ヲ(後篇)

    終焉ノ宿命ニ禊ノ刻ヲ(中篇)

    BakaFire BoardGame Partyが豪華に帰還!

    終焉ノ宿命ニ禊ノ刻ヲ(前篇)

    新たな舞台でコラボカフェが再登場!

    札幌でシーズン4を締めくくる大交流祭が開催だ!

    招待選手大会をニコニコ生放送でお届け!

    招待選手大会のレギュレーション先行告知

    桜花仄かに輝かん(後々篇)

    桜花仄かに輝かん(後前篇)

    今後の展望、2019夏

    『神語り』書籍版1巻発売中!

    シーズン4で新たな風が吹く

    ゲームマーケット2019春をまとめてお知らせ

    新たなメガミと共鳴し鏡映

    拡張における変化をお知らせ

    新たなメガミと過酷に凍結

    桜花仄かに輝かん(前後篇)

    第参拡張プレリリースで北限を探索しよう!

    桜花仄かに輝かん(前々篇)

    ニコニコ生放送でも天音杯をお届け!

    第三回全国大会「天音杯」まであと僅か!

    KADOKAWA様より書籍版が発売決定!

    祭札二〇一九で祭をさらに楽しもう

    ゲームマーケット大阪で蔵出しだ!

    Ride on & Open the Gate!(後篇)

    Ride on & Open the Gate!(中篇)

    イベント今昔、そして第四時代へ向けて

    Ride on & Open the Gate!(前篇)

    今後の展望、2018冬

    ゲームマーケット2018秋の出展内容をすべてお届け

    デジタル版の今後と2つのテストについて

    第弐拡張プレリリースに新アナザーあり

    黒幕よ雄弁に語れ(後篇)

    黒幕よ雄弁に語れ(中篇)

    舞台は福岡、大規模イベントを楽しもう!

    黒幕よ雄弁に語れ(前篇)

    今後の展望、2018秋

    コラボカフェ期間変更のお知らせ

    シーズン2でイベントが新時代へ!

    対応不可1.1

    コラボカフェが再びやってくるぞ!

    大阪にカンバッチガチャが上陸だ!

    狂気カラクリ博覧会(後篇)

    第壱拡張プレリリースを開催します!

    舞台は大阪、大規模大会に挑戦しよう!

    狂気カラクリ博覧会(中篇)

    狂気カラクリ博覧会(前篇)

    今後の展望、2018春夏

    ニコニコ生放送でふるよにをお送り

    新幕に向けてイベントをお届け

    ゲームマーケット2018春をまとめましょう!

    『新幕』のバランス調整のための宣言

    新たなメガミと自然に適合

    もっと悪いことをしましょう

    GM2018春はエリア出展します!

    新たな幕の「はじまり」

    細音雪花がDL版で帰還

    外套の裏には歪な心(後篇)

    外套の裏には歪な心(前篇)

    大決戦のために問題解決

    大決戦の時は近い!

    公式ネットショップと再版計画

    雄大な地に鐘が鳴る(後篇)

    雄大な地に鐘が鳴る(前篇)

    今後の展望、2017冬

    コミックマーケット93と公式通販

    第参拡張の修正とお詫び

    新たなメガミと未来へ拡張

    第参拡張とゲームマーケット2017秋

    イベントは次のステージへ

    コラボカフェがやってくるぞ!

    新たなメガミと原点に回帰

    テレビに出ることになりました

    質疑応答の時間です

    決定版に向けて大調整

    これまでとこれから

    未来をつくるために(後篇)

    未来をつくるために(前篇)

    炎天は熱く熱く輝く(後篇)

    炎天は熱く熱く輝く(前篇)

    今後の展望、2017秋

    技の果てはどこまでも静か(後篇)

    技の果てはどこまでも静か(前篇)

    より楽しいイベントを目指して

    新たなメガミと怒涛の疾走

    第弐拡張やイベントの速報をお届け

    より良いゲームのための見解報告

    新たなメガミと狂気を組立

    忍の道をいざ行かん(後篇)

    忍の道をいざ行かん(前篇)

    今後の展望、2017夏

    悠久不変に舞い踊れ(後篇)

    悠久不変に舞い踊れ(前篇)

    ゲームマーケット2017春まとめ

    全国大会に向けていざ進め!

    祭札、そして様々な流れを楽しもう!

    チカゲ反省会とカード調整

    今後の展望、2017春

    新たなメガミには毒がある

    新たなメガミと世界を拡張

    第一幕の覇者たちを讃えよう!

    今後の展望、2016冬

    第二の幕開けは近い:後篇、新作発表

    第二の幕開けは近い:中篇、問題解決

    第二の幕開けは近い:前篇、問題提起

    新たなメガミをお出迎え

    今後の展望、2016秋

    楽しき代のためカード調整

    今後の展望、2016夏

     

     

    『新幕』の攻略記事

     

    『桜降る代のいろは道』(初心者向け、動画シリーズ)

    第1回:はじまりの決闘

    第2回:サンプルデッキで遊んでみよう

     

    『新幕 半歩先行く戦いを』(初級者から中級者向け:ゲーム全体解説)

    第1回:前進と後退

    第2回:全力で行こう

    第3回:組み上げよその意思を

    第4回:切札は秘めてこそ

     

    『想い一枚ここにあり』(初級者から中級者向け:カード個別解説)

    第1回:浦波嵐

    第2回:引用

    第3回:引力場

    第4回:要返し

    第5回:スカーレットイマジン

    第6回:ふりはらい/たぐりよせ

    第7回:天地反駁

    第8回:Alpha-Edge

    第9回:壬蔓

    第10回:不完全浦波嵐

    第11回:遠心撃

    第12回:気炎万丈

    第13回:影の翅

    第14回:黒き波動

    第15回:Roaring

    第16回:斬

    第17回:八葉鏡の向こう側

    第18回:衝音晶

    第19回:ふりまわし/つきさし

    第20回:満天の花道で

    第21回:鳶影

    第22回:遁術

    第23回:かじかみ

    第24回:常世ノ月

    第25回:圧気

     

    『第二幕』の攻略記事

     

    『半歩先行く戦いを』

    第1回:前進と後退

    第2回:全力で行こう

    第3回:切札は秘めてこそ

    第4回:攻めと守りに基本あれ

    第5回:決闘いろいろ小噺集

    第6回:30秒で組み上げな

     

    『双つその手に導きを』

    第1回:ザ・ビートダウン

    第2回:攻め×守り=超対応力

    第3回:遥か果てからバンババン

    第4回:いつもあなたのそばに

    第5回:集めて揃えてOTK

    第6回:千変万化に煌めいて(前篇)

    第7回:千変万化に煌めいて(後篇)

     

     

     

    シーズン1 作:hounori先生

    第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回

     

    シーズン2 作:あまからするめ先生

    第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回

    第10回 第11回 第12回 第13回

    第ex1回 第ex2回 第ex3回

     

    シーズン2は現在、不定期掲載中です。

     

     

    最新イベント

    白露の大交流祭レポート(シーズン4大規模イベント)

     

    新幕のイベント

    第三回全国大会「天音杯」レポート(シーズン3大規模イベント)

    新涼の大交流祭レポート(シーズン2大規模イベント)

    炎熱の大交流祭レポート(シーズン1大規模イベント)

     

    第二幕のイベント

    第二回全国大会「第二幕大決戦」レポート

    コラボカフェ開幕式&閉幕式

    錦秋の大交流祭レポート

    全国大会レポート(前篇)

    全国大会レポート(後篇)

     

    第一幕のイベント

    第1回 第2回 第3回 第4回 第一幕最終

    第1回大乱闘 第2回大乱闘

     

     

    新潟の大交流祭でシーズン5の海原を制覇しよう!

    2020.01.27 Monday

    0

       こんにちは、BakaFireです。ここしばらく記事を書けておらず申し訳ございません。

       

       新年を迎えてから、想像を絶する慌ただしさに忙殺されております。先週までは基本セットの再版に向けて尽力し、今は『惨劇RoopeR』シリーズの新作『脚本集供戮慮狭討鮨覆瓩討い襪箸海蹐任后さらに『第伍拡張』をはじめとした本作の今後の展開や、まだ言えない新たな計画なども進んでいます。

       

       本年前半も作品に企画にイベントと盛り上げてまいりますので、なにとぞご容赦の上、お付き合いいただけると嬉しい限りです。そしてその中でも、イベント関連において今こそお伝えしたいニュースが3つほどございます。本日はまずは1つ目をお知らせし、さらに週末に残る2つについての記事をお届けいたします。

       

       

       

       

      春風の大交流祭でシーズン5の頂点を目指そう!

       

       とにもかくにも各シーズンにおいて頂点を決める一大舞台、大交流祭を紹介しないわけにはいかないでしょう。例のごとく、今シーズンから本作を知った方のために大交流祭を丁寧に説明いたします。

       

       無理に変える理由がないため、説明ではシーズン4大規模のものを必要に応じて流用しております。細かい説明が不要な方は以下の概要のみご覧ください。

       

       もちろん受付はこちらにてすでに開始しており、ありがたいことに1月27日時点で117人もの表明を頂けております。参加を希望される場合、お早目の申請をお勧めいたしますよ!

       

      日時:2020年3月28日

      会場:朱鷺メッセ 中会議室(新潟県新潟市中央区万代島6−1)

      バージョン:新幕

      参加費:500円

      定員:大会あり128人、大会なし24人

      当日受付:有(予約を強くお勧めします)

      レギュレーション:三拾一捨、5回戦+決勝トーナメント

       

       

      シーズンと大交流祭について

       

       ここからは本作におけるシーズンと大交流祭の説明となります。本作はある製品が発売してから、次の製品が発売するまでの間を1シーズンと定めています。そしてシーズンの間で拡張によるカードの追加、既存カードの更新、禁止カードの解除が行われます。

       

       そして現在は『第四拡張』の発売から『第伍拡張』の発売までの間、シーズン5の途中にあるのです。

       

       さて、本作においてひとつの環境があるのならば、その中での頂点を決めたくなるのは当然ではないでしょうか。そのためのイベントとして私どもは各シーズンの終盤に全国大会や大交流祭を開催し、そのシーズンを締めくくっております。

       

       シーズン5で開催されるのは大交流祭です。全国大会本戦が東京を舞台にするのに対し、大交流祭は地方にて行われます。これはイベントが東京に集中しすぎるのを避け、地方を活性化する狙いがあります。これまでは『第二幕』にて名古屋、シーズン1にて大阪、シーズン2にて福岡、シーズン4にて北海道で開催されてきました。レポートもございますので、興味があればぜひご覧ください。

       

      錦秋の大交流祭レポート(第二幕大規模イベント)

      炎熱の大交流祭レポート(シーズン1大規模イベント)

      新涼の大交流祭レポート(シーズン2大規模イベント)

      白露の大交流祭レポート(シーズン4大規模イベント)

       

       シーズン5の舞台は新潟です。本作が今ほどの規模になかった『第二幕』の時代、交流祭は東京、大阪、愛知、福岡、北海道、そして新潟の6地方で開催されていました。そしてこれまでのシーズンで新潟以外の地方全てで大規模イベントが開催されたとなれば、次の舞台はここ以外はありえないでしょう。

       

       古くからの歴史があるからこそ、古くから盛り上げて頂いた地元の皆様こそがまずは主役です。新潟にお住いで本作を遊んでいる皆様、ぜひともこの機会にご参加いただければ嬉しい限りです。

       

       そしてもちろん、遠征もまた本作の魅力的な文化です。全国各地より様々なプレイヤーの集うこの機会にぜひともご一考くださいませ。普段とは異なるプレイヤーとの交流は、より楽しい体験に繋がると私は信じております。

       

       大交流祭そのものの説明はここまでとなります。ここからはイベントの詳細についてお話いたしましょう。

       

       

      大会なしでカジュアルに遊ぶのもOK!

       

       大交流祭は頂点を決めるイベントと位置付けてられているゆえに、初めてイベントに参加したいと考える方にとっては敷居が高いかもしれません。

       

       ご安心ください。本イベントでは「大会なし」も併催されており、参加したプレイヤーとカジュアルに決闘をお楽しみいただけます。交流祭ならではの特殊ルールのテーブルも用意されております。大会なしで参加される場合は入退場自由ですので、気楽にご参加いただき、空気をお楽しみいただければ幸いです。

       

       また、残念ながら2敗してしまい上位入賞の目がなくなってしまったとしても、本イベントでは大会から離脱してカジュアルな対戦へと移れます。ずっと大会で拘束されるのは精神的に厳しいと感じる方もご安心くださいませ!

       

       

      真剣勝負のレギュレーション

      三拾一捨を楽しもう!

       

       大会ではほかの大規模イベントと同様に、より実力が試されるレギュレーション「三拾一捨」が用いられます。

       

       三拾一捨では当日の受付に際して、メガミを2柱ではなく3柱を申請します。そして各試合において相手の3柱を確認し、お互い秘密裏にその中から1柱を取り除くのです。その上で同時に公開し、残った2柱で対戦します。

       

       この構造ゆえに、普段の大会では見なかったようなマッチングも頻発します。より多様な対戦に対応する実力が試される戦いになるのです。

       

       こうして聞くと厳しそうに感じるかもしれませんが、ルールが複雑ということはありません。多彩なマッチングに触れあえる、楽しさという点でも魅力的なレギュレーションですので、ぜひともこの機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。

       

       

      もちろん賞品はゴージャス!

      大海原の財宝を手にしよう。

       

       もちろん大交流祭では、普段のイベントとは比べ物にならないほど豪華な賞品を取り揃えておりますとも! ご覧くださいませ!

       

      上位賞(4勝1敗以上)

      • プロモーション集中力カード:シンラ
      • 限定アクリルフィギュア:???

       

      ベスト4

      • 上位賞の内容
      • 任意のプロモーションタロット1枚
      • 追加の賞品も計画しています。こちらは後日にお知らせします。

       

      優勝

      • 上位賞の内容
      • 全てのプロモーションタロット1枚ずつ
      • 全てのプロモーション集中力カード1枚ずつ
      • TOKIAME先生描き下ろし色紙
      • 追加の賞品も計画しています。こちらは後日にお知らせします。

       

       限定アクリルフィギュアは全国大会や大交流祭でしか手に入らない特別なものです。ちびメガミが描かれ、背面では世にも珍しいメガミの後姿を見ることもできます。毎回のイベントで異なるメガミとなりますので、そのメガミが入手できる機会は極めて限られます。

       

       プロモーション集中力:シンラは大規模大会の上位賞です。変更の予定はなく、大規模大会上位の証と考えてください。

       

       大規模大会での勝利は過去のプロモーションタロットを入手する大チャンスでもあります。ユリナ、ヒミカ、トコヨ、オボロ、ユキヒ、シンラ、サイネ、ハガネ、チカゲのいずれも可能です。特にユリナ、オボロ、シンラ、ハガネは今後はこの方法以外では入手はできません(ヒミカ、トコヨ、ユキヒ、サイネ、チカゲは復刻の可能性はありますが、いずれも大会の優勝賞品という形になります)。

       

       そして見事優勝した暁にはこれらすべてに加え、TOKIAME先生描きおろしの色紙をお贈りいたします。

       

       

       大交流祭の紹介はここまで! 開催は3月28日春風の大交流祭はあなたのご参加を、心よりお待ちしております。ぜひともこちらよりご申請くださいませ!

       

       

      打ち上げにボードゲーム会、

      イベント前後の催しも見逃すな!

       

       

       イベントで盛り上がったらそれで終わりではありません。大会終了後の夜には打ち上げを用意しております。そちらでイベントや試合の思い出を、祭を共に盛り上げた仲間たちと共に語らいましょう! 本作の大交流祭の後には参加者の半数以上が参加する恒例のイベントです。ぜひともこの機会にいかがでしょうか。

       

       受付はまさに今日、1月27日に始まったばかりです。参加を希望される場合はこちらのTwiPlaよりお申し込みください。人数の把握が必要ですので、参加をお考えの場合はなにとぞご協力いただければありがたいです。あなたのご参加、心よりお待ちしております。

       

       それだけではございません。イベントの前日と翌日には有志開催のボードゲーム会もございます。前日は練習するもよし、緊張を解くために遊ぶもよしです。もちろん、翌日はボードゲームで遊んで盛り上がりましょう!

       

       こちらも参加申請はTwiPlaにて行います。前日の受付はこちら翌日の受付はこちらとなります。こちらもあなたのご参加を心よりお待ちしておりますよ!

       

       

       本日はここまでです。冒頭の予告通り、次の更新は週末。残る2つのイベント関連のニュースをお届けいたします。ご期待くださいませ!

       

      ※ ユリナ特集は申し訳ございませんが『脚本集供戮慮狭討終わるまでお待ちください。

      『想い一枚ここにあり』第25回:圧気

      2020.01.24 Friday

      0

        《前へ》      《目録へ》

         

         こんにちは、BakaFireです。この攻略記事シリーズでは様々な大会で実績を残した名プレイヤーたちが思い入れのあるカード1枚を語ります。対象は初級者から中級者であり、カードのもう一歩先の使い方を身につけるにはうってつけと言えるでしょう。分量も少なめなので気楽に読めます。
         
         著者の決め方はこれまで同様、大規模イベントで4勝1敗を達成した方々に無作為な順で依頼を進めます。それでは、今回の著者を紹介いたしましょう!

         


         著者紹介:あうる
         第三回全国大会「天音杯」4勝1敗。新潟の実力者。プレイヤーとしての技量のみならず、総合ルールの高い理解は目を見張るほどだ。​


         

        想い一枚ここにあり
        第25回:圧気

        著:あうる

         

         

         

        こんにちは Owl8と申します。

        今回は「圧気」について書いていきます。

         

        うまく決まれば相手のオーラを3点剥がすことができる圧気ですが、何も考えずにデッキに入れたり使用できるカードではありません。


        なぜなら《付与》カードのくせに適正距離を持ち、さらにテキストの1文字目に「隙」と書かれているからです。下手に使うとただの1リソース損ですので使う相手や盤面は選ぶ必要があります。

         

         

        圧気が当たる相手とは?

         

        圧気をうまく使うために、まずは圧気を当てるには相手がどういった条件を満たしていればよいかを考えてみましょう。適正距離や隙といった要素から、


        - 移動力が低い
        - 攻撃力が低い


        といった条件が挙げられます。

         

        したがって眼前構築時にはこういった条件を満たしそうな相手に入れていくことになります。さすがにどちらも満たすような相手はまずいないためどちらかを満たしていれば入れることになると思います。

         

         

        圧気の使用タイミング

         

        圧気の効果を成功させることを狙う場合、なるべく決闘中も相手が上記の条件を満たすようなタイミングを狙って貼っていきます。


        つまり、相手が移動カードを使った直後やライフへの通りがいい攻撃(3/1や-/1のダメージの攻撃)を使った直後のターンなどです。

         

        このようなタイミングであれば、相手は圧気の間合の外に逃げるために多くのリソースを払ったり、隙で伏せ札にするために多くの攻撃を行ったりします。結果的に圧気の効果が失敗しても相手は多くのリソースを払っており、アドバンテージを取ることができます。圧気を躱すほうがオーラ3点の損失よりも大きくなれば3/-に当たってくれるでしょう。

         

        また、リソースが少ない相手に貼るのも有効です。相手のオーラと手札や集中の合計が少ない状態で圧気を貼ると、相手は攻めるにも逃げるにも中途半端になってしまい、守りを固めようにも3/-で吹き飛ばされてしまうため、ほぼ1ターンパスに近い状態で返さざるを得なくなります。

         

        攻撃を誘うために貼るといった使い方もあります。攻撃を誘うことで、相手が溜め込もうとしているリソースを無理やり吐かせたり、浦波嵐のような対応カードを使用することを狙えます。

         

        特に後者の使い方は相手からすると浦波嵐を越えてライフダメージを通さなければ圧気が当たり、その上で浦波嵐で削れたオーラを纏い直さなければならないため、後続の攻めに繋げやすいです。

         

        いずれの使い方にしても常に相手の視点に立ち、今圧気を使用したとして相手はどのくらいのリソースを支払うことになるのか ということを考えることが大切です。

         

         

        注意点

         

        もし圧気が当たったとして、その後に続く攻撃を用意できていなければ、相手からすれば3/-はあまり怖いものではありません。
        オーラを削ってから圧気を貼るために一閃のようなライフダメージの大きい攻撃を使ってしまい、せっかく圧気が当たったのに有効な攻撃が手元にないようでは本末転倒です。


        圧気に対する相手の対処も含め、後の盤面を想像しながら行動しましょう。

         

         

        終わりに

         

        圧気は簡単なカードではありませんがその分うまく使えると嬉しいものです。
        このカードの使い方の理解はこのゲームのビートダウンの理解に深く結びついています。
        この記事が少しでもその理解の助けになっていれば嬉しい限りです。

         

        《前へ》      《目録へ》

        『八葉鏡の徒桜』エピソード4−2:不俱戴天、呉越同舟

        2020.01.24 Friday

        0

          《前へ》      《目録へ》

           

          「わぁ……このお菓子すごい! きらきらしてて宝石みたいです!」

           

           供された皿の上を見て、ユリナの瞳もまた輝いていた。
           配膳する高野は最後に取り分け用のやや大きめの皿を四柱の間に置き、部屋の隅に置かれた長火鉢の様子を確かめてから、深々と頭を下げてこの客間を辞した。
           ユリナたちに対面するシンラは、菓子切で一口大に切ってから菓子を口に運ぶ。小さく顔を綻ばせる彼女の視線に促され、ユリナもまたそれに倣えば、しっとりとした生地の中に散りばめられた果物の食感と、ふわりと行き渡る甘みに隠れた芳しさが至福へと誘う。

           

          「砂糖漬けした果実を混ぜ込んで、酒と共に寝かせたケーキです。甘みと酒のおかげで保存が利くので、土産として何本かいただいたのですよ」
          「ああ、それかなあ。ほんのり樽っぽい匂いがします」
          「あちらで嗜まれている果実酒ですね。十年単位で熟成させるのだとか。とっても良い香りでしょう?」

           

           こくこく、と頷くユリナの隣で、ホノカも観念したように菓子に手を伸ばしていた。
          そこにウツロが、

           

          「何しに行ってたの」

           

           ぽつり、皿に視線を落としたまま、呟くように訊ねる。ちびちびと、菓子をさらに細切れにして口にする様は小動物のようだ。

           

          「サリヤの国」
          「美食を求めに行っていたわけではありませんよ?」

           

           シンラはそれに菓子切を置き、間をとるように茶を啜った。

           

          「ファラ・ファルードの文化を見聞する、という意味では間違ってはいないのかもしれませんが、それは今、ユキヒが堪能しているところでしょう。私の興味は、彼の地の政や神についてなのですから」
          「あれ、向こうにはメガミは居ないって」
          「伝承すら見当たらないのですから、確かに不在と言ってよさそうです」

           

           ただ、とシンラは継いだ。

           何かを見定めるように僅かに眇めた目が、等しくユリナたちを捉えていた。

           

          「神座桜の実在はこの目で確認しています。とても小ぶりで、結晶がほとんど咲いていませんでしたが」

           

           対し、ユリナの胸に去来するのは、やはり、という想いだった。サリヤから度々聞いていたことではあったが、シンラの追認があったところで、桜のない地のことなんてユリナには想像しきれないことには変わらなかった。
           両脇を見やれば、ウツロはいつも通りの無表情だし、ホノカは依然口をすぼめて不機嫌さを露わにしたままだった。桜降る代ですらまだ知らないことがあるのに、海の外を気にかけているだけの余裕はユリナたちにはないのだった。

           

          「そうですかー」
          「……だったのですが」

           

           シンラは短くため息をつくと、わざとらしく肩をすくめて前言を翻し始める。

           

          「なんとも奇妙なことに、今まで枯れ木のようであったあちらの桜が、この地のものかと見紛うほどに急成長したのですよ」
          「えっ!?」
          「あちらでは桜花結晶は貴重な資源ですから、これを巡って一波乱ありまして……。サリヤたちの立場も危うくなったところを、ユキヒと共に収めてきたわけです。それが落ち着いたので、こうして帰ってきたという次第なのですよ」

           

           目の届かないところで起きた知人の危機に、不安と安堵が交互にユリナに湧き上がる。
           一方で、ホノカは声に棘を含ませながら、

           

          「それを話しに、わざわざ来たんですか?」

           

           顔の高さまで持ち上げた皿の上で、菓子に含まれている果実を調べながら、じろり、とシンラを睨めつけた。
           普段ならばシンラが当てこすり、もう一言二言皮肉の応酬があるところだが、続いた言葉は意外にも不興を無視するものだった。

           

          「それもありますが、正確には情報交換をしに参りました」
          「……?」

           

           ホノカもそれには不機嫌さを少しばかり潜め、目で先を促した。

           

          「稲鳴のことですよ。不在の間に起きたあの事件について、耳にしたときは私も驚きを禁じえませんでした。無関心ではいられない一大事なのは間違いない、けれど情報が不足している……だからこそ、あなた方を頼ったわけです」

           

           その言い分に、ユリナは確認を挟む。

           

          「碩星楼でも、詳細は分かっていないんですか?」
          「明らかにしたいのは起きた事象ではなく、その理由です。あれを詳らかにするだけの知識の蓄えが、残念ながら我々にはありません。ですから、より大きく、そして旧き組織たる桜花拝宮司連合ならば、この場の誰もが知らない情報を有しているのではないかと」

           

           シンラはさらに続けて、

           

          「最も有力なのは彼らの蔵書です。永きヲウカの時代から続く宮司連合だからこそ、抱え込んでいる文献もあるでしょう。無論それは都合のいいように編纂されてこそいるでしょうが、知性を働かせて読めば、嘘の裏に真実が透けて見えることもあるものです」
          「なるほど……」

           

           告げられた理由に、ユリナは思わず眉尻を下げた。思うところはホノカも同じようで、おずおずと窺うようにユリナのことを見ていた。
           不穏な態度にシンラが問いを作る。

           

          「何か支障でも?」
          「いえ、それが……書庫は蟹河にあって、それはまだいいんですけど……」
          「管理してるのが、その、正村さんなので……」

           

           ホノカが気後れしながら口に出したその名前に、欠けた言葉を察したらしいシンラは、呆れと同情をないまぜにしたように苦笑いした。

           

          「あの糞婆は、いなくなっても厄介ですね」
          「正村、怖い。苦手……」

           

           縮こまるウツロに、ユリナもシンラに倣って苦笑いするしかなかった。
           シンラは両手に収めた湯呑に視線を落とし、ぽつぽつと意を口にしていく。

           

          「組織を持つ者として、桜花拝宮司連合がその巨体と歴史を持つに至った点は、称賛すべきところでは正しく評価しているつもりです。しかし、その陰に覆われてしまえば、やはり恐ろしい組織だと再認識せざるを得ません」
          「いい人も多いんですけどね……」

           

           ユリナは曖昧に返すだけに留めた。
           生まれた会話の間隙に、茶を啜る音が広い客間に染み渡る。持ち上げたケーキから支えを失った胡桃がこぼれ落ち、皿で鈍く跳ねた。爆ぜる炭に、温もりが届き始めていることに思い至る。
           その妙な間を破ったのはウツロだった。

           

          「書庫、行くの?」

           

           その問いは、シンラにもユリナにも向けられていた。ユリナはそれに、自らもシンラに伺いを立てるよう、目を向ける。
           居住まいを正した彼女は、菓子の追加を一切れ、自分の皿によそうことで答えを示した。

           

          「ご紹介いただけるとありがたいですが、まずはお互い話を続けましょう。歴史の断片を探すのは、それからでも遅くはありませんから」

           

           障子越しに差し込めた日差しが、メガミの茶会に昼を告げていた。

           

           

           


           それから半刻ほどもすれば、交わすべき情報も異国の菓子も底を尽き始めていた。ファラ・ファルードの事件に関してはともかく、稲鳴の事件に関しては互いに一歩踏み込んだ情報が足りていない状態だと再認識するしかなかった。
           シンラは、もう色の薄くなった茶で喉を労ると、

           

          「こんなところでしょうか。そちら側で何か他に気になることは?」

           

           形式的な質問で、会の終了を提言する。
           それにホノカは、急須の中身を確かめながら応じる。もちろん上機嫌とまではいかないが、シンラが現れたときよりも随分と険は取れていた。

           

          「いえ……サリヤさんたちが本当に無事なのか、心配なくらい……」
          「正直に褒め称えてくれてもよいのですよ?」
          「ううっ、協力してくれたことには感謝してますよっ!」

           

           ぷっくり膨らませた頬で睨む瞳はやや力ない。
           微笑み一つで受け流したシンラは、忘れないように、と自らの主題への結論を再確認する。

           

          「では、蟹河の書庫へはご紹介いただけるということでよろしいでしょうか。都合がよければこのまま向かおうと思っていましたが」
          「…………」

           

           けれど、訊ねた先のユリナはぼうっと何やら考えていたらしく、ウツロとホノカの視線を集めたところで、はっと我に返った。話の途中からユリナは言葉少なであったが、異邦の複雑な政争に頭の容量が限界を迎えているわけではないようだった。

           

          「あっ、ご、ごめんなさい、大丈夫ですよ。すぐ準備しますね」
          「では、案内よろしくお願いします」

           

           立ち上がるシンラに併せて、何重にも広がった衣が衣擦れを奏でる。ユリナたちも腰を上げれば、後には空になった皿と湯呑が取り残される。
           装いを整える中、シンラはユリナから疑問を投げかけられた。

           

           

          「これから、どうするつもりなんですか?」

           

           迷いを孕んだそれに、シンラは逆に問いかける。

           

          「むしろあなたこそ、どうするつもりなのですか?」
          「わたし、は……」

           

           普段の明快さが雲に隠れたように答えに詰まる。
           逡巡の後に返答したユリナは、まるで彼女自身が発した問いの意味を白状するようだった。

           

          「その……よく分からなくて。色々なことが起こりすぎて、メガミの皆さんもあんまり動いてないみたいだし、どうしようかな、って……」

           

           畳に視線を落とす。苦悩しているというより、掴みどころがない岐路に立たされて、単に困惑しているといった様子だった。
          シンラから、短い嘆息が漏れる。

           

          「あなたも、メガミが板についてきたようですね。悪い意味で」
          「え……っと、それは……」

           

           思っても見なかった反応に動揺するユリナ。ホノカとウツロの眉が、僅かに顰められた。
           ただ、シンラはやんわりと手で制止を示すと、真意を明らかにする。

           

          「そこまで重く捉えるほど非難するつもりはありません。ですが、そこで私や他のメガミが第一に出てくるのがその証拠ではないでしょうか」
          「…………」
          「それを踏まえた上で質問に答えるのであれば、私は私らしくするだけです。あなたもあなたらしくしては?」

           

           どうぞ、とばかりに手を差し向ける。それ以上、シンラは言葉を尽くすことはなかった。
           移ってきた回答の順番に、ユリナは袖を弄びながら考えているようだった。ゆらゆらと微かに揺れる長い袂が、その心情を映している。
           ややあって、ユリナから迷いが消えることはなかった。しかし、シンラに返された問いの答えを、恐る恐る言葉にしていく。

           

          「わたしは……色んなところに行って、色んな人の話を聞きたい。大丈夫そうなら、千洲波の人たちからも。みんなを、知りたい。それから、自分にできることを……見つけて、やりたい……です」
          「そうですか」

           

           具体的な未来の見えていない、ふわふわとした回答。けれど同時に、霧の立ち込めた岸壁の頂上を見据えながら、その手は確かに岩肌を掴んだようでもあった。
           だからこそ、シンラは己の胸に手を当てて、さらなる回答を告げた。

           

          「なら、少し気が変わりました。私もそれに協力すべく、同行するとしましょう」
          「……!?」

           

           ユリナたち三柱の顔に、驚愕が浮かぶ。ウツロでさえ、見て分かるほどに目を見開いていた。
           さらにウツロは、己をユリナの盾にするように一歩前に出た。警戒心を滲ませてシンラを見上げているが、一方で動いてしまった身体にここからどうするべきか決めあぐねているようでもある。

           

          「……誘導、してない?」

           

           やがてウツロが静かに提示したのは疑念だった。ユリナはそれに困惑した様子で待ったをかけようとしたようだが、ホノカに袖を小さく掴まれて、その手を宙で止めていた。
           あまり表立って動かないシンラが自ら出向くと聞けば、彼女を知る者なら警戒するのは無理もない話である。特にユリナたちは過去、シンラ自身の行動によって大局をひっくり返されそうにすらなったのだから。

           

           疑いの目を向けられたシンラだが、それに呆れたようにため息をついた。

           

          「信頼関係が崩れても困るのできちんとお答えしておきますが、してますよ、誘導。私にとっても都合がいいので」
          「なら――」
          「ですが」

           

           ホノカが食って掛かる前に言葉を継ぐ。けれど、彼女が浮かべていた表情は、企みを指摘された不機嫌さでも、利用しようとしていた相手に対する不敵さでもない。
           そのどこか悪戯めいた微笑みのまま、シンラは告げた。

           

          「このほうが、ユリナらしいと思いますけどね」

           

           反論が、三柱から出ることはなかった。
           ひりつきそうになっていた空気が、徐々に和らいでいく。正論を盾にうやむやにされたのだと、ホノカはあからさまに物言いたげな目をしていたが、ウツロはもう半ば諦めたように肩の力を抜いていた。
           そして困ったようにはにかんでいた当のユリナを、シンラは急かすように部屋の外へと促し始める。

           

          「さあさあ、早く書庫へ参りますよ。動くと決めたのなら、迅速に事を済ませましょう」
          「わ、分かりましたって。玄関で待っててください」
          「もーっ、調子がいいんですからっ!」

           

           このまま受け入れてよいものか、ユリナたちに残った警戒心が足を僅かに鈍らせているようだったが、意思を翻すこともなく廊下へと消えていく。入り込んできた空気が、衣から飛び出たつま先を冷やしていった。

           

           やがて姦しい気配も感じなくなり、シンラは客間にぽつんと取り残される。
           彼女は一息ついてから、漫然と上を見上げた。そこには天音神社の天井板が、社にしてはまだまだ若い肌を晒しているだけだった。

           

           だから、ぽつぽつと零した言葉がどれだけ長く、はっきりしようとも、それは独り言に違いなかった。

           

           

          「この多発的な出来事が、偶然とはどうにも思えません。何か……そう、大きな一本の線に連なっているような予感がします」

           

           曖昧な焦点は、何も見てはいない。
           見ているのだという態度だけを示せばいいとでも言うように。

           

          「それを見定められるのは、もしかしたら私たちではないのかもしれません」

           

           故にそれは、独り言でありながら、確かに誰かへと向けられていた。
           彼女には誰かも分からない、誰か。
           これを伝える者が相応しいと思うだけの誰か。

           

          「もし、この独白が語り伝えられているのならば、心しなさい。これは私たちの物語ではありません」

           

           そんな奇妙でしかない前提を疑うことなく、シンラは言葉を紡ぐ。
           ユリナにそうしたように、誰かに手を差し出して。

           

          「私たちと、あなたの物語です」

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           


           ……………………。

           

           ……ああ、すまない。
           少し、呆然としていたよ。少しばかり彼女を見くびって……いや違うか。彼女は昔から、君たちのことをよく見ていたのかもしれないね。

           

           ……カナヱから語ることは、あまりないかな。
           うん、ユリナは己の道を改めて踏み固めた。そして信頼する友と、道を認め合う宿敵と共に動乱へと足を踏み入れた。彼女の居場所はまだ、事態の外側。この一歩は事態を動かす、欠かせない一歩なのかもしれないね。

           

           舞台を、移そうか。
           彼女たちの道中にも興味は尽きないが、凪の時間は終わったみたいだ。事態は、動き続けている。
           ……カナヱはここではただの舞台回し。ならばせめて、その役割を全うさせてもらうよ。

           

           

           

           

           

           

           


           肌を凍りつかせるような寒さが、吹き上げてくる風に乗って運ばれてくる。荒涼とした山道は鈍色の雲に覆われており、空が今にも泣き出しそうだった。
           けれど、ろくに人の手の入っていない道を往く二つの影は、荒天の予兆になど目もくれていなかった。それは決して無謀などではなく、障害とすら認識していないように、淡々と一定の速さで歩み続けていた。

           

          「や、やっぱり信じられません……大丈夫、なんですか?」

           

           うつむきがちに心配を吐露する、襤褸の外套を纏った少女。その瞳はきょろきょろと忙しなく動かされ、生命の息吹をとんと感じないここでさえ、何かを警戒しているようだ。ただ逆に、濃い目元のくまや澱んだ気配は、どこか近寄りがたい不吉さを醸し出している。
           メガミ・チカゲ。毒を始めとした薬学を象徴する彼女の言葉に、並んで歩くもう一つの小さな影が答えた。

           

          「そう案ずるな。むしろ、杞憂だったと確かめるつもりでいればいい」

           

           首元に巻いた襟巻きと、二箇所で留められた髪をなびかせる白衣姿の少女。腰には一抱えも二抱えもある巨大な巻物を括り付けているが、不安定な道であろうと歩みが揺らぐことはない。眼鏡の向こうの瞳は、横目ながらチカゲの弱った顔を捉えていた。
           メガミ・オボロ。生物学を象徴する存在にして、忍の起源。人間時代より忍であったチカゲの師でもある。
           彼女はチカゲの不安を払うべく、努めて気軽に訊ねた。

           

          「それに、あやつはお主の盟友だろう?」
          「そ、そんな高尚なものじゃあ……友人、くらいで」
          「十分だろう。友に関する胡乱な噂を払拭しにいく、そんな心づもりでいればよかろう」
          「それは、そうですけど……」

           

           それができたら苦労はしない、とチカゲの顔に書いてあるようだった。
           やがて二柱は、いっそう強まる風に顔を顰めた。山頂に程近く、山の反対側へと降りていく道が、麓に漂う霧に呑まれていた。
           開けた視界に映る山々は、その大半が幽邃渓谷に名を連ねるもの。桜降る代北部を東西に分かつ山系が、振り返った先にひしめき合っていた。そこに人の営みは数少なく、だからこそ彼女たちは人気のないこの山道を往く。

           

           そして、二柱が向かう先。
           北限へと迫るにつれてより濃く雪化粧をする山並みが、視界の奥で待っていた。

           

          「吹雪かなければ有り難いが」

           

           オボロの懸念に応えるように、冷たい山風が二柱の間を吹き抜け、白衣をはためかせる。
           山の狭間から抜けた夕陽が、ふと、その懐を鈍く輝かせた。
           今にも鼓動しそうな、紅の結晶を。

           

           

           

           

          《前へ》      《目録へ》

          始まる前の決闘録 第九回:炎天・紅緋弥香

          2020.01.22 Wednesday

          0

            《前へ》      《目録へ》

             

             

            1.ヒミカアナザーのオリジン


             皆さんこんにちは、ローヴェレです。寒い日が続いておりますがお元気にされていますでしょうか。


             私も週末の関東の交流祭に参加してきたのですが、やはり多くの方がライラアナザーを使われており、他にも私はユリナアナザー、サリヤアナザーとマッチしてきました。それぞれオリジンとは全く違う戦略を展開してくるため、別のメガミが増えたようにも思えます。


             アナザーも定着して久しく、メガミ18柱に加え13のアナザーが加えられるに至っています。今思うと、アナザーもなく第三拡張までの13柱でやっていた二幕は組み合わせが少なかったんだなぁとしみじみします。


             さて、そんなアナザー版なわけですが、私たちディベロップ・チームは第壱拡張で発表するアナザーのカードリストをシーズン0、新幕の基本・達人セットの調整途中にデザイン・チームより受け取りました。


             アナザーという今までにない試みのリストを見た中で、特に鮮烈な印象を受けたのが今回ご紹介する「炎天・紅緋弥香」でした。


             新幕の交流祭では「物語テーブル」や「大乱闘」を毎月用意し、楽しんでいただいていますが、二幕では「メガミへの挑戦」という特殊フォーマットが時折登場していました。これはメガミに非常に強力な「原初札」というカードを切札・通常札に1枚ずつ追加し、合計13枚から眼前構築をする「メガミ」に対し、通常の双掌繚乱で戦うミコトが挑むという遊び方でした。

             

             そして2017年2月の交流祭で登場した「ヒミカに挑戦!」を覚えておられる読者の方もいらっしゃるでしょう。

             

            編注:2019年9月に行われたシーズン4の大規模イベント「白露の大交流祭」でも「コルヌに挑戦」が行われ、久方ぶりのメガミに挑戦に盛り上がりました。今後もこの形式の物語テーブルは行う予定ですので、ご期待くださいませ。


             


             二幕のライフは8です。そして「超克」ルールは存在しない(全カードが超克を持っている状態)ため、間合1以下に入ることは即死を意味していました。銃の間合から逃げすぎると即死が待っており、間合2でもオーラを5にしなければならない圧力は半端なものではなく、関東の交流祭では彼女に挑んだミコトが龍ノ宮の屋敷よろしく全員丸焼きになりました。(※)

             

            ※編注:通常札の原初札が、「機構条件が無く1ドローが付いた『あくせらー』」(クイックドロー)というとんでもない代物であったことが大きな原因であり、『祭札』として発売されたバージョンではそちらが調整され、攻略可能なバランスに落ち着いています。

             

            2.炎天回帰を目指せ


             二幕のプレイヤーでもあった当時のディベロップ・チームの面々にとって、「炎天回帰・紅緋弥香」はヒミカの象徴的なカードとして深く胸に刻まれており、なんとしてもこれを世のプレイヤーに届けるべく調整しようと意気込んでいました。


             とりあえず、テストプレイでは以下の状態から試され始めています。

             


             実際に印刷されたカードはフレアが7になっていることから分かるように、少しコストが軽すぎる可能性がありますね。序盤に相手を大きく削れる相方がいれば強力すぎるかもしれません。つまり、あとはカードパワーを多少調整すればそこまで大きな問題にはならなそうに見えます。


             というわけでパワーバランスを調整するべく(?)、ディベロップ・チームは「炎天・紅緋弥香」を携えテストプレイへと向かいました。

             

            3. かくして惨劇はループする

             


            攻撃    シュート
            攻撃    マグナムカノン
            攻撃/全力 フルバースト
            行動    バックドラフト
            攻撃    飛苦無
            付与    抜き足
            付与    泥濘

            攻撃    レッドバレット
            攻撃/全力 炎天・紅緋弥香
            攻撃    流転の霞毒


             

             動きは単純明快、1巡目に遠距離攻撃を加えて2ライフを奪い、あとは「抜き足」「泥濘」で間合0に相手を縛り付けて「炎天・紅緋弥香」でライフ7点を奪うだけ。簡単ですね。


             しかしオーラ5にすれば「炎天・紅緋弥香」がライフに通らない……と思いきや、威力は7/7・対応不可でした。


             ここで本記事の本当の意図を話しましょう。実はこのテストプレイをした時点では「超克」というルールそのものが存在しませんでした。つまり、どの攻撃もオーラへのダメージが6以上になり、実質的には「超克」を持っているようなものでした。こういうことです。

             

             

             当然この「炎天・紅緋弥香」はぶっ壊れカードであり、同時に同様の問題を起こしていた「遠心撃」「残滓の絆毒」(初期はX/Xでした)らにまとめて対処するため「超克」のルールが発明されることとなりました。


             二幕で一瞬ながら強烈な存在感を放った原初ヒミカは、シーズン0にはルールを作るという形でその遺産となったのです。

             

            4.おわりに


             今回ご紹介したデッキはいかがでしたでしょうか。二幕の最初期にふるよにと出合った私にとって様々なカードが「象徴的な」存在として胸に残っています。読者の皆様には私より早く始められた方から最近始めた方まで様々いらっしゃると思いますが、皆様それぞれにとって印象深く、ミコトとしてのあなたを象徴する一枚が見つかることを願っています。

             

             始まる前の決闘録・第九回はここまで、また次回、第十回を記念した特別企画「被害者の会の声」をお送りするまでお別れとさせていただきます。

             

            《前へ》      《目録へ》